最新!! シリア軍事介入、するか、しないか?(議長シリーズ) 2013年09月01日23:23
 
側近「いよいよ大詰めになってきましたね、議長」
 
議長「そうさな。オレの言った通りだろ?」
 
側近「……なんでしたっけ?」
 
議長「エジプト動乱の間に、シリアで大きな動きがあるって言っただろ?」
 
側近「そういえば、そんなこと言ってましたねえ」
 
議長「大当たりじゃねえかよ」(えっへん)
 
側近「ともかく……いきなり軍事介入ですが、どうすか。ズバリ、するかしないか」
 
議長「ズバリ、するな」
 
側近「ほほお。その根拠は?」
 
議長「おそらくエジプト動乱の間にシリアとアメリカの間で水面下で交渉が成立したな」
 
側近「ほほお。というと?」
 
議長「まず化学兵器の話が降ってわいたように出てきたよな?」
 
側近「そうですね」
 
議長「それからトントン拍子に軍事介入だよな?」
 
側近「そうですね」
 
議長「つまりこうだ。
 
 
化学兵器で民間人が殺されたと大々的に報道→世論を取り付ける→軍事行動でホッタラカシ感を解消
 
 
こういうシナリオがエジプト内乱の間に決まったんだろ」
 
側近「しかし欧米はアサド続行容認だったんじゃないんですか?」
 
議長「そう。そこでアサドと手打ちがあったんだよ」
 
側近「といいますと?」
 
議長「欧米っつーか、イスラエルにしてみれば、アサドの兵器がアルカイダとかヒズボラに渡るのが怖いわけよ。それを食い止めてるのがアサドだ」
 
側近「そうですよね?」
 
議長「だからアサドがどんなに独裁者で秘密警察で市民を弾圧していても黙認してきたわけだ」
 
側近「そうですよね?」
 
議長「しかしこのままシリアの内戦を黙認するのは、国民世論的によろしくなくなってきた」
 
側近「ふむ」
 
議長「しかしホントにアサド政権が倒れると、リビアとかチュニジアとかエジプトみたいに、大混乱になるのは間違いない」
 
側近「そうですよね」
 
議長「だから今回の軍事行動はポーズだ」
 
側近「あれ? えーと……軍事介入はするんですよね?」
 
議長「する。するけどアサド政権は倒さない」
 
側近「てことはどういうことですか?」
 
議長「アメリカとしては世論に配慮するのが目的なんだよ。基本的にアサド続行が望ましいのは変わりない。アメリカとイスラエルにとっては、シリアがイラクみたいにメチャクチャになって兵器がテロリストに渡るのが最悪のシナリオなわけだ。それを避けるにはアサド続行しかない」
 
側近「じゃあ今までと路線は変わってないと?」
 
議長「そう。アサドが倒れたらイラクやアフガンみたいになるのは間違いない。それは誰も望んでないわけだ。アルカイダ以外は」
 
側近「しかし限定的に空爆して、反政府軍を支援するのが目的なんでしょ?」
 
議長「反政府軍ていうかアサド以外の部族ってことだが、こいつらはイマイチ信用できない。テロリストと馴染みの可能性が高いからだ」
 
側近「なるほど。やっぱりアサド政権続行が都合がいいんですね」
 
議長「だから今回の軍事行動もポーズだ。欧米はアサドを見放すつもりはない……ってのがオレの見立てだな」
 
側近「じゃあこの先シリアはどうなるんでしょうね?」
 
議長「そうさなあ。もしもアサドを切るとしたら、生命財産保証の上でフランスあたりに亡命させるの条件に、すべての軍事施設を米軍が接収……あたりが妥当だろうな」
 
側近「兵器は絶対にテロリストには渡さないと」
 
議長「そういうことだ。中東情勢は常にイスラエルの安全保障を中心に考えると、すごくよく理解できるんだよな」
 
側近「なんでですかね?」
 
議長「イスラエル=アメリカだからだよ。おっと。あんまりしゃべるとモサドに消されちまうwww」
 
 
 
■米大統領、シリア攻撃決断…「議会承認求める」
(読売新聞 - 09月01日 03:54)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
微妙な記事の書き方 2013年08月27日11:28
 
このニュース、おそらくスポンサーなんだろう、書き方に非常に工夫がこらされていることがわかるので、以下見てみよう。
 
 
 
 
 三菱東京UFJ銀行は26日、現金自動預払機(ATM)の手数料を12月20日から変更すると発表した。現在は無料になっている提携先のコンビニATMの平日昼間の利用は、1回当たり105円に有料化する。一方、自行ATMでは平日だけでなく休日も午前8時45分から午後9時まで無料にする。
 
 
ここまでは一般的な速報内容である。
 
 
 
 コンビニATMは、三菱東京UFJ銀がセブン銀行などに手数料を支払っているが、利用者の増加で負担が重くなっている。平日の時間外と土日祝日の手数料も210円に倍増し、他のメガバンクと同水準に戻す。
 
 
今まで過剰なサービスで不利益を被っていたこと、それを他行と同じレベルに戻すという書き方をして、事実上の「サービスの後退」「改悪」であることを隠蔽している。
 
 
 
 3メガバンクは平日の午前8時45分から午後6時まで、自行ATMの手数料を無料にしている。三菱東京UFJ銀は12月20日から、自行ATMの手数料無料の時間をメガバンクで最長とする。
 
 
サービスは後退しても、他行よりもマシであることを協調している。
 
 
 
 また、10月までにATMを30カ所新設するほか、10月21日からATMの営業時間を午前7時から午前0時にまで延長し、顧客の利便性向上を図る。 
 
 
ダメ押しで、コンビニATM有料化のニュースとは直接関係ないサービスについて触れて、「顧客の利便性」に配慮していることを強調している。
 
 
 
 
記事の書き方によって印象がずいぶん変わることがわかる。
 
ホントはこっそり値上げしたいところだが、周知しないといけないので、こういう記事になったんだろうな。
 
 
 
そういえばオレのメインバンクのりそな銀行も、奥多摩駅前からATMを撤収したんだが、すごく不便になるので電話したが、利用者が少ないという理由で結局、消滅してしまった。
 
個人預金者は立場が弱いよね。。。
 
 
 
 
■コンビニATMを有料化=12月20日から―三菱東京UFJ銀
(時事通信社 - 08月26日 20:01)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
WWZ(ゾンビマニア向け) 2013年08月23日17:01
 
昨年から心待ちにしていた映画WWZ(ワールドウォーZ)をついに観に行った。
 
とっぱじめからザック版「ドーン・オブ・ザ・デッド」のオマージュで、マニアとしては思わずニヤリとする。
 
フィラデルフィアの大混乱シーンが圧巻。エキストラ何百人使ったんだろうって感じ。
 
 
そして、おそらくCMでもっとも耳目を引いた「壁に這い上がるゾンビ」は、イスラエルのパレスチナ分離壁の風刺のようだ。
 
あそこはオレも行ったことがあるが、壁の内側の「聖域」と外のパレスチナの混沌の格差が印象的たっだ。
 
この映画では外はゾンビ(死)、中は人間(生)というわけだ。
 
 
 
それとブラッドピットのダイハードぶりがすごい。
 
普通なら10回くらい死んでるな(笑)
 
 
 
なぜかベラルーシ航空が協賛してるのも気になったところ。
 
 
 
最後にもうひとつ気になったのは残酷シーンがことごとくカットされてることだ。
 
ゾンビ映画につきもののスプラッターシーンがほとんどまったくない。
 
日本版でカットされたのか、それともそもそも制作時に撮らなかったのかわかんないけど、不自然なほど避けてる気がした。
 
まあオレはそっちはさほど興味がないからいいんだけど。
 
 
 
さてそれで、点数をつけるとしたら……。
 
 
 
80点。
 
 
 
「28日後」のスマートなエンディングに比べると、ちょっと味気ないかんじだし、「ドーン〜」の絶望的なエンディングに比べてもインパクトが弱い。
 
評価の高い点としてはやはり圧巻のCGと怒濤の緊迫感。
 
 
DVD出たら即買いして、じっくり鑑賞したいところだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エジプト内乱の裏側 2013年08月22日00:26
 
側近「なんか流血の事態になってしまいましたが議長。たいへんですね。エジプト」
 
議長「そうさなあ。オレもここまでこじれるとは思ってなかったな。何しろ軍がここまで強行に出ると思わなかったからな」
 
側近「なんで?」
 
議長「だってオマエ、あんまりやり過ぎると欧米が世論を押さえられなくなるからだよ」
 
側近「世論ってエジプトのですか?」
 
議長「違うよ。欧米のだよ。ただでさえクーデター起こした悪者なのにだよ、市民を弾圧すれば、さらに悪者になっちまうだろ?」
 
側近「そうですね」
 
議長「アメリカはこの後に及んでもクーデターとは認めてないんだからよ」
 
側近「そうらしいですね。なんでですかね?」
 
議長「エジプト軍を悪者って認めちまったら軍事援助できなくなるから」
 
側近「いいじゃないですか。経費削減ですよ」
 
議長「違うな。アメリカが援助しなくなったら中国が援助するな」
 
側近「あ、なるほどね。中国の発言力が増すわけだ」
 
議長「そう。だからアメリカは軍事援助を続けると。そのためには軍があんまり悪者になっちゃうと困るわけだよ」
 
側近「でもやっちゃったわけですね。暴走したんですかね?」
 
議長「うーん。わかんねえけど、たぶん裏があるな」
 
側近「へえ。裏ですか?」
 
議長「そう。ちょうどこの間から中東和平交渉が再開した」
 
側近「ああ。イスラエルとパレスチナの」
 
議長「そうそう。アレとの関連が濃厚だな」
 
側近「といいますと?」
 
議長「ガザ地区ってのがあるだろ? エジプトと隣接してるんだ。モルシになってガザ封鎖が緩んでた。しかしクーデターで軍政になったら封鎖が厳しくなった。ガザの住民の生活が絞られてるわけだ。となるとどうなる?」
 
側近「市民がハマス政権に不満を持つ」
 
議長「そう。イスラエルにとってはその方が都合がいい。パレスチナとの交渉が有利になるわけだ」
 
側近「なるほどねえ」
 
議長「それともうひとつ。最近シリア情勢がまったく報道されてない」
 
側近「そういえば、すっかり忘れてましたね」
 
議長「今日になって政府軍が毒ガス使ったとか使わないとか報道されてたよな。それまではまったく梨の礫だった。その間になにか裏で取引があったのかもしれない」
 
側近「ほおお。たとえば?」
 
議長「そうさな。あんまりマスコミに報道されたくないようなことだろうからな。おおかたアサド政権続行で、各地の部族長にカネでも握らせたとか」
 
側近「やっぱアサドで行くんですか?」
 
議長「それはもう既定路線だろ」
 
側近「でもシーア派だから、スンニ派の湾岸産油国には好ましくないのでは?」
 
議長「そうだろうな。イランとつながってるからな。しかしイスラエルとしては、アサドが潰れてイラクみたいにメチャクチャになるのは避けたいだろうからな。やっぱ現状維持で行くよ」
 
側近「なるほどねえ。ってことは今回のエジプト内乱は、ある意味目くらまし?」
 
議長「もしかしたら今後パレスチナとシリア情勢が大きく動くかもしれねえな」
 
側近「イスラエルといえば、この間ひどいこと言ったヤツがいましたね」
 
議長「ああ。ナチスと同盟してた日本が気に入らないんだろうな。ああいうのは断固抗議すればいいんだよ。ユダヤ団体を見習ってwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
韓国の議員が靖国神社手前で抗議  2013年08月16日00:27
 
韓国の議員が靖国神社手前で抗議
 
 
来日した韓国最大野党・民主党の李相●(●は王へんに民、イサンミン)、文炳浩(ムンビョンホ)両国会議員らは15日午前、靖国神社から約500メートル離れた路上で「安倍政権の軍国主義は止めなければならない」などと記者団に訴えた。当初、靖国神社を訪れるとしていたが、日韓両政府が自制を働きかけ、大きな混乱はなかった。
 
 両議員は30人ほどの日韓報道陣を前に「安倍政権の軍国主義に反対。アジア太平洋戦争の遺族も被害者です」などと書かれた横断幕を掲げた。「日本の右傾化に憂慮している」「良好な韓日関係をだめにする安倍政権は、日本国民にも被害を与える」と訴えた。
 
 警察は15日早朝から議員らに対して神社に向かわないよう説得した。神社前では、右翼団体や右派系市民団体のメンバーらが日韓の報道陣に「朝鮮のマスコミは帰れ」「歴史を捏造(ねつぞう)するな」などと罵声を浴びせた。警備の警察官ともみ合いになる一幕もあった。(朝日新聞)
 
 
 
最終的に彼らはパトカーに乗ってお帰りになられたそうだ。
 
 
しかしさ。これなんなんだろうね。
 
 
この議員さんたちって、要するに韓国世論への人気取りなわけでしょ?
 
右翼がいて危ないこともわかってるわけだよね?
 
そして警察に制止されてもみ合いになるのも予定通りなんだよね?
 
さらに最後にパトカーで安全に帰ってくるのも予定通り。
 
 
つまり最初から最後まで予定調和の政治ショーなわけだよね?
 
 
言ってみれば自分たちの反日アピールに日本の官憲をつきあわせるってことじゃないのかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
天国と地獄 2013年08月12日20:59
 
黒澤映画の古典名作。
 
最近、古典名画を見ると、最近の映画がオマージュと知って感心することが多いんだが、この映画もそうだった。
 
「踊る大捜査線」の劇場版で、煙突から赤い煙が立ち上る印象的なシーンがあったんだが、この映画が元ネタだった。
 
しかも犯人はサングラスをかけた痩せた男だったが(確か)、それもこの映画のオマージュだった。
 
 
それよりも面白かったのは、横浜の黄金町が出てくるところだ。
 
言わずと知れた三大ドヤ街のひとつだが、この映画(一九六三年)では麻薬中毒患者がたむろするアヘン窟みたいに描かれている。
 
隣の伊勢崎町は米兵と商売女があつまる飲み屋街。看板にはハングルが並ぶ。
 
へええ。
 
朝鮮戦争の関係で韓国兵もけっこう来てたのかなとか。
 
 
他にウイスキーのメニューに、
 
 
NIKKA    50円
SUNTORY 100円
 
 
とあった。サントリーの方が倍の値段だったんだが、そういう位置づけだったのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アフリカとの連携 2013年08月09日10:30
 
今日の朝日の「私の視点」に書かれていたアフリカ日本協議会理事の稲場雅紀氏の記事内容を備忘録代わりに。
 
 
 
「日本企業のアフリカ進出の出足は、いまだに欧米や新興国に比べて遅い。その理由として、インフラや熟練労働力の不足があげられているが、見過ごせないのは、植民地時代につくられた旧宗主国との間の閉鎖的な利権構造が残り、資源開発などの決定に政治が介入するなど、重要な政策作りに公正さが欠けがちなことだ。
 
中国は国を挙げて力ずくで進出することで、この不公正さ突破を試みる。インドは植民地時代に進出した印僑を基盤にアフリカ経済進出を図る。こうした「資産」のない日本は、その弱みをどう強みに変えられるだろうか」
 
 
 
オレが聞いた話では、たとえば西アフリカ諸国には旧宗主国のフランスから数名の「行政官」という役人が派遣されていて、事実上重要政策はこの連中が決定しているという。
 
つまり事実以上フランスの属国なのであって、そもそも他の国が介入する余地はないわけだ。
 
 
もしやるとすれば中国みたいに独裁者にとりいって超豪華な大統領官邸を建ててやり、高級官僚に賄賂を握らせて、まさに力ずくで利権を奪うしかないんだろう。
 
 
そしてそのことに対して欧米は「アフリカの資源を漁る泥棒」のように中国を叩くわけだ。
 
 
独裁者に取り入る中国のやり方が正しいわけではないけれど、欧米のやり方が正しいわけでもない。
 
 
しかし同じ汚いことをしている上で、民主主義だの人権だのと偉そうなことをいう欧米の方がオレは好きじゃない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブラック企業 2013年08月01日20:54
 
最近思ったこと。
 
 
 
知り合いにクレーム処理会社に勤めてる人がいるんだが、その会社はいわゆるブラック企業らしい。
 
 
 
帰りは終電当たり前で、朝まで残業もあるとか。
 
 
残業手当は出るし、給料も悪くない。
 
社員旅行は沖縄とハワイ?とかに行ける。
 
 
 
しかし離職率は半端ない。
 
仕事はきついけど、それなりに払ってるんだから文句言うな的な会社の態度だ。
 
それに買い手市場だから、辞めても次の社員はいくらでも見つかる。
 
 
 
 
今の時代、クレーム処理はアウトソーシングされてるのが当たり前なんだろう。
 
自分とこの社員に対応させるよりも、それ専門の会社にやらせた方がノウハウもあるし、なにより一番やりたくない業務だ。
 
 
 
それにクレーマーも多いんだろうな。
 
この間の選挙の手伝いでも、わけわかんないオッサンが文句を言いに来たけど、ああいう手合い、ようするに人に謝らせることが目的のやつが、世の中にはいっぱいいるんだろうから、そういう連中の相手をすることにビジネスチャンスが生まれるんだろう。
 
そして対応する人は精神を病んで辞めていくわけだ。
 
 
 
ホント、終末論的な世の中だよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1000円カット そのA 2013年07月18日23:17
 
前にひどい頭の形にされた1000円カット。 
 
いろいろあって、もう一度いかないとならなくなった。
 
 
 
 
ひどい目に遭ったのは店主らしいおばちゃんである。
 
 
他にも旦那らしい男性とアルバイトがいるんだが、3人体制は土日だけで、平日はおっさんとおばさんの2人体制のことが多い。
 
 
本日は木曜日である。
 
 
 
よってふたり。つまり当たる確率二分の一である。
 
 
 
 
そんで店の前までいってみた。
 
すいてる。待ち客はいない。
 
 
 
ドアを開ける。
 
 
 
おっさんとおばちゃんが業務中。
 
 
 
やはりふたりのようだ。
 
てことは、おばちゃんに当たる確率は二分の一か……。
 
 
 
1000円でチケットを購入しながら、カットの進み具合を盗み見る。
 
 
 
オッサンの方がやや進んでるか。
 
 
 
てことはオッサンに当たる可能性が高い。よーし。
 
 
密かにガッツポーズをしながら、さいとうたかをのマンガをパラパラ見ながら待ってる。
 
 
 
↑ここで思い出したんだが、他の店でちゃんと3000円くらい出してカットしてもらったらどうかという選択肢は、当然ながらオレにはない。
 
 
 
 
 
「どうぞー」
 
 
 
思いがけず、おばちゃんの声だった。
 
 
 
 
やられた……そうだった。おばちゃんの方がおざなりのぶん、進捗も早いんだった……。
 
 
 
 
といっても、
 
 
 
 
「いえ、まだいいです」
 
 
 
 
 
とか、
 
 
 
「おっちゃんの方がいいんで」
 
 
 
 
とかは言いづらい。
 
 
 
 
 
気の弱いオレは席を立って、髪切り椅子に着席した。
 
 
 
オーダーはいつもの通り、
 
 
「刈り上げ、前髪は1センチくらい、すいて下さい」
 
 
おばちゃんも了解しているのか、基本的にどうでもいいのか、さっさと髪を切り始める。
 
 
 
相変わらず大雑把である。
 
 
 
確かにオレは「前髪は1センチ」と言っておいたはずなのに、目の前に落ちてきた髪の毛は3センチはあるじゃないか。
 
 
 
どうなってんだよ、おばちゃん。
 
 
 
オレの無言の抗議も虚しく、オレの前髪はバッサバッサと切られていった。
 
 
 
 
 
しかし途中で気づいたのである。
 
さっきのじいさんにはなかった器具が使われているのだ。
 
アレはなんて言うのだ。ええと。クルクル回転しながらむだ毛を切って行くみたいな器具。
 
 
 
アレでモミアゲやうなじをを切ってくれるのだ。
 
 
 
確かにさっきのじいさんには、こんなの使ってなかったような……。
 
 
そしてオレはさらに驚愕する。
 
 
 
切った髪を吸引したあと、なんとおばちゃんが鏡を持ち出して、
 
 
 
 
 
「いかがですか?」
 
 
 
「え? ええ……いいです」
 
 
 
オレは思わずそう言ったんだが……
 
 
 
 
 
もしかして……気に入られてる???
 
 
 
いや、単に機嫌がよかっただけか……。
 
 
 
 
そして。
 
 
そそくさと店を出てからチェックしてみたら、ほとんどスポーツ刈りであった。
 
 
オレが言った「1センチ」はなんだったんだよ、おばちゃん。
 
 
 
やっぱあそこ、もう行かないどこ。
前にひどい頭の形にされたいろいろあって、もう一度いかないとならなくなった。ひどい目に遭ったのは店主らしいおばちゃんである。他にも旦那らしい男性と……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シェアハウス問題 2013年07月11日16:57
 
なんだかデフレ時代らしい問題ですね。
 
5年くらい前に山谷のドヤ街を取材したことがあるんだが、かつての日雇い労働者以外にも、外国人バックパッカーやビジュアルバンドの追っかけ女子が泊まっていたりして、すごい様変わりしていておどろいたことがある。
 
 
宿のご主人は、
 
「どうせ寝るだけなら、安くて清潔であれば問題ないという人が増えてるんだろう」
 
 
と話していた。
 
オレも賛成である。豪華である必要はないし、アクセスがよろしければなおいい。
 
 
いまは浅草を中心に、たくさんの格安バックパッカー宿ができて、山谷は寂れてしまったみたいだけど、こういう流れは止まらないだろうな。
 
シェアハウスも増えるだろうし、外国人の出稼ぎさんたちを収容する部屋も増えるんだろう。
 
 
 
 
確かに資産価値が下がったりすると住民は迷惑かもしれないよね。
 
でも同じことはアメリカですでに起こってる。
 
 
NYでも中心部に住んでいるのは黒人とラテン系が多くて、白人は郊外の、いわゆる「GATED CITY」に退避してしまっている。
 
同じ地区に黒人が住むと資産価値が下落するので、黒人お断り。
 
ディスコとか飲み屋街もない。
 
治安もよくて町は美しく、そして限りなく退屈な町だ。
 
 
 
 
このシェアハウスの問題は、ゆくゆくそういう格差による居住地の棲み分けというか、金持ちと貧乏人の住居の分断化、みたいなものを示唆しているのかもしれないっすよね。
 
 
まあ奥多摩に住んでる自分にはなんの関係もないんだけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フェイスブックのサンドバーグさん 2013年07月09日22:05
 
ついさっきクローズアップ現代に出てたサンドバーグさん。
 
「女性の真の平等を」と言って本を出したのが話題になってるそうだが、話を聞いてると、ホントにそうなのかなあ……と思ったな。
 
 
 
30代で子どもができて会社辞める女性は確かに多いんだろうけどさ。
 
それがあたかも男性社会の無言のプレッシャーのように言うのはホントか?
 
実際は辞めたくて辞める人の方が多いんじゃないかなあ。
 
 
 
うちの母親は60歳まで仕事続けて定年退職したけどさ。
 
オレが小学校の頃は毎朝7時に出勤してたし、それは今でもとても尊敬してるんだけどさ。
 
 
 
でもそういう超多忙な暮らしを、すべての女性が望んでるとは、到底思えないよな。
 
主婦でのんびりできるんなら……ってそれも失礼な言い方かもしれないが、
それはそれでいいじゃないかと、オレが女なら思うと思うんだが。
 
 
 
 
彼女は非常に優秀な人だから、男性中心の世の中に忸怩たるものがあるんだろうけど、多くの人は、オレも含めて、出世して責任ある立場に立ちたいなんて思ってないんじゃないかなあ。
 
 
この人はリーダーって言葉を何度も使ってたけど、リーダーになりたい人って、そんなにいるとは思えないよ。
 
アメリカ人はヒーローなりたがりだから多いのかもしれないけどさ。
 
 
 
 
女性の再雇用が景気回復のカギってことになってるからNHKもこういう番組を組んだんだろうけど。
 
 
なんか納得できなかったので書いてみたりしましたとさ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ますますわからないエジプト(議長シリーズ) 2013年07月07日23:25
 
側近「議長、ついにモルシがクビになりましたね」
 
議長「軍が強行突破したな」
 
側近「ますますよくわからない状況ですが、ちょっと整理していただけませんか?」
 
議長「まずモルシのムスリム同胞団ってのはイスラム教の団体なわけだよな」
 
側近「ええ」
 
議長「この連中は貧困層に援助とかしていて、一般市民には好感されてる団体なわけだよ」
 
側近「はあ」
 
議長「でも宗教指導者の意向も反映されるから、イスラエルとアメリカとは協調しにくい」
 
側近「なるほど」
 
議長「そこでアメリカとイスラエルからすると、モルシはクビになった方が有り難い」
 
側近「でも一応、選挙で選ばれた大統領だし、アメリカも認めてたんじゃないですか?」
 
議長「そんなのはポーズだ」
 
側近「断言しますねえ(笑)」
 
議長「本音はムバラクみたいな軍出身の大統領の方がいいんだよ」
 
側近「なんでですか?」
 
議長「既得権益を持っていて外国に資産をいっぱい持ってる保守的な金持ち連中を代弁してるからだ。こいつらは外国企業とも結託してるから、欧米の利権とも重なるわけよ」
 
側近「なるほど。軍関係の企業もいっぱいあるらしいですからね」
 
議長「もう一つはイスラエルと軍は仲がいいんだ。安全保障上もイスラエルはエジプト軍が政権を握ってる方が安心なわけだよ。よくわかんねえイスラム指導者が文句言ってこられると面倒なわけだな」
 
側近「なるほどねえ。ということで今回の暴動ですが」
 
議長「前にも書いたけど、軍とその後ろにいるアメリカとイスラエルの意向が働いてモルシはクビになったんだよ。おそらくモルシとアメリカで、水面下でいろいろ協議があったんだろうけどな。結局モルシが突っぱねたんだろう。それで軍にクーデター起こさせたんだろうな」
 
側近「うーん。今後は?」
 
議長「一般市民の大半はモルシを支持してるからな。今後はそいつらをどう押さえ込むかがキモになるな」
 
側近「やっぱ人気があるんですかね、モルシさんは?」
 
議長「みんな同情してると思うぜ。でも大半の市民なんて政治に無関心だろ? だから軍がばらまいた金でデモに参加してる反政府の若者だけが注目されるわけよ」
 
側近「なるほど」
 
議長「しかしな。今回の退陣は、シリア情勢とも関係あるな」
 
側近「へええ。というと?」
 
議長「シリアでも、アサド政権の続投がイスラエル的には望ましいのよ」
 
側近「でもアメリカも毒ガスとかで非難してますよね?」
 
議長「ありゃあ非難しないと世論がうるさいからだよ。本音はアサド続投がいいんだ」
 
側近「なんで?」
 
議長「だってオマエ、反政府軍は、よくわかんねえ族長が代表になったんだろ? そんなやつ、どこでアルカイダとつながってるかわかんねよ。っつーか絶対つながってるな」
 
側近「そうなんすかね?」
 
議長「そりゃそうだよ。シリアとイラクなんてオマエ、砂漠でつながってるんだからよ。イラクから盗賊みたいな傭兵がシリアに乱入して悪さしてるんだ。アルカイダが混じってるに決まってるだろ」
 
側近「うーん。となるとアメリカとしては、アサドの方がまだマシと?」
 
議長「そういうことだな。アサドが潰れてイラクみたいに治安がメチャクチャになったら、隣のイスラエルは迷惑するってことだ」
 
側近「なんでアルカイダはアサドを攻撃するんですか?」
 
議長「シーア派だからだよ」
 
側近「でもシリアにはスンニ派の方が多いんですよね?」
 
議長「アサドは少数派のシーア派出身なの。だからイランと仲いいんだよ。要するにこういうことだ。
 
シーア派=アサド=ヒズボラ=イラン=アルカイダの敵」
 
 
側近「じゃあアルカイダは?」
 
議長「あいつらはスンニ派だよ。そんで金もらって標的を決める。今はサウ
ジあたりから金もらって、イラクとかパキのシーア派を攻撃してるんだろ」
 
側近「金もらってるんですか?」
 
議長「そりゃそうだろ。なんでアメリカに輸出するサウジの石油施設が攻撃されないんだよ」
 
側近「なるほど」
 
議長「エジプトでも97年のルクソールの外国人観光客大量殺人事件以来、事件は起こってないだろ? エジプト政府とアルカイダの間に手打ちがあったんだろ」
 
側近「なるほどねえ」
 
議長「つまりこういうことだ。
 
アルカイダの敵=西洋文明=シーア派=資金提供してくれないスンニ派政権」
 
 
側近「わかりやすいですねえ(笑)」
 
議長「とまあそういうことでよ、今回のエジプトの争乱で世間の耳目がシリアからそれたところで、何らかの手打ちがあるんじゃねえかな」
 
側近「ところでエジプトですが、ムスリム同胞団はモルシの解任を認めてないですね」
 
議長「そりゃそうだよ。だってちゃんと選挙して勝ったんだからな」
 
側近「じゃあ今後も大混乱ですかね?」
 
議長「まあアメリカはメディアを使ってモルシと同胞団をどんどん悪者に仕立て上げていくだろうな」
 
側近「ほお」
 
議長「そんでいつの間にか原理主義の危険な団体ってことにして、エジプト市民を守るとかなんとか言って再選挙に持ち込むだろうな」
 
側近「ほほお」
 
議長「そんで今度はイランみたいに経済的にエジプトを締め上げるとかして支持率を下げて、軍関係の候補者を当選させるだろうな。要するにアメリカと関係改善すれば生活がよくなるってことをアピールするわけだな」
 
側近「なるほど。今度こそ「民主的な選挙で選ばれた傀儡政権」ができるわけですね」
 
議長「そういうことだ。それで万事めでたしってことだな」
 
側近「エジプトの改革は?」
 
議長「そんなことは、あいつらにはどうでもいいんだよ。あいつらの関心事はイスラエルの安全保障なんだからよ」
 
側近「既得権益の金持ち連中は?」
 
議長「もちろん温存だよ」
 
側近「ああ……なんか残念な感じですねえ」
 
議長「デモとか、そういうのはもうどうでもいいからよ。エジプト人は欧米にガンガンで稼ぎに行って、そのまま不法滞在して市民権とっちまえばいいんだよ。それが一番の貧富の差の解消になると思うぜ」
 
側近「やばい発言ですね(笑)」
 
議長「そういう流れはもう誰に求められないからな。仕方ねえよwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エジプトのデモ(議長シリーズ) 2013年07月01日14:57
 
側近「議長、久しぶりにエジプトのデモについてですが」
 
議長「ああ」
 
側近「なんか再燃してる感じですねえ」
 
議長「そうだな」
 
側近「いったいなにがあったんですかね?」
 
議長「オレの見たところ、裏には軍がいるな」
 
側近「エジプト軍ですか?」
 
議長「そう。そのさらに後ろにはアメリカとイスラエルがいるな」
 
側近「ほお。なんで?」
 
議長「今のモルシって大統領は、イスラム教の団体とつながりが強いわけだ」
 
側近「ええ」
 
議長「軍は世俗派だからよ、宗教団体とは仲が悪い」
 
側近「そうですね」
 
議長「この間の選挙では軍が推した候補はタッチの差で敗れたわけだ」
 
側近「ええ」
 
議長「今回のデモは軍が裏で金ばらまいてるとオレは思うな」
 
側近「金をばらまいてデモ隊を膨らませてると?」
 
議長「おそらく間違いない。デモの参加者は若者が多いって報道だろ?」
 
側近「そうみたいですね」
 
議長「エジプトの失業率は異常に高いんだが、中でも若者の失業率は、おそらく70%くらいだろ」
 
側近「そうか。そいつらに金払ってるわけですね」
 
議長「そう。アルバイト感覚で参加してる連中が多いだろうな。それに忘れちゃならねえのがキリスト教徒だな」
 
側近「へええ。どうして?」
 
議長「中近東の国じゃあ、だいたい人口の1割はキリスト教徒なんだ。こいつらはイスラム勢力が政治に口を出すことは潜在的な脅威なわけだ」
 
側近「なるほどね」
 
議長「そして最後に世俗派の軍部が政権を取った方が、アメリカとイスラエルには都合がいい」
 
側近「そうなんですか? でもアメリカはムバラク政権が倒れたときには、民衆を応援してましたよね?」
 
議長「アレはポーズだ」
 
側近「え?」
 
議長「一般市民を支持しないとアメリカ国内の世論に反発されるからだよ。建前上は、独裁者を支持するわけにはいかねえんだからよ」
 
側近「そうか……」
 
議長「あいつらの本音はな、ムバラクの独裁が続くことだったんだよ」
 
側近「なんでですか?」
 
議長「イスラエルと友好的だから。そしてイスラエルからすれば、戦争すれば絶対勝てる相手だからだ」
 
側近「なるほど」
 
議長「そして政権が壊れてイラクやシリアみたいに治安が悪化するのは好ましくねえからな」
 
側近「アルカイダが侵入するかもしれませんからね」
 
議長「オレは思うんだが、エジプトじゃあモルシ大統領を支持する国民が、圧倒的に多いと思うぜ。でもそういうことは報道されない。なぜならアメリカに都合が悪いからだ。一方でちゃんと選挙で選ばれたモルシは、いつの間にか悪役に仕立てられてるんだ」
 
側近「うーむ」
 
議長「メディアは欧米が握ってるんだよ。だからいつの間にか正義がすり替えられちまったんだな」
 
側近「えげつないですねえ」
 
議長「結局ムバラクみてえな独裁者の傀儡政権ができるまでは、混乱は収まらないかもしれねえな」
 
側近「また独裁者ですか?」
 
議長「そう。アラブの砂は強く握ってないとバラバラになるんだ」
 
側近「ところで議長、最近はどこに住んでるんですか?」
 
議長「香港。あ、最近はエクアドルかなwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゾンビ大陸アフリカン 2013年06月26日22:09
 
やべえ。
 
やべえよ。
 
タイトルからしてクソ映画のニオイがプンプンするじゃないか。
 
これは先日発見した「パキスタン・ゾンビ」
 
に続くやばそうなタイトルだ。
 
 
 
……と思ってみてみたら。
 
意外や意外。
 
案外とイケてたのである。
 
 
 
細かいところは仕方がないとして、ゾンビのメイクもちゃんとしてる。
 
 
赤道直下らしく、瞳孔がすぼまってるゾンビも怖い。
 
ちゃんと血しぶきも肉片も飛ぶし。
 
がんばってるじゃないか。ゾンビ大陸アフリカン。
 
 
 
しかしなんと言っても、この映画が画期的なのは、
 
 
 
 
人件費がバカ安のアフリカで作ってしまったこと。
 
 
 
 
なんと言ってもゾンビ映画のネックは人件費。
 
何百人ものエキストラ使うから、その金額はバカにならない。
 
日本でゾンビ映画が制作されない理由のひとつと言われる(ちなみにもう一つの理由は「東洋人はゾンビが似合わない」(笑))
 
 
そこでアフリカを舞台にしちまったのである。
 
 
この流れはこれからも続くかもしれない。
 
 
そう。たとえば!
 
 
 
 
「ミャンマー・オブ・ザ・デッド」
ストーリー
ナゾの首都ネピドーで発生したバイオハザードが全国に拡散。経済都市ヤンゴンは大混乱に!
 
 
 
 
 
 
あるいは。
 
 
 
 
 
 
「バングラ・ゾンビ」
ストーリー
縫製工場でゾンビ発生。逃げ惑うバングラ人工員たち。舞台は僻地の工場。制作費100万円で空前のエキストラを動員。もちろん歌と踊りもアリ。
 
 
 
 
 
 
さらには、
 
 
 
 
 
 
 
「バイオハザード・イン・ウイグル」
ストーリー
人民解放軍が極秘に開発した生物兵器が新疆ウイグル自治区で使用され、多数のウイグル人がゾンビ化。北京に攻め上る!
 
 
 
 
 
 
うーむ。やはりB級のニオイがプンプンするなあ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パキスタン北部で外国人殺害 2013年06月23日19:41 
 
外国人観光客ら10人死亡=武装勢力、ホテル襲撃―パキスタン
 
時事通信 6月23日(日)14時54分配信
 
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130623-00000056-jij-asia
 
 
 
 
パキ北部のギルギットで外国人が襲撃され10人死亡した。
 
この地域はオレもいったことがある。
 
日本人観光客にも人気のフンザに行く中継地だ。
 
カラコルムの山々が目前に迫る、メチャクチャきれいなところである。
 
だからこの事件は、かなり人ごとではない。
 
日本人が殺されててもおかしくなかったと思う。
 
 
 
この地域はシーア派が多い地域だ。
 
パキとイエメンというのは縁があって、パキのコメがイエメンに輸入されてたり、珍しい「メイド・イン・パキ」の扇風機もイエメンで見かけた。
 
イエメンにはシーア派の聖地がいくつかあるそうで、巡礼に行くパキ人も多いらしい。
 
もしかしたらビンラディンがパキの部族地域に潜伏したのもそういうルートがあったからかもしれない。
 
 
 
 
ところで今回の事件も、アルジェリアの事件と同じく象徴的な事件だ。
 
 
報道によれば、
 
 
「パキスタンを拠点とするイスラム武装組織「ジュンダラ」がロイター通信に「これら外国人はわれわれの敵だ」と犯行声明を出した。」
 
 
 
とのことで、最初から中国人も標的だったらしい。
 
中国とパキは対インドで同盟してるので、友好国なのに、である。
 
 
 
これは10年前の高遠奈保子さんたちが拉致された時代と、まったく違う状況であることを示唆している。
 
当時は日本人および東洋人は、テロリストにとっては、同じ欧米帝国主義の犠牲者だという認識だった。
 
だから彼らの標的は欧米人であって、日本人は含まれなかった。
 
香田君が殺害されたのは、彼のパスポートにイスラエルのハンコがあったからであって、日本人を狙ったわけではない。
 
 
 
2005年から2007年まで中近東を旅したときも、オレは高をくくっていた。
 
狙われるのは欧米人だけだと。
 
 
 
 
しかし今は完全に状況が異なると言わざるを得ない。
 
アルジェリアの石油基地の事件以降、日本人もはっきりと標的になってしまった。
 
 
 
 
なんでだろうかと考えてみると、ここ10年くらい劇的に広まった情報革命があると思う。
 
ネットや携帯、衛星テレビが普及して、いままでなんとなく隠蔽されていた世界的な格差が完全にばれてしまった。
 
 
 
サハラ砂漠のど真ん中で「ビバリーヒルズ青春白書」とか「セックスアンドザシティ」が見られるのだ。
 
自分とこの家族と親戚しか知らない純朴なベドウインの連中が、あの瀟洒で優雅な暮らしを見たときの、そのインパクトを想像すると空恐ろしくなる。
 
 
それが彼らの、格差是正と冨の再分配を求める動きにつながったとしてもおかしくない。
 
 
 
オレは、昨今のテロリズムと、いわゆる「アラブの春」と、そしてフランスやイギリスなど欧米諸国でイスラム教徒の移民が、いずれキリスト教徒人口を上回ると推測されるほどの急激な移民の流入が起こっている事実は、全部根っこが同じだと思う。
 
 
彼らは冨の再分配を求めているのだ。
 
格差に対するレジスタンスである。
 
 
 
人間は金のあるところに集まる。
 
その流れは誰に求められない。
 
 
 
欧米や日本では外国人労働者は増え続けるだろう。
 
それは格差社会の底辺の連中との対立を引き起こし、世論がますます右傾化することを意味する。
 
 
 
世界は戦争の方向に傾いていくかもしれない。
 
そしてそれは、実は格差社会をぶっ壊すための、最も有効な手段なんだと思う。
 
 
 
 
というわけでオレは奥多摩に隠遁したんですけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
選挙活動 2013年06月23日00:58
 
疲れたよ。まじで。
 
朝から晩まで選挙カー運転。
 
しかも三鷹市内はやたらチャリが多くて、マジで轢きそうになったこと3回。
 
初日は雨だったしなあ。
 
まあしかし無事に無事故無違反で走り果せたのは僥倖だ。
 
結果が実ることを期待しよう。
 
 
 
 
ここで一般の人に知られていない選挙の秘密について書いておこう。
 
 
 
国政選挙の場合。
 
出馬した本人(おそらく選挙関係者も)は、交通費がただになる。
 
JR乗り放題。飛行機も乗り放題。もちろん選挙期間中だけだが。
 
飛行機については、確か選挙後も一定期間ただだと聞いた。
 
 
 
同じく選挙期間中は、選挙カーは非常に優遇される。
 
一方通行逆走もOK。
 
駐車違反もとられない。
 
候補者はシートベルトしなくていい。
 
 
 
上記は今回の都議選では適用されないらしく、オレの先任ドライバーは一時停止無視で切符を切られたらしい(笑)
 
選挙カーが切符切られるって、かなり恥ずかしいよね。
 
 
 
 
ところで今日はひとつ事件があった。
 
40くらいのおっさんが事務所に入ってきて、政策について疑問があるとかナントカいってごねだした。
 
さらに言葉の行き違いもあって口論に。
 
 
結局警察と選挙管理委員の人(たぶん)になだめられて帰って行ったんだが、あのおっさんは何だったのかというと、どうもライバルの選挙事務所から送り込まれたクレーマーだったらしい。
 
候補者を足止めするのが目的なのだ。
 
「橋下はいつ来るんだ」とか変な電話もしょっちゅうかかってくる。
 
不審な男が事務所に周りをウロウロしている。
 
けっこう陰湿な嫌がらせもあるらしい。
 
 
 
 
しかし有権者がクレームに来たら、候補者としては平身低頭して謝るしかないよね。
 
それを見越した、このおっさんの高圧的な態度には腹が立ったな。
 
 
オレはふてくされて途中で無視してたんだけど、真摯に謝ってた留守番の女性にたいする、おっさんの態度はますます助長して尊大になっていった。
 
 
これって弱いものいじめだろ。
 
同じ日本人として恥ずかしいよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
官僚の体質 2013年06月20日23:03
 
最近思ったことを備忘録代わりに。
 
 
 
大学に行って驚いたことのひとつが、同級生達に共通する気質であった。
 
それはなにかというと、
 
 
・自己否定されるような言動に過剰に反応して、激しく反論する。
 
・常に正しい立場に立とうとする。言い換えると保身が極めてうまい。
 
 
 
それらの性質というのは、おそらく彼らが中高を通して優等生であり続けたからだろう。
 
優等生だから、自分は常に正しい。
 
だからそれを否定されることに耐えられない。
 
そして必ず逃げ道を作っておく。自分が悪者になることを回避する。
 
 
 
もちろん全員がそういう連中だったわけではないんだが、そういう人が多かった気がする。
 
 
 
 
オレはというと、優等生では全然なかった。
 
教師にビンタをもらうことも何度もあったし、高校は半分就職するような高校であった。
 
だから彼らのそういう優等生的気質に、異質なものを感じたのであった。
 
 
 
 
ここで今の中央官庁の官僚について考えてみる。
 
かれらは超エリートである。もちろん一貫して優等生だったであろう。
 
だから彼らは上記の性質を持っている。
 
 
 
・常に自分の主張を正当化する。
 
・保身に長けている。
 
・玉虫色の、誰にも角が立たない模範的な条文を作る。
 
・決してリスクをとらない。
 
 
 
これらのいわゆる官僚的気質というのは、もしかしたら彼らが優等生であったがゆえの習性なのではないだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
若林亜紀さん都議選立候補 2013年06月17日14:20
 
 
告知です。
 
私の先輩ライターの若林亜紀さんが、三鷹市から都議選に立候補されるそうですので、お知らせいたします。
 
 
http://wakabayashi.way-nifty.com/
 
 
若林さんは特殊法人改革を訴えてこられて、ご著書も多数おありのジャーナリストです。
 
みなさま三鷹市にお住まいのご親戚、ご友人がおられましたらぜひお声がけ下さいませ。
 
ちなみに私めは選挙カーの運転も仰せつかりました。
 
街でお見かけの際には手を振ってね(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スティグリッツ教授 2013年06月15日11:59
 
ノーベル経済学賞学者のスティグリッツ教授のインタビューが朝日に出てたので備忘録代わりに。
 
記者にTPPについて聞かれて、
 
 
「日本の人々は気をつけてほしい。TPP交渉に臨んでいる米政府関係者は必ずしも米国民の利益を反映しておらず、製薬企業や娯楽産業といった業界の利益を代弁しがちなのです」
 
 
なるほどね。
 
TPPの被害者は日本の農家だけじゃないのね。
 
アメリカ国民すべてが得するわけでもない。
 
 
アメリカの製薬会社が儲かるというのはよく言われよな。保険会社もか。
 
娯楽産業ってのは具体的にはディズニーのことか?
 
 
著作権の保護については以下に述べられる。
 
 
「米政府の主張の問題はほかにもあります。日本にコメの保護をなくすよう求めてきましたが、米国の農産物保護はなくそうとしない。知的財産権の保護強化で、人びとが安い後発医薬品を入手しにくくなる恐れもあります」
 
 
結局、製造業がゆくゆくダメになるから知的財産で食っていくという方針なんだろうな。
 
アメリカの製薬会社はでかいから開発力もあるんだろうしなあ。
 
グローバリゼーションで一番得をするのは先行する技術とシェアを持った企業なのは当然だよ。
 
 
 
そういえば昨日の新聞には、フランスの映画業界がハリウッド映画の参入に反対しているという記事があった。
 
大金かけた娯楽大作が売れて、新人映画監督が排出されにくくなるのを危惧してると。
 
 
大金突っ込んだ派手な演出のアクション映画が幅をきかせる。
 
リュック・ベッソンもハリウッド行ったら、どうでもいい演出にすごい金かけるようになったし。
 
 
うーむ。やっぱりアメリカ式商売が広がるのは、あんまり好ましくない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オランド大統領 2013年06月11日13:19
 
前職のにやけ大統領サルコジに比べれば実直そうだし、親日的だそうなんで好感が持てるオランドさんだが、会見中に「日本」と「中国」を間違える場面があったらしい。
 
そもそも極東にはあんまり興味ないんだろうなあ。遠いし。
 
それよりもアフリカの利権が中国に蚕食されているのが捨て置けないので、日本に共闘を持ちかけてきたってのが本音だろう。
 
 
 
先日の朝日に、うろ覚えだがこんな発言が載っていた。
 
「欧州もアジアと同じようにかつては戦争が絶えなかったが、いまはドイツとも友好関係を確立しており、昔の敵は今の友だ。アジアも見習うべきだ」
 
 
 
なに言ってんだこの人は。
 
アジアに戦争を持ち込んだのは欧米だろう。
 
インドや中国やインドシナや中近東や、その他ほとんどすべての内戦の原因は欧米の帝国主義じゃないか。
 
そもそも17世紀くらいから世界は安定期に入っていたのに、相変わらず戦争ばっかりしてたのは欧州だけだ。
 
そのケンカの論理を世界に持ち込んで、世界中に戦争を仕掛けて植民地にしたんじゃないのか。
 
 
しかもこの欧州が先進的でアジアが遅れてるという揺るぎないオリエンタリズムがまたすごい。
 
 
 
やっぱオレはフランス人は好きになれないな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TICADについて思うこと 2013年06月03日20:36
 
5年に一度のアフリカ開発会議が無事に終了したらしい。
 
安倍総理が「今アフリカに投資しなくていつ投資するんだ?」といってたのが印象的だったな。
 
 
 
「いつやるの? 今でしょ?」をもじったんだろうか。。。。
 
 
 
 
それにしてもアフリカ。
 
そんなにこれから発展するんだろうか???
 
西アフリカしか行ったことはないが、いろんな人の話を聞くと疑問に思うことが多い。
 
たとえばjicaの人が言ってた。
 
アフリカに農村開発に行って、来年の稲の籾殻として品種改良したのをみんなに与えたと。そしたらその年のは食いつぶしてしまって、来年の籾殻をもらいに来たと。
 
要するに一度与えてしまうと、その後ずーっともらえるものだと思ったらしい。
 
もちろんすべてのアフリカの農家がそういう考えだとは断定できないわけだが、すべからく「そういう人たちなのだ」ということはオレにはわかる気がする。
 
 
上昇志向ゼロ。今がよければいいし、先のことなんて考えられない。
 
 
それが普通のアフリカ人の思考なんだと思う。
 
 
もちろんそれが悪いとか劣っているとか言うことではない。
 
彼らは直接会ってみると驚くほど親切で気さくで、いい人達なのだ。
 
そしてそれが世界のスタンダードなのだと思う。
 
ただ我々日本人を始めとした先進国の連中が、異常に発達してしまった「効率人間」だというだけのことなのだ。
 
 
 
アフリカには「資源の呪い」という言葉がある。
 
資源が豊富だから土地が奪われ、農民が離散して、貧富の差がひどくなって、難民が発生して、反政府ゲリラが武装蜂起して内戦になる。
 
しかし反政府ゲリラと政府軍の間にどれだけの差があるのか、まったく判然としない。
 
その違いはおおむね部族抗争レベルの違いでしかない。
 
そしてその元凶といえば、つい120年くらい前にビスマルクが主導して「アフリカ分割」が行われた、そのことに由来するのだ。
 
それまで国境なんてなかったところに国境が引かれ、同じ国に対立する複数の部族が乱立するようになり、それが原因で、あの優等生のケニアでさえ選挙ごとに殺し合いが発生するのである。
 
 
 
 
今回来日したアフリカの国家元首たち。
 
彼らの中で独裁者はどれだけいるんだろうなと思う。
 
エジプトのムバラクとか、チュニジアのベンアリとかと同じくらいか、それ以上にあくどいことをしている国家元首が、おそらくたくさんいると思う。
 
日本企業が投資するということは、そういう連中を今以上に肥え太らすことになる。
 
しかしそれでも、そうしないと底辺の貧困層の生活は改善されないのかもしれない。
 
 
中国はその辺は割り切っていて、権力者達のみを眼中に据えて援助を行っているようだ。
 
日本は国際的な外聞もあるからそういうわけにもいかないんだろうな。
 
 
はっきり言ってアフリカは、独裁者と貧困層が武装勢力を介して対立する地域だ。
 
政権が覆れば、新たな独裁者が発生する。その繰り返しである。
 
そういう悪循環が、いつどうやって改善されるのか。
 
日本の援助がそれにどう関わっていくのか。
 
なかなか難しいところだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
毎日放送「住人十色」を見た後輩のコメント 2013年05月27日20:32
 
 昨日は上智大学探検部のレジェンド中山茂大氏が出演した毎日放送の「住人十色」を見た。
 
 基本的にこだわりの自宅に住んでいる方を紹介する番組なのだが、中山さんの家は東京の奥多摩の山奥にある築100年の古民家を、大工の経験も一切ないライターとカメラマンのコンビが失敗しながら改築したのを紹介していた。定規さえ使わずフリーハンドで書いた設計図、邪魔だからという理由で切ってしまった柱(絶対必要だった)、水道の蛇口が長すぎて顔を洗う時に邪魔になる洗面台等など失敗も多々あるものの、全然知識も経験もないのに家を建ててしまう行動力はさすがレジェンド。
 
「設計図なんてなくても家は建つんですよ」と言い放つ中山さん、かっけー(笑)
 
しかし中山さんの居住スペースである和室の映像は、視聴者の方には衝撃だったかもしれないが、僕にはノスタルジーさえ覚える光景だった。
万年床とまわりに散らばった書籍、生活必需品の数々。映像では臭いは伝わらないがおそらくあまり良い香りはしないに違いない。それはまさに中山さんが南米ロバ紀行から帰国してから住んでいた巣鴨の4畳半のボロアパートの部屋と同じ光景だった。隣に探検部の後輩も住んでいたので僕もよく入り浸っていた部屋だ。
 
最後に「失敗しても大抵のことはやり直しがきいた。人生もそうなのかもしれない」
と家づくりで得た経験で人生訓を語る中山さん。
 
スタジオでロケの映像を見ていた松尾貴史と三船美佳にも「こんな番組だったっけ?」と言わしめた中山邸。それほど異彩を放っていたということだろう。
 
 たぶん中山さんがこれから出版する本の発売日に読者が徹夜で並んだり、中山さんが京都大学で講演するからとニュースになることもないだろうが、僕はこの人の著作はこれからも読みたいと改めて思った次第である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
毎日放送「住人十色」 2013年05月23日20:42
 
大学の後輩、大囿周作氏のFBの文章を転載させていただきます。
 
西日本の方、ぜひご笑覧ください。
 
 
オレは明日から韓国に行ってるから見られません。
 
ていうかそもそもテレビないし(笑)
 
 
 
 
 
5月25日17時から毎日放送「住人十色」で大学の探検部の先輩でフリーライターの中山茂大さんが出演する。全くの素人が奥多摩の古民家を見よう見まねでリフォームするという話だそうだ。
 
 
 
中山さんは僕が大学時代に在籍した上智大学の探検部ではレジェンド的な存在だ。長期の休みになると「暇だから」と言い残して日本を離れ、ユーラシア大陸、アフリカ大陸などを何か月も旅して、ぼろ雑巾のようになって帰国していた。3回生を終えたとき、大学を1年間休学し「南米大陸をロバを引いて歩いてくる」と言い残して日本を経ったが1年間では帰ってこれず休学は2年に及んだ。理由は「ロバに逃げられたから」だった。なんでも現地で購入したロバに3日で逃げられ、今度はスピードアップを図るため購入した馬になんと3時間で逃げられたそうだ。この辺の事情は中山さんの著書「ロバと歩いた南米・アンデス紀行」双葉社を参照されたい。
 
 
 
大学卒業後はコミック誌の編集を経て、ライターとして独立。現在に至っている。
 
 
 
主な著作に文藝春秋社「ハビビな人々」リトルモア社「世界のどこかで居候」など多数。
 
 
 
今回の番組は残念ながら出演する本人が住んでいる地域では放映されないそうで、関西圏のみの放送となるそうだが、関西圏の方で、お暇ならぜひ見てほしいと思います。
 
 
 
http://www.mbs.jp/toiro/
 
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%81%A8%E6%AD%A9%E3%81%84%E3%81%9F%E5%8D%97%E7%B1%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B9%E7%B4%80%E8%A1%8C-%E4%B8%AD%E5%B1%B1-%E8%8C%82%E5%A4%A7/dp/4575288713/ref=la_B004LRC9PW_1_5?ie=UTF8&qid=1369303283&sr=1-5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本文藝家協会懇親会に出席した……けど空振り 2013年05月15日19:42
 
昨日、勇躍出席した日本文藝家協会の懇親会でしたが、結果的に空振りでしたのでご報告いたします。
 
 
要するに……。
 
引退された大御所のおじいちゃんのサロン的な会らしく。
 
現役バリバリの作家先生は、あまり参加されない様子でした。
 
オレが目視した作家先生。
 
 
曾野綾子、加賀乙彦、三田誠広、ちばてつや。
 
 
目撃しなかったけど、出席されていたらしい先生。
 
 
阿刀田高、山本一力、津村節子(吉村昭の奥さん)、三浦朱門。
 
 
 
従って椎名誠さんはおろか、綿矢りさなど影も形もなく。。。。
 
記念写真も撮れずに終わってしまったのでありました。
 
 
しかも有名な先生は、だいたい順番待ちで誰かと懇談しており、スナップ写真なんぞ撮る隙もなく。。。
 
 
 
それでも推薦して下さった三田誠広先生にはご挨拶できた。
 
そのときの会話。
 
 
中山「先生、なんで私なんぞをご推薦下さったのでしょうか?」
 
三田先生「まあ、それなりに実績のおありだということと、著作権問題で団結する必要があるということでしてね……」
 
 
ちょっと言いづらそうにお話しされる三田先生でありました。
 
 
 
曾野綾子さんのスピーチによると、会員のかなりの割合が80代だそうで、構成会員の若返りが提起されているらしく、オレの推薦入会もその一環ではないかと思われました。
 
なんとなく納得。
 
でも学生会館のメシはなかなかおいしかったです。
 
 
それにしても久しぶりにスーツ着たら、ジャケットに虫食い穴が開いていてショックだったぜ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
告知です 2013年05月13日20:54
 
ふたつ告知でがありますので以下に。
 
 
 
■毎日放送「住人十色」で拙宅が放映!
 
5月25日(土)午後4時に、毎日放送の「住人十色」という番組で、奥多摩の拙宅が取り上げられます。ディレクターさんの話では私めが30分間出ずっぱりらしいです(笑)
 
ただこの番組、関西圏でしか放映されないそうなので、西日本のみなさま、よろしかったらぜひご笑覧下さい。
 
 
 
 
■日本文藝家協会総会に行ってきます。
 
昨年末に日本文藝家協会から、なぜかオレなんぞに案内が来まして、今年から会員となりました……というのは前に書きました。
 
それで明日、ついに年次総会&懇親会があるそうなので珍しくスーツ着て行ってきます。
 
明日やること。
 
 
 
・椎名誠さんと記念写真を撮る。
 
・推薦してくれた嵐山光三郎先生と三田誠広先生にご挨拶する。
 
・大沢在昌先生にサインをもらう。
 
・綿矢りさをナンパする。
 
 
 
後日、その模様をご報告いたしますので乞うご期待ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パリダカの裏側 2013年04月19日06:40
 
先日、十数年ぶりにお会いした編集者の話。
 
その人は某漫画誌の仕事で、パリダカ取材でサハラ砂漠に行ったそうだ。
 
 
「あれはひどいですよ。砂漠を120〜130キロでぶっ飛ばすんですからね。地平線に砂埃が見えたと思ったら、2、3分で目の前を通過するんです。だから村の子供が何人も轢かれて死んでるみたいですよ。そういうときはひとり100万円が相場みたいです」
 
 
やっぱりそうだったのね。
 
かつて90年代初め頃、砂漠の遊牧民トアレグ族がアルジェリア政府と敵対して内戦状態になり、パリダカでも死者が出て、それ以来サハラ砂漠での開催が中止になったんだが、こういう証言を聞くと、地元住民の怒りが遠因だったのだろうなと想像がつく。
 
今回のベルモフタルの人質事件も、マリ政府と反政府軍との確執が、ひとつの遠因と言われているが、要するにこういうひどいことを平気でする旧宗主国の傲慢というのが、一番の原因なんだろうなと思った。
 
 
 
マリ住民のインタビューでは、「反政府軍が怖い」とか言ってる農民が出ていたが、それはそうだろう。
 
なぜなら遊牧民は基本的に武装していて定住農民をバカにしているので、農民にとっては遊牧民が怖いのは当たり前なのだ。
 
しかしインタビューでは「彼らが反政府ゲリラだから住民が恐れている」的なニュアンスで報道していた。
 
 
はっきり言って、あの地域では政府と反政府という違いは部族の違いでしかないと思う。
 
しかし利権を共有する傀儡政権を擁護するために、反政府軍=悪という報道がなされる。
 
 
もちろんベルモフタルはテロリストなわけだが、そういう危険人物がなかなか見つからない背景には、地元住民の協力が間違いなくあるわけで、そういう人たちの気持ちというのは、なかなか我々には伝わらない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1000円カット 2013年04月04日15:16
オレは髪型には、ほとんど頓着しないので1000円カットで十分だと思ってるんだが、最近ひどいのに当たったので報告したい。
 
 
いつも行ってる青梅の千円カット床屋のおばちゃん。
 
前からいた気もするが、昔から愛想が悪く、そういえばなんとなく有無を言わさない圧力を感じる人だった。
 
 
そのおばちゃんに、
 
 
「刈り上げて下さい。前髪とトップは切らなくていいです。あとすいて下さい」
 
 
と注文した。
 
 
おばちゃんがバリカンで刈り上げ、ハサミを使い始める。
 
しかし明らかに左側しか切ってない。
 
左側頭側を切った時間は右側頭部の半分にも満たない。
 
 
そしてすきばさみですく作業が異常に長い。
 
 
結果として、オレの頭は、なんとなく左に膨らみつつ全体に長さがまばらな、何とも言えない髪型になった。
 
 
ご存知の通り1000円カットでは出来映えに因縁をつけることは御法度である。
 
 
そのおばちゃんも、鏡を取り出して出来映えを云々することは一切なく、髪の毛を吸い取ってマント(っていうの?)を取りはらい、
 
「はい、どうぞ」
 
 
オレも、仕上がりを点検することもなく席を立ったんだが、家に帰ってからなんじゃこりゃと思った。
 
 
 
どうなのよ。
 
 
 
あのおばちゃん、明らかにものすごく適当だったぞ。
 
1000円カットだから文句言うなってことか。
 
確かに安いから文句言えないけどさ。
 
それでも最低限、注文した通りに切ってよね。
 
 
 
ちなみに翌日は毎日放送の撮影だったので、テレビにはこのヘンテコな髪型で出演してます(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネットマスコミ2 2013年03月26日19:06
 
前にネットマスコミの文章の稚拙さについて書いたけど、朝日でもわかりにくい記事があったので以下転載。
 
 
 
「一方、ロシアのプーチン大統領は25日、キプロスに対する過去の25億ユーロの融資の返済条件の緩和を検討するよう政府に指示した」
 
 
ここからである。
 
 
「この延長は、キプロス政府が議会に課税案を否決された際に求めたものだが、ロシアは首を縦に振らなかった。自国の預金者が大きな損害を受ける方策に、問題解決へのロシアの関与を拒むEUの姿勢を見ていたからだ」
 
 
なんだかよくわかんないよね。
 
 
 
まず「延長」ってなに?
 
文脈からして、おそらく返済緩和策のひとつなんだろうね。
 
 
 
次に「自国の預金者〜」からの下りがわかりにくい。
 
 
要するにこういうことだろう。
 
 
 
まずEUはキプロス救済について、ロシアに介入してほしくなかった。
 
なぜならEUは、ロシアの富豪のマネーロンダリングにキプロスの銀行が使われていることを知ってたので、そいつらを救済するわけにはいかなかったからだ。
 
「自国(ロシア)の預金者が大きな損害を受ける」というのはそういう意味だ。
 
 
 
一方でキプロス政府は、キプロスの議会で預金者に対するEUの課税案が否決されたときに、ロシアに支援を求めたらしい。
 
しかしこのときはロシアはOKしなかった。
 
なぜならロシアはEUの様子を見ていたからだ。
 
 
そして今日になって、EUが100億ユーロの金融支援を決定する代わりに、大手2銀行を破綻させるという「落としどころ」を見つけたので、利子の返済猶予を決めたわけだ。
 
ということでオレがこの記事を校正するなら、こうなるかな。
 
 
 
「一方、ロシアのプーチン大統領は25日、キプロスに対する過去の25億ユーロの融資の返済期限延長などの条件緩和を検討するよう政府に指示した。
 
 キプロス政府は以前、キプロス議会にEUの課税案を否決された際に、ロシア政府に返済期限の延長を求めたが、ロシアの預金者が大きな損害を受けるおそれのある課税案を提示したEUが、キプロス支援に関してロシアの関与を拒む姿勢を見せていたため、ロシア政府が返済延長に同意しなかった経緯がある」
 
 
 
でもやっぱりわかりづらいなあ。。。文章って難しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トラック野郎 御意見無用 2013年03月25日18:22
 
先日来、仁義なき戦い、網走番外地と極道任侠系をよく見てる。
 
 
網走番外地の名シーンに、列車に轢かせて手錠を切断する場面がある。
 
 
そういえばルパン三世で、銭形とルパンが同じように手錠を鉄道で断ち切る話があったんだが、そうかこれのオマージュであったかと納得した。
 
 
 
そして両方の映画に田中邦衛が出ていて、しかもどちらもちょっと情けない端役という役柄で、この頃から名脇役だったんだなあと思った。
 
その後の若大将でも青大将役だったしな。
 
 
 
その前に吉村昭の「破獄」を読んだ。
 
吉村氏は限りなくノンフィクションに近いフィクションで知られてるが、これもそのひとつで、昭和?の脱獄王、白鳥由栄をモデルにしている。
 
4回も脱獄を成功させた人物の話で、非常に面白かった。
 
 
 
これに触発されて、今日は東京拘置所を見物に行ってきたんだが、それは後日記すとして、これからギャオで生まれて初めて「トラック野郎」を見る(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本語って難しいよね 2013年03月23日14:34
 
先日、ツタヤで映画借りて見たら、途中でフリーズが2回もあったんで、「途中で止まりますよ」と書いたメモを挟んで返却した。
 
そしたら店員さんがすっ飛んできて、ものすごく丁重に謝ってくれて、無料券をくれた。
 
そこでの会話。
 
 
 
オレ「え? でも別にいいですよ。すごく見たかった映画じゃないし」
 
店員「いえ、いいんです」
 
オレ「えー、いいんですか? ホントにいいのに」
 
 
 
これを外国人が聞いたら「どっちなんだよ」と言うだろう。
 
「いい」にイエスとノーの意味があるっていうのは、ほとんど理解不能だろうな。
 
しかも店員とオレと両方言ってるし(笑)
 
 
 
オレ「But I am OK. It is not really I wanted to see」
 
店員「It is all right, sir」
 
オレ「Yes, but is it really OK?  I do not mind at all」
 
 
 
とかになるのかな。
 
これ全部「いい」ですんじゃうんだから便利な言葉とも言えるよな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クルド労働者党 トルコとの停戦を宣言 2013年03月21日23:00
 
今ヤフーニュースで見つけてびっくりした。
 
このニュースmixiではカバーしてないみたいだ。
 
日本とはまったく関係ないと思ってるのかもしれないが大間違いである。
 
 
クルド人問題はトルコが抱えてきたもっとも大きな火種だ。
 
EUはこの問題をことさら大きく取り上げて、トルコの人権侵害としてきた。
 
そしてトルコのEU加盟を阻んできたわけだ。
 
それはもうオスマントルコ時代の恨みを晴らさんばかりのイキオイで、オレなんかは欧州のトルコいじめに思えていた。
 
 
 
まあしかし、トルコ政府の強権ぶりは「トルコのもう一つの顔」(小島剛一 中公新書)でくわしく語れている通りなので、一面では事実ではあるんだが。。。
 
 
 
ともあれなんで日本に関係あるのかと言えば、オリンピックである。
 
トルコはイスタンブールに招致活動してる。
 
そして東京の最大のライバルだ。
 
 
 
トルコがいま、最大の障壁であるクルド問題を解決すれば、オリンピック招致は、かなり実現に近づくんじゃないかな。
 
そういう意味でこのニュースは日本にとって青天の霹靂と言えるし、もっと大きく取り上げてもいいんじゃないか?????
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中東 混迷の春 2013年03月21日20:46
 
側近「議長、おひさしぶりです」
 
議長「ああ」
 
側近「最近なにやってるんすか?」
 
議長「大工仕事」
 
側近「へええ。それはともかく19日の朝日の耕論が中東特集でしたね」
 
議長「ろくでもないのがいたな」
 
側近「三人いましたが」
 
議長「もちろんアメリカの元役人だよ」
 
側近「どこがろくでもないんですか?」
 
議長「これだよ。
 
 
「長らく重要な米国の同盟国だったエジプトは、今やイスラム勢力と軍という二つの非民主的な勢力の手中にある」
 
 
なに言ってんの?ってことだよ。今のムルシ大統領は「民主的な」選挙で選ばれた大統領じゃねえかよ」
 
側近「確かに」
 
議長「それに「長らく重要な同盟国だった」頃のエジプトは、軍出身のサダトとムバラクが独裁してたんじゃねえかよ」
 
側近「確かに」
 
議長「ヤツらが大好きな「民主的な」選挙が行われて、自分たちに都合の悪いムスリム同胞団が勝ったら、今度はそいつらは「非民主主義的」になっちまうんだよな」
 
側近「前にもそんなことがありましたよね」
 
議長「ガザ地区のハマスだな」
 
側近「そうそう。あれもちゃんと選挙で、しかも確か圧勝したのに、いつの間にかテロ集団になってますよね」
 
議長「しかももっとすげえこといってるんだぜ。
 
「核拡散、イデオロギー対立、未解決の紛争、米国への嫌悪ーー。中東はこれらが混じり合った「毒薬」のような地域だ」
 
……すごくね?」
 
側近「毒薬ってのはすごいですねえ」
 
議長「この人のアラブ人への、ものすごい偏見がにじみ出てるよな」
 
側近「まあアメリカの安全保障担当者からすれば毒薬みたいなもんなんでしょうけどね」
 
議長「しかし公の場での発言とは思えないよな」
 
側近「確かに」
 
議長「オレはこの間ニューヨークに行ってよくわかったんだけどな、アメリカとイスラエルってのは、やっぱり不可分なんだよな」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「NYにはユダヤ人がごっそり住んでるわけよ。ヒゲとモミアゲ伸ばして山高帽みたいなのかぶって黒いコート着た連中がたくさんいるんだ」
 
側近「へええ」
 
議長「つまりあんな格好でも平気で出歩けるってことなんだよ。そういう国はアメリカとイスラエルしかないだろうな」
 
側近「他では差別を受けると?」
 
議長「オレはヨーロッパはあんまりわかんねえけど、少なくともスペインのユダヤ人はあんな格好してなかったな」
 
側近「なるほどね」
 
議長「そういえばこの間「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を改めて見たら、あれもユダヤ人の話だったよな」
 
側近「イタリア系マフィアの話じゃないんですか?」
 
議長「そりゃゴッドファザーだろ(笑)」
 
側近「ごっちゃになってます」
 
議長「なにしろアメリカとイスラエルは一心同体ってことなんだよ」
 
側近「でもオバマはあんまり中東には積極的じゃないですよね?」
 
議長「今イスラエルに行ってるよな」
 
側近「そうみたいですね」
 
議長「オバマはIT系とか電力会社の献金が多いみたいだからな。ユダヤ系は少ないのかもな」
 
側近「へええ。そうなんすか? ユダヤ系は?」
 
議長「そりゃ金融だろ」
 
側近「あ、そうか」
 
議長「それで思い出したけど、オバマは選挙の時に小口献金が9割以上だって自慢してたよな。草の根献金で勝利したって」
 
側近「そうでしたね」
 
議長「でもとある本によるとだな。小口献金はオバマの選挙資金の3割にも満たないんだそうだよ」
 
側近「え? そうなんすか? じゃあ残りは?」
 
議長「大口献金ってことだ。結局大企業とか金持ちからの資金がほとんどなんだってよ」
 
 
 
「オバマ陣営は自分の行為を正当化するために九三%が小口の献金だと主張しています。聞こえはいいですよね。でも小口献金はオバマ陣営の選挙予算のうち四分の一しか満たしていないというのが実態です。残りの七%で四分の三を埋めたのですが、その献金者らはとても裕福な人々です。そして彼らはオバマ政権で政府高官や大使になるんです」(ドキュメント アメリカの金権政治 軽部謙介 岩波新書)
 
 
 
側近「へええ。知りませんでした」
 
議長「オバマもクリーンなイメージだけど、実は他のダークな政治家とたいして変わらないんじゃないかって気もするよな」
 
側近「うーむ」
 
議長「しかし、こんな連中が人権だの民主主義だの男尊平等だの言って、上から目線で途上国を見下すんだから、そりゃアラブ人も腹立つだろ」
 
側近「確かに」
 
議長「こういうのはアメリカに限ったことじゃねえ。どこに国だって必ずあるんだ。だから世界で最も政治家がクリーンだの汚職が少ないだの言って北欧の連中が自慢してるのも、オレは信じねえ」
 
側近「議長も相当腹黒かったんでしょうね」
 
議長「当たり前だろ。オレの弟なんかオマエ、イスラエルとの密貿易で何億もうけ……あ、やべえ(笑)」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内山節「リフレ論争の限界」 2013年03月20日18:53
 
13日の朝日に載ってた内山節氏の論考が面白かったので備忘録代わりに。
 
 
 
「脱デフレ論は、取り分を増やせなくなった企業の悲鳴に過ぎない」
 
 
オレもそう思うよ。
 
経団連のおっさんたちが経済成長しないとモノが売れなくて会社がやばいから、なんとかしろと言ってるだけなんじゃないか。
 
一般市民には物価は安い方が間違いなくいいだろう。
 
経済成長しないと幸せになれないってのは、いまや幻想に過ぎないのではないか。
 
 
 
「若い人たちは物価も賃金も上がらないなかで、お金を使わずに生活するノウハウを持ち始めています」
 
(日銀や政府がやるべきことは)「とにかくインフレを起こさないようにしてもらいたい。物価安を前提に、豊かさを追い求め、生活のスタイルを確立した人々の世界がいっぺんに行き詰まるからです。いま社会で起きている生き方の模索を邪魔してはいけない」
 
 
オレもデフレ生活に適応して生きてきたんで、ここんところ重要(笑)
 
 
 
 
「市場を介さないコミュニティーは、小さくても強い。豊かさとは不安のなさだ、ともいえます。それは貨幣を介さない仕組みをどこまで社会が持っているか、ということにかなり依存すると思います」
 
 
アンデスの標高4000mの集落に行ったことがあるが、911テロもリーマンショックもまったく関係ない暮らしだったな。おそらく人類が滅びてもあいつらは生き残る(笑)
 
内山氏が言うコミュニティーの強靱さってのは、景気に左右されない暮らしってことなんだろう。
 
 
 
「若い人たちにモノを買ってもらうために必要なものは、財政政策でも金融政策でもありません。非正規雇用に制約をかけて正規雇用せざるを得ないように企業を誘導するとか、最低賃金を引き上げるとか、雇用・労働政策をきちんとやればいいのです」
 
 
まったくだよ。
 
そもそも人口が減ってるんだから、経済成長なんて望めないだろ。
 
それよりも現在のデフレ社会でいかに暮らしが安定するかを考えるべきだろ。
 
そのためには貧困ビジネスとかブラック企業をがんがん行政指導して、ワーキングプアみたいな人たちを助けてやんないと、ますます人口減るし、税収も減るわけだが……。
 
 
「企業は一度、低賃金でやれる仕組みを作ると、それが当たり前になってしまう」
 
 
 
そう。非正規雇用が減らないのはそのせいだ。
 
そして企業が赤字だと法人税が入らないから、政府も改革を強く打ち出せない。
 
 
 
「貨幣を増やせば生活が豊かになる、成長すれば何でも解決できるという古い意識にとらわれている人たちが、内輪で同じことを言いあっているうちに、それが真理に思えてくる」
 
 
 
高度成長を経験した世代の経営者たちが、かつての幻想をいまだに追い続けてるのが、いまの日本をダメにする元凶なのだと改めて確認した。
 
 
 
しかしオレ、ホントにデフレ社会に適応してるなあと自画自賛(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二十四の瞳 2013年03月14日11:07
 
うーむ。。。
 
いろいろ考えさせられる映画だった。
 
 
見る前は小学校の先生と生徒のほのぼのふれあい映画だとばかり思ってたんだが、そうでもない。
 
むしろ生徒を通して、世の中の矛盾が垣間見えてくる構成だ。
 
 
 
貧困、不条理、没落、そして戦争の悲惨。
 
 
 
最後に先生と生徒が泣いたのはなぜだろう。
 
そのジワジワくる涙は、それらに対するやるせなさや諦観、怒りのような感情なんだろうな。
 
 
 
 
小中学校では、今から考えると明らかに家庭に問題がありそうな子供が、クラスに数人は必ずいた。
 
彼らは高校、大学、社会人と上がっていくと、ほとんど見かけなくなってしまう。
 
しかし彼らは消えてなくなったわけでは、もちろんなくて、世の中のおそらく底辺で、今ももがいているに違いない。
 
 
 
今の世の中は、そういう人たちに対する寛容さをなくしてしまっているんだろうな。。。。。
 
 
とかなんとか言って、一番ショックだったのは、ラストシーンの先生よりもオレの実年齢の方が上だということだ(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「中国人の部屋から湯沸かしポットを回収しろ」、リゾートホテルの対応に中国人猛反発 2013年03月13日13:16
 
ライブドアニュースより
 
 
「中国人の部屋から湯沸かしポットを回収しろ」、リゾートホテルの対応に中国人猛反発―モルディブ
Record China 2013年03月12日13時40分
 
 
2013年3月8日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、モルディブ共和国のリゾートホテルが、室内でカップ麺ばかりを食べてレストランで食事をしようとしない中国人宿泊客に業を煮やし、中国人が宿泊するすべての部屋から湯沸かしポットを回収。すでに中国国内の多くの旅行社がモルディブ旅行を予約している顧客に注意を促しているという。11日付で台海網が伝えた。
 
 
モルディブ北部のイルフシ島にある5つ星リゾートホテルの元従業員・趙建科(ジャオ・ジエンコー)氏のマイクロブログへの投稿によると、昨年12月に同ホテルに赴任してきた総支配人が中国人観光客に対する差別的待遇を始めたという。総支配人は中国人の宿泊するすべての部屋から湯沸かしポットを回収するよう指示。その他の部屋の湯沸かしポットは回収されなかった。中国人宿泊客がポットを要求しても、総支配人はこれを拒絶。さらにこの総支配人は「中国人を意味する『CN』は『カップヌードル』の意味だ」と公言してはばからず、船着き場に中国人観光客を出迎えるのは断固拒否し、欧米人観光客のみ出迎えていたという。
 
 
 
 
このニュース、中国人観光客がカップメンばかり食べることが差別の原因のように書いてるけど、よく読むとそれ以前から中国人差別があったことが伺える。
 
要するに赴任してきた総支配人は最初から人種差別主義者だったってことだ。
 
 
こういう中国人差別は世界中で見られる。
 
いわゆる「チノ攻撃」「チャンチュンチョン」と言われるもので、トルコでオレは鬱になりかけたことがある。
 
 
ここで重要なことは、
 
「彼らにとって日本人も中国人も同じである」
 
という事実である。
 
多くの教育レベルの低い人たちにとって、東洋人はすべからく中国人である。
 
我々は海外では「中国人」というひとつのかゴリにくくられてしまうのである。
 
 
まず我々はこの事実をもっと知るべきだろう。
 
そして、そのように考えたとき、この支配人の対応は、かなり深刻なものに映らないだろうか。
 
 
 
 
そもそもレストランでメシを食うかどうかは宿泊客の勝手だろう。
 
オレは欧米人観光客でも、同じようにケチ旅行していた家族をいくらでも見てきた。
 
この総支配人は、そういうケチ欧米人にも同じような対応をするんだろうかといえば、おそらくしないのである。
 
 
 
このニュースを配信している媒体は、自分たちの目線が、あたかも欧米人と同じになっていることに気づいてない。
 
我々はこのニュースを中国人の立場で見るべきである。
 
 
なぜなら我々は、残念ながら海外では中国人なのだ(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カラオケラブホ 2013年03月13日11:20
 
最近聞いた話を備忘録代わりに。
 
 
六本木に「カラオケラブホ」みたいなのがあるらしい。
 
個室カラオケにベッドがついてるというものだ。
 
なるほど。いい着眼点だ。
 
 
「ホテル行こうぜ」
 
だと断られるけど、
 
「カラオケ行こうぜ」
 
ならついてきそうだ。
 
 
お値段は一晩2万円ほどで、ちと高いらしいが、もっと安くなったら増えるかもしれない。
 
 
そういえばホテルも低価格化が進んでる。
 
スーパーホテルとか。
 
 
ああいうのと上記カラオケが合体したらビジネスになりそうだ。
 
 
すなわち、四畳半ほどの部屋にベッドとカラオケがあり、飲食できる。
 
風呂入ってビール飲んで歌って騒いでセックスして寝ると。
 
 
お値段は一泊飲み放題で2万円。
 
 
彼女と飲み歩き、最後にラブホに連れ込むのを考えたら安上がりな気もする。
 
しかしこういうサービスなら既存のラブホでもやってるのかな。うーむ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旅行観光競争力ランキング 2013年03月08日09:40
 
ダボス会議の「世界経済フォーラム」が旅行観光競争力ランキングを発表。
 
 
1位 スイス
2位 ドイツ
3位 オーストリア
4位 スペイン
5位 イギリス
6位 アメリカ
 
 
この自画自賛ぶり。
 
1位スイスってオマエ、ダボスがスイスだからじゃないかよ(笑)
 
スペインで首絞め強盗が多発してるの知らないのか?
 
メシのまずいドイツとイギリスがなんで高順位なんだ?
 
意味不明。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本の柔道 選手が喜び感じる改革を 2013年03月07日11:42
 
3月6日の朝日新聞のコラム。
 
柔道大国フランスに取材に行った野村記者の記事。
 
 
 
「日本の女の子には幸せになってほしい。柔道をする喜びを感じてほしいんです」(フランス人女性コーチ)
 
「人生にplaisir(喜び)を感じるために柔道をやっているんだ」(柔道教
室の指導者)
 
 
 
西洋人らしいコメントですよ。
 
「スポーツ」というものの成り立ちを考えると当然の発言だよな。
 
 
そもそもスポーツってのは貴族のアマチュアリズムが基本になってる。
 
イギリスのサッカーにしてもゴルフにしてもラグビーにしても、金持ちの道楽から始まったものだ。
 
労働者階級の間ではサッカーはプレイするよりも観戦するものという意識が強いそうだ。
 
 
 
一方の日本では、スポーツ自体が外来の思想だったわけだ。
 
だから国威発揚のために奨励されたことは理解に難くない。
 
 
そもそもスポーツに対する理念がまったく違うんだと思うし、それがいろんな問題の根っこにあるんだと思うな。
 
 
 
そういうのは、おそらく共産圏もそうだったろうし、途上国では今でも貧困から這い上がるための手段だ。
 
 
 
要するに純粋にスポーツを楽しもうなんて言っていられるのは裕福な西洋諸国だけなんじゃないか?
 
 
 
 
まあそうはいっても楽しくないとねえ(笑)
 
 
 
最後に。
 
オレは地元の柔道大会で審判に狩り出されて、ちょっとだけ垣間見たことがあるんだが、段取りの悪さにとにかく驚いた。
 
あの調子で練習もしてるんだとしたら、選手も大変だろうなあと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
サロンパス・リサイクル 2013年03月05日11:50
 
母親の部屋に行くと、いつも畳にサロンパスが貼り付けられている。
 
なぜかと母親に尋ねたら、使い終わったサロンパスで畳のホコリを粘着して取るんだそうだ。
 
なるほど(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本でもベビーシッターが流行るかも 2013年02月27日10:36
 
NYの友人の話では、アメリカでは児童虐待が深刻になり、現在は密告通報が当たり前で、非常に厳しく取り締まられているんだそうだ。
 
子供に留守番させて買い物に出るのもダメ。
 
車に数分、置き去りにしただけで通報され警察が飛んでくる。
 
何事も極端なこの国らしい。
 
 
そんで日本でも児童虐待が報道されるようになった。
 
いままでもあったんだろうが、よりひどいケースが増えてるってことなんだろうな。
 
アメリカの十年後を追ってるってのはホントだ。
 
 
そこでアメリカ並みとはいわなくても、これから厳罰化が進むのは間違いない。
 
そうするとベビーシッター業界が儲かることになるだろう。
 
 
 
さらにそこにTPPが加わる。
 
どうなるかといえば、フィリピンやインドネシアあたりの格安シッターさんが増えるということになる。
 
 
外国を旅行してると、アジア系のシッターに子供を任せた白人若夫婦をよく見かける。
 
日本もあんな風になるのかもしれない。
 
 
 
介護の次はシッターだな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アカデミー賞『アルゴ』が受賞について 2013年02月26日18:47
 
まず思い出したのは「アラビアのロレンス」みたいだということだ。
 
アラビアのロレンスは有名だけど、実は虚像だったというのは、いろんな人が書いている。
 
ロレンスは単なる連絡将校、つまり使い走りで、本や映画のように活躍したわけではないと、当時のアラブのフセイン王子自身が語っている。
 
しかし欧米では、ロレンスは、第一次大戦でトルコに対してアラブの離反を成功させた英雄とされ、もてはやされた。
 
事実と異なる虚像にロレンス自身も悩んで、最期は自殺同然のバイク事故で死んでしまった。
 
歴史はいつも勝ち組による「ねつ造」によって都合よく書かれるわけだが、今回もそんな風に思えるな。
 
 
朝日にもチクッと書いてあった。
 
「アカデミー賞は、映画芸術科学アカデミーの世界6千人以上の会員が投票で選ぶ。米紙ロサンゼルス・タイムズの調べでは、圧倒的多数が白人。大半が男性で、高齢層が多い」
 
 
 
【アカデミー賞】大混戦の「作品賞」は、『アルゴ』が悲願の受賞!
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=25&from=diary&id=2336433
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネットマスコミ 2013年02月15日17:50
 
前から思ってたんだが、ネットのニュース記事には、おかしな表現がけっこうある。今日も見つけた。以下。
 
 
 
きゃりーは現地時間9日に行われたベルギー・ブリュッセル公演を皮切りに、10ヶ国・地域を回る初のワールドツアーをスタート。パリ公演(10日)、ロンドン公演(13日)を大成功におさめている。(モデルプレス)
 
 
 
これを正確に記すなら。
 
 
きゃりーは現地時間9日に行われたベルギー・ブリュッセルでの公演を皮切りに、10ヶ国・地域を回る初のワールドツアーをスタート。パリ公演(10日)、ロンドン公演(13日)で大成功をおさめている。
 
 
 
となるだろう。
 
成句としては「成功を収める」のであって、「成功に収める」ではない。
 
おそらく前の文章の、
 
 
 
「ベルギー・ブリュッセル公演「を」」
 
 
 
の文言を引きずっているのだ。
 
 
 
新聞などの既存メディアは軒並み部数を下げて経営が苦しいわけだが、こういう表記が散見されるネットメディアは、まだまだ成熟してないといえるかもしれない。
 
とすれば、既存のマスメディアのプロフェッショナリズムを、もっと大事にするべきではなかろうか?
 
 
なんとなく「ニュースはタダ」的な考えが広まってるけど、実際に取材して記事を書く記者の給料を払ってるのは新聞でありテレビなんだから、ニュースに金がかかるのは当たり前と心得ないといけないよなあ。。。ていうか、なんできゃりーぱみゅぱみゅのニュース、チェックしてるんだオレは。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヘッジファンド大儲け 2013年02月15日09:39
 
「米紙ウォールストリートジャーナルによると、米著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドは昨年11月からほぼ10億ドル(約930億円)を稼いだ」(ニューヨーク共同)
 
 
アメリカのヘッジファンドが円安で大儲けしてるらしい。
 
世の中のためになる何物も生み出さないで、単に為替差益だけで儲ける。
 
資本主義のもっとも醜悪な一面だと思うな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
温暖化と道産米 2013年02月11日21:24
 
今日聞いた面白い話。
 
ここ10年?ほどで、北海道産米がとてもおいしくなった。
 
きらら397は古いが、キタヒカリ、ななつぼし、ゆめぴりか、などなど。
 
 
これに関して、地球温暖化が関係しているという。
 
稲というのは南方の植物なので、本来寒さに弱いわけで、それを品種改良を繰り返して寒さに強い品種を育ててきた。
 
しかしおいしい品種は、概して作付け期間が長いそうで、しかも冷害の心配もあり、だから北海道の米はまずい品種しか作れなかったと。
 
しかし最近は品種改良に加えて、温暖化で冷害の危険が減り、作付け期間が延びたせいで、内地と変わらない米が栽培できるようになったそうだ。
 
そんなことで北海道産米は安いわりにおいしいらしいのでお買い得なのである。
 
って……これってステマ!!!?????
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あそこがかゆくなる 2013年02月11日21:17
 
かつて業界に勤めていた友人の有力情報によると、かつてティモテのボディーシャンプーを使用した女性ユーザーから「あそこがかゆくなる」との苦情が殺到したとか。
 
そんで社員が使用してみると確かにかゆくなり販売停止に!!!
 
 
シャンプー『ティモテ』、19年ぶりに日本再上陸
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=2318599
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あの国が親日国家の理由 2013年02月07日12:33
 
トルコ、モンゴル、ポーランド、フィンランドについては簡単じゃん。
 
日本がロシアに勝ったからだよ。
 
 
特にトルコはそうだ。欧米は大嫌いだけどロシアはもっと嫌いだからNATOに加盟してる。
 
ポーランドは「カチンの森」って映画を見ればわかる。ドイツとロシアに挟まれたかわいそうな国だ。
 
フィンランドはアジア系の民族で、第二次大戦ではロシアに占領されてた。そして同じく、ロシアとスウエーデンという大国に挟まれてる。だからロシアに勝った日本にシンパシーを感じてるんだろう。
 
モンゴルはちょっと特殊だな。ロシアが中国から独立させた国だ。モンゴル人は中国が大嫌いだから、その裏返しで親日なのかもしれない。
 
 
アルゼンチンはアメリカが大嫌いだ。だからアメリカで、ビジネスで成功している日本を尊敬しているとアルゼンチン人が言ってた。
 
 
パラオについてはよく知らない。もともとドイツ領だったが、第一次大戦で日本領になった。確か南洋庁が置かれてたはずだから、他の地域よりも発展したのかもしれない。
 
 
いずれにしてもここに書いてある美談だけではないと思うな。
 
 
俺が思うに日本が敗戦から経済大国にまで発展したことが、世界中で尊敬されている原因なのは、あちこちで見聞きしてよくわかるよ。
 
本当に有り難いことです。
 
 
 
 
あの国が親日国家の理由
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=2315230
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
世代別の米好き割合 2013年02月03日19:24
 
へええ。
 
まさにアメリカの食糧戦略がそのまま反映されてるな。
 
学校給食の普及が50年代以降だから、だいたい今の60代からパン食が一般化したと言っていいだろう。
 
この調査結果そのままじゃんな。
 
おそらく肉食嗜好の割合も、これに準じて反比例するんだろう。
 
 
 
しかしアメリカからすれば期待外れだったんだろうな。
 
もっと小麦文化が普及すると踏んでいたんじゃないだろうか。
 
しかしそうならなかったのは米食文化の普遍性を彼らが甘く見ていたためだろう。
 
米食の魅力については中尾佐助教授などがしている通りだ。
 
 
しかし当時は「米を食ってるから戦争に負けた」だの言われてた時代だからなあ。。。。今から考えればばかげた話だよ。
 
 
以上備忘録。
 
 
 
 
世代別の米好き割合
 
・10代:51.6%
・20代:59.6%
・30代:58.7%
・40代:61.4%
・50代:63.1%
・60代:67.6%
・70代:75.5%
・80代:72.8%
 
(リサーチパネル調べ、13万4932人が対象)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
秋田のPコミックは大丈夫か? 2013年02月02日20:38
 
マンガ雑誌というのは、雑誌制作において、今で言うところの「アウトソーシング化」を早くからやっていたと言える。
 
つまり本来、編集者が担当するべきページを外部のマンガ家にアウトソーシングしているわけだ。
 
つまらなかったら切ればいい。面白ければページを増やす。
 
非常に効率的なのである。
 
 
 
また一般月刊誌が十人前後の編集者が必要なのに対して、月刊マンガ雑誌は三人いればすむ。
 
人経費がかからないのである。
 
 
なので、マンガ出版社は不況には強いと言われてきた。
 
しかしそれでも「漫サン」廃刊。
 
 
いろいろ原因があるんだろうが、おそらく主要読者である中高年ブルーカラーの人々の財布が厳しくなったのが大きいのではないだろうか。
 
小遣いが減ったとして、残すとすれば携帯電話が優先され、漫画雑誌にかける金が削られるわけだ。
 
 
 
オレが連載をいただいてる秋田書店のPコミックの健闘を祈るしかない。
 
でも漫サンと読者層がもろかぶるんだよなあ……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
園田監督が気の毒だと思います 2013年01月31日20:16
 
やはり柔道愛好家として「園田監督辞任」について一言書かせてもらいたい。
 
 
園田監督は気の毒だと思う。
 
 
もちろん指導に暴力を持ち込むのはよろしくないわけだが、しかし一方で彼が追い詰められていたことも事実だろう。
 
ロンドン五輪のはかばかしくない結果が原因である。
 
 
 
そこで彼の指導力不足が批判されるんだろうが、原因はそれだけではないと思う。
 
 
外国の柔道スタイルは、一本とるよりもチマチマとポイントを重ねて競り勝つパターンが多い。
 
一方の日本柔道は、あくまで一本勝ちを狙う。
 
だから結果的に競り負けることが多い。
 
 
 
だったら外国のマネをしてせこい柔道に徹すればよいのではないか?
 
そうではないのだ。
 
 
日本は柔道発祥の国として、せこいことはできないのだ。絶対に。
 
 
 
なぜなら柔道は、スポーツと同時に日本の価値観も体現しているからだ。
 
礼を重んじたり、正座して黙とうして心を鍛えるなどだ。
 
そういう意味で柔道はスポーツというよりも武道だと思う。
 
柔道は、要するに日本の伝統文化を輸出する、貴重なツールでもあると言えよう。
 
 
 
その部分を放棄してまで金メダルは必要か?
 
そこが問題なんだと思うな。
 
 
 
オレは柔道愛好家として、そこまでして金メダルは取って欲しくない。
 
せこい柔道で勝つよりも、潔く勝負して負ける方がよっぽど好ましい。
 
 
 
しかし世の中の評価は、あくまでメダルの数にこだわる。
 
そこで園田監督はジレンマに陥るのだと思う。
 
 
 
彼は日本的なやり方で、なおかつ外国選手に勝つという難しい方法を模索しなけれないけないからだ。
 
 
そういう意味で、彼は日本柔道が抱える宿命の犠牲者なのではないだろうか???
 
 
結果として暴力に至ったのは残念なことだが、しかし彼が解任されても、根本的な問題は解決されないと思うな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんで日本は治安がいいのか 2013年01月24日17:01
 
先日の朝日新聞のインタビューで犯罪学者の浜井浩一氏の記事が面白かったので備忘録代わりに。
 
 
 
「欧米の研究者の間では、日本の治安がいいのは日本人が『罪を憎んで人を憎まず』と寛容な上に順法意識が高いからで、それは刑事司法に対する信頼の高さに裏打ちされていると考えられてきました。
ところが実際に世界各国との比較調査をやってみたところ、日本人は司法に限らず行政全般に対する信頼がとても低い。それなのに逸脱行動は極端に少なく、『悪いことをすると罰を受ける』と思っている人の割合は、英独仏を上回りトップです。刑事司法を信頼していないのに、なぜ悪いことをすると罰を受けると思っているのか。欧米の常識では理解不能です」
 
 
「そこで私なりに、社会倫理学者の山岸俊男さんの理論を援用して読み解いてみると、日本人がそう思うのは、地域コミュニティーや会社コミュニティーなど『仲間内』での相互監視にさらされているからだと考えられます。村八分になるのは怖い。自分が怖いのだから他人も怖いだろう。だから変なことはしないはずだという意識の集積が『安心社会』を築き、それによって日本の治安は守られてきたのかもしれません。それは、他者に対する信頼をもとに築かれた社会とは根本的に違います。だからこそ、仲間ではない人間に対する警戒心が強く、排他的です」
 
 
 
 
 
前に「ハビビな人々」で、
 
「欧米では、罪の意識は神様に対するもので、日本では世間に対するものだ」
 
と書いたんだが、当たらずとも遠からずでよかった(笑)
 
 
 
 
しかしここに書いてある、
 
「日本人は司法に限らず行政全般に対する信頼がとても低い」
 
というのは、あまり納得できないなあ。
 
 
だってどう考えても、日本の行政は、先進国を含めて他国とは比較にならないほどシステマチックで効率的に動いてるよ。
 
それはちょっと外国に行ってみればすぐにわかることだろう。
 
アメリカのESTAのHPの、どうにもわかりにくい和訳文章と手続き画面を見ただけでもわかるってもんだ。
 
 
「世界各国との比較調査」ってのは具体的にどこの国なんだろう。
 
「行政に対する信頼」なんて途上国ではゼロに等しいと思うよ。
 
途上国の入国審査の長蛇の列。権威主義的な役人の態度は、もはや絶望的だ。
 
 
 
それと、
 
「『悪いことをすると罰を受ける』と思っている人の割合は、英独仏を上回りトップ」
 
というのも、欧米と比較するなら当たり前な気もするな。
 
だって法律に抵触しなければ、なにをやったってかまわないのが欧米なんだからさ。少々罪悪感があったって、自分の権利の方が大事という連中なんだから、欧米と比較して日本人の方が自粛しやすいってのは当然だと思うな。
 
 
 
 
 
そういうことはともかく、インタビューの中で、刑務所が社会的弱者の受け皿になっているという指摘には、やっぱりそうだったかと非常に納得した。
 
 
結局、不景気で公共事業が激減して、「ギリギリ健常者」の人たち(ギリギリ知的障害者じゃない人たち)や所得の少ない高齢者がごっそり失業してしまい、彼らの受け皿の一部が刑務所になってるってことだ。
 
 
ほんと怖いなあ格差社会。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アルジェリア人質事件 フランスの罪(議長シリーズ) 2013年01月21日19:18
 
側近「議長、最悪の結果になっちゃいましたねえ」
 
議長「そうだな。ある程度予測はついたけどな」
 
側近「そうですか?」
 
議長「報道にもあるけどよ、アルジェリア政府としては石油とガスの死守こそ重要案件だったってことだ」
 
側近「人質よりも?」
 
議長「人質っつったって異教徒だしな」
 
側近「なるほど」
 
議長「それよりも施設を破壊される方がまずいってことだ。それにテロリストに逃げられると捕まえるのが難しい」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「昔からそうだよ。砂漠の遊牧民ってのは同時に盗賊でもあったからな。オアシスに攻め込んで秋の収穫をぶんどって砂漠に消えちまうんだ。そしたら誰も追いかけられないわけよ」
 
側近「へええ」
 
議長「だいたいこの事件はマリにフランスが軍事介入したことと非常に関係が深いよ」
 
側近「新聞でもそう書いてましたが」
 
議長「いや、それ以上だな。オレはあの辺に行ったことがあるんだ。アルジェリアからニジェールに抜けるルートは途中まで舗装されてて、わりと交通量があるんだ」
 
側近「どのくらい?」
 
議長「1時間に、2,3台」
 
側近「そんなもんすか?」
 
議長「それがマリに抜けるルートになると1日2,3台ってとこだな」
 
側近「そんなに少ないんですか?」
 
議長「そんなもんだよ。これがモーリタニアに抜けるルートになると、2,3日に1台なんだけどよ(笑) まあそれはいいとして、そういう地域だから政府の権力なんか遠く及ばないんだ。言ってみればパキとアフガン国境の部族地域に近いな」
 
側近「なるほど。それでテロリストの温床に」
 
議長「そういうことだ。もともと国境っていうのは密貿易で儲けられるからよ、マフィアが多いんだよ」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「メキシコとアメリカ国境とか、タイ、ラオス、ミャンマー北部のゴールデントライアングルとか」
 
側近「クン・サーですね」
 
議長「国境っていうのは西洋人が来るまでは、どこにも存在しなかったわけよ。それまで自由に交易していた連中が国境で縛られて、そいつらが武装して反政府化するわけだ」
 
側近「うーむ」
 
議長「そもそもフランスがマリに軍事介入したから、今回の事件が起こったんだよな?」
 
側近「そうですね? でもいつ起こってもおかしくなかったんじゃないですか?」
 
議長「確かにな。しかしそもそもの問題はアルジェリア政府みたいなダメな政府をフランスが野放しにしてることが問題なんじゃないのか?」
 
側近「ダメですか?」
 
議長「今回の対応を見ればわかるだろ」
 
側近「うーむ」
 
議長「なんで武装勢力がマリやアルジェリア政府を敵に回すと思う?」
 
側近「テロリストが悪いヤツらで、政府に摘発されるからでしょ?」
 
議長「一概にそうとも言えねえな。政府が汚職まみれだってのも大きいんじゃないか?」
 
側近「なるほど」
 
議長「両国とも旧宗主国のフランスが儲けるシステムができあがってるわけだよ。いまだにフランス人が住み着いて、でかい会社経営してるんだ。そいつらと傀儡政権が癒着して、フランスが儲けるシステムができあがってるんだよ。それに対するレジスタンスって意味もあるんじゃねえかな」
 
側近「じゃあフランスが悪い?」
 
議長「少なくとも、もう少しフランスの責任が問われてもいいとオレは思うな」
 
側近「でもテロはよくないでしょ?」
 
議長「そりゃそうだよ。しかしこういう地元民をないがしろにした不公平なシステムが続く限り、同じような事件は永久に続くな」
 
側近「なるほど」
 
議長「オレは昔、マリにも行ったことがあるんだけどよ」
 
側近「どうでした?」
 
議長「フランス人が威張っててびっくりしたな」
 
側近「へええ」
 
議長「地元の黒人が、フランス人が来たら道譲るくらいの勢いだったな」
 
側近「そんなに?」
 
議長「しかし我慢がならなかったのはな、フランス人の態度が「それが当然」って感じだったってことだ」
 
側近「なるほどねえ」
 
議長「だからオレはわかるんだよ。マリで武装勢力が伸長する理由が。そしてフランスが、あの地域を手放したくないと思う理由が」
 
側近「ふーむ」
 
議長「この事件には、そういうアフリカの構造的な問題が根っこにあると、オレは思うな」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アルジェリア人質事件(議長シリーズ) 2013年01月17日21:42
 
側近「議長。アルジェリアで人質事件ですよ」
 
議長「そうらしいな」
 
側近「日本人もいるらしいですね」
 
議長「割食ったんだろうな」
 
側近「やっぱそうですかね?」
 
議長「イスラム過激派の敵は西洋文明だからな。日本人は基本的に対象外だろ」
 
側近「なるほど。しかしなんでまたアルジェリアなんでしょうね?」
 
議長「リビアの隣だからな」
 
側近「カダフィの?」
 
議長「そう。あの内戦でごっそり武器が流れたんだよ」
 
側近「なるほど」
 
議長「サハラ砂漠にはトアレグって民族がいるんだ」
 
側近「ほお」
 
議長「そいつらは昔から砂漠の交易で儲けてたんだけどな。要するにそいつらが反政府ゲリラなんだ」
 
側近「なんで反政府側なんですかね?」
 
議長「砂漠じゃあ国境なんて意味がねえんだ」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「かつては国境なんてなかっただろ? たかだかこの100年くらいのもんだ。欧米が勝手に引いた線なんだからよ。だから彼らの交易は現代では密輸ってことになるわけだ」
 
側近「なるほど」
 
議長「だから政府が取り締まる。ヤツらは反政府ゲリラってことになるわけだな」
 
側近「今回の犯行グループもそういうヤツらなんですかね?」
 
議長「そうだろうな。そういうヤツらとアルカイダみたいなテロリストが結託して、さらにそれにリビアの重火器が加わったわけだ」
 
側近「犯行グループはマリの仏軍介入を非難してるみたいですが」
 
議長「そりゃそうだろう。同じ理由だよ。マリ政府にしても、ヤツらは反政府ゲリラだからよ」
 
側近「なんでフランスが介入するんですかね」
 
議長「あのへんの国はフランスの属国みたいなもんなんだよ」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「そうだよ。政府にフランス人の行政官って連中が派遣されてて、そいつらが実質的に、政策を決めてるんだ」
 
側近「へええ」
 
議長「放っておいたらゲリラが勝っちまって、今の傀儡政権が追い出されるかもしれねえ。そしたらソマリアみたいに無政府国家なっちまう。そうなるとフランスの上がりがなくなっちまう」
 
側近「なるほどね」
 
議長「今回の件でフランスがマリから撤退することはあり得ねえな」
 
側近「ふむ」
 
議長「それにアルジェリアもフランスの植民地だったからな」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「アルジェリアってのは、言ってみれば日本の北海道みたいなもんだったわけだよ。沿岸部にフランス人の移民がごっそりいたんだ」
 
側近「へええ」
 
議長「フランスは絶対手放したくなかったんだな。だからアルジェリア独立戦争ってのは8年も続いたんだ」
 
側近「へええ」
 
議長「フランスってのはどうにも女々しい国だよ。第二次大戦が終わったら、のこのこ軍隊出してベトナムを再植民地化しようとして、あっけなく負けてよ。次はアルジェリアにも軍隊出したら泥沼になって、結局撤退したわけだ。情けねえよなあ」
 
側近「なるほど」
 
議長「今回もフランスとしてはメンツが立たねえんじゃねえか? だから強行突破するしかないだろうな」
 
側近「キビシイっすね」
 
議長「犠牲者が出ないことを祈るしかねえな」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本文藝家協会会員になってみたりして 2013年01月15日10:13
 
 
 
 
「日本文藝家協会」
 
 
といっても一般の人は知らないだろう。
 
 
オレも知らなかったよ。
 
 
数日前に、ヤマケイから転送書類が届いた。
 
 
どうせ請求書だろ。
 
 
と思って1週間もほったらかしにしていた。
 
先日フト思い出したので開封してみた。
 
そしたら、上記団体からの「推薦入会のお勧め」であった。
 
 
 
 
 
へええ。
 
なんか偉そうな団体だな。
 
でも最初に思ったのは……。
 
 
 
新手のフィッシング詐欺か!?
 
 
いやでもここまで面倒なことしないよな。
 
普通はメールだろ。
 
それで文面をよく読んでみる。
 
なになに……。
 
 
 
 
 
 
 
 
初代会長、菊池寛。
 
 
 
 
 
 
 
……え?!
 
 
なに?!  いったいなに?!
 
 
これはいったいどういうこと??!!!
 
 
 
 
 
早速ネットで検索してみた。
 
そしたらこんなのが出てきた。
 
 
 
 
 
 
理事長 篠弘
 
 
副理事長 
坂上  弘  辻井 喬  三田 誠広
 
 
 
常務理事
秋山  駿  阿刀田 高  川村  湊  黒井 千次  佐藤洋二郎  関川 夏央  鷹羽 狩行  出久根達郎  林 真理子  山田 隆昭
 
 
 
理 事
荒川 洋治  嵐山光三郎  池澤 夏樹  岩橋 邦枝  大岡  玲  大串  章  岡  信子  加賀 乙彦  岳  真也  佐佐木幸綱  島田 雅彦  曽野 綾子  高井 有一  高橋千劔破  辻原  登  永江  朗  中沢 けい  長谷部史親  三浦 雅士  村上 政彦  森   詠  山本 一力  湯川  豊  リービ英雄
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すげーーーーーーーーーーーーー!!!
 
 
 
すげえじゃん、オレ!
 
 
 
 
 
 
 
 
さらに読み進むと、推薦人の欄に、
 
 
 
 
嵐山光三郎  三田誠広
 
 
のご芳名が。
 
 
 
 
 
 
 
てことはだよ。
 
ヤマケイに連絡が行ったということは、拙著「笑って!古民家再生」が評価されたってことだよな。
 
 
それにしても、なんでオレなんぞが推薦されるの???
 
添付の資料を読んでみると……。
 
 
 
「去る十一月五日開催の当協会の理事会で、貴殿に当協会への入会をお勧めすることが決まりましたのでお知らせ申し上げます」
 
 
 
てことは上に並んたビッグネームの大先生の間で、
 
 
 
 
 
「こいつ、いいんじゃね?」
 
「まあ、いいんじゃね?」
 
「別に、いいんじゃね?」
 
「どっちでも、いいんじゃね?」
 
 
 
 
 
みたいな話し合いがあったんだろうか。
 
 
ひとつ心当たりがあるとすれば、前々から目をかけてくださっている椎名誠さんが推薦してくださったのかもしれないが。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
ともあれ。
 
いずれ懇親会とかで、上記ビッグネームの大先生にお会いする機会があるにちがいない……どうしようどうしよう。
 
 
ここはやはり、一世一代の一発芸を用意しておくべきだろうか。
 
そして嵐山光三郎大先生や阿刀田高大先生を前に披露して、オレという存在をアピールするべきだろうか?
 
 
 
あるいは辻井喬大先生に、
 
 
 
「いつも西武で買い物してます」(←うそ)
 
 
 
などと媚びを売っておくべきだろうか?
 
 
いやいやそんなことよりも、緊張して飲み過ぎて、あり得ない粗相とかしてしまわないだろうか。
 
 
曾野綾子大先生に、
 
 
 
 
「(旦那さんが三浦朱門大先生なので)先生のこと、三浦綾子と間違えてました」
 
 
 
などと口走ってしまわないだろうか?
 
 
 
 
 
いや、そのくらいならまだいいとして。
 
××大先生に、
 
 
 
「先生の頭はいつから禿げ上がっているんですか?」
 
 
 
とか言ってしまわないだろうか……。
 
あるいは××大先生に、
 
 
 
「先生は何年も髪の毛を洗ってないそうですが、かゆくないんですか?」
 
 
 
などと聞いてしまわないだろうか……?
 
あるいは著名な女流作家の××大先生に、
 
 
 
 
「先生の好きなセックスの体位はなんですか?」
 
 
 
 
とか聞いてしまわないだろうか……。
 
 
 
……心配である。
 
 
inserted by FC2 system