最新!! 新刊本発売のご案内その他 2015年05月20日21:50 
 
 
 
 
 
各位
 
平素より大変お世話になっております。旅行ライターの中山茂大です。
初夏の暖かさが心地よい季節ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて、このたび新刊が発売になりますのでご案内させていただきます。また最近の活動につきましてもご報告させていただきます。
 
 
 
 
■新刊発売! 「旅人思考でイスラムと世界を知る本」(言視舎)
前著「ハビビな人々」(文藝春秋)の続編にあたる本です。イスラム的思考や生活習慣をわかりやすく解説する一冊です。5月22日発売予定。ぜひお手にとってご覧ください! またSNSでのシェアも、なにとぞよろしくお願いいたします!
※アマゾン等でも予約注文受け付けてます。
 
 
 
 
 
■トークイベント開催します!
新刊本発売に合わせまして、6月20日(土)午後2時より、八重洲ブックセンター8階にてトークイベントを開催します(添付チラシ参照)。お相手はイスラム女性を長く取材するフォトグラファー常見藤代さんです……が! すでに参加者些少の危機(汗)、みなさま、お誘い合わせの上、なにとぞふるってご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします!(恐縮ですが参加費500円いただきます)
 
 
 
 
 
■JAL機内誌「SKYWARD」で連載してます
4月からJAL機内誌で「世界漫遊モノ語り」を、人力社カメラマン阪口と交代で隔月連載させていただいております。拙担当は偶数月。次回掲載は6月号です。空の旅はぜひともJALで!(笑)
 
 
 
 
 
■マンガ原作を担当しました「東京アンデッド」が徳間書店から単行本発売!
秋田書店の老舗マンガ誌「プレイコミック」で連載されましたゾンビマンガ「東京アンデッド」が単行本になります。作画担当は佐伊村司さん。発売は7月13日です。「ゾンビマニア」垂涎の一冊です。
 
 
 
 
■月刊誌「田舎ぐらしの本」も好評連載中!
奥多摩での改築作業を、バカ丸出しでご報告する「帰ってきた! 奥多摩人力山荘」も絶賛連載中です。趣味が高じて、かっこいいバーカウンターまで作っちゃいました。今夏は生ビールサーバー導入予定です。奥多摩にお越しの際は、ぜひ一杯やりにいらしてください。お待ちしております。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アエラ発売中 2015年05月13日23:45
 
現在発売中のアエラ42pに拙稿が掲載されてます。シリア世界遺産についての記事です。お手に取ってみてくださいましたら幸いです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
葬送の仕事師たち 2015年05月11日00:34
 
先輩ライターである井上理津子さんが新刊を出されました。「葬送の仕事師たち」新潮社。読み始めたばかりですが、葬儀に関わる人達の真摯な姿勢とプロとしての意識の高さに感銘を受けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
墜落の夏 2015年05月08日00:30
 
今頃だが読んでみたら圧倒された。
 
講談社ノンフィクション賞を受賞するには、ここまで取材しないとダメなのかと。
 
まさに日航機墜落事故を総括する一冊である。
 
 
 
事故の経緯や原因などはすでに有名なのでいいとして、へえええとおもったこと。
 
 
 
 
ひとつめはボーイング社のしたたかさ。
 
あの事故での補償は、JALとボーイングが共同で負担した。
 
ボーイングはアメリカの会社にしては珍しく、さっさと圧力隔壁の修理ミスを認めた。
 
その背景には、アメリカの訴訟社会があるという。
 
つまり製造物責任でアメリカで訴訟を起こされたら、すさまじい金額の慰謝料を払わせられる可能性がある。
 
そこで賠償を日本国内に封じ込めるために、早々に罪を認め、賠償はJALとの一元化ということを、さっさと表明した。
 
その隙に、ボーイング本社があるワシントン州では、慰謝料の限度額が定められた。
 
これで、もしアメリカで訴訟が起こっても、賠償額が天文学的な数字になることはない。
 
裏でこのような筋書きを考えた人物がいるのではないかと、著者は指摘している。
 
 
 
 
 
 
航空会社は事故に備えて航空保険というのをかけている。
 
いったん事故が起きると何百億円もの賠償が発生するので、保険会社1社だけでは賄えない。
 
そこで数十社がプールを作り、みんなで負担するという。
 
しかもその負担分は、さらに外国の保険会社に流れていくという。
 
 
「ひどく複雑な国際的な仕組みが、航空保険にはある。国内二十二の損保会社が共同で引き受けた航空保険は、その約十パーセントを国内各社で保持するだけで、八十三パーセントが主にロンドンの保険マーケットに流れていく」
 
 
ロンドンの保険市場、つまりロイズである。
 
 
「アンダーライターと称するロイズ保険市場のメンバーが引受けた日航の航空保険は、いくつもに分割され、彼らのネットワークを通じて、次々とドイツやフランスやアメリカなどの保険会社に引受けられる。引受けた会社はまた別の損保会社におろしていく。こうした国際的な保険市場の中枢に位置するのがロイズ・オブ・ロンドンである。世界中に広がる網の目に、さながらモノのように保険契約を流通させ、それにともなう保険料と保険金の巨大な流れを滞ることなく動かす力量こそが、ロイズ市場の信用だと言われる」
 
 
すげえなロイズ。
 
保険料の相場もロイズが決めるそうだ。HSBCといい、やはり腐ってもイギリスだ。
 
 
 
 
もうひとつ面白かった記述。
 
 
「ちなみに、ニューデリー事故では、地上にいたインド人も死亡している。このとき、日航は補償金としてひとりあたり三十万円を支払おうとしたが、インド政府から横槍が入ったという。そんなに払ったら、たくさんのインド人が飛行機の下に殺到します、というのだった」
 
 
 
 
いやーそれにしても渾身の作品とはこういう作品を言うのだろうなあ。
 
オレもがんばろ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネパール被災地に略奪見られず 2015年05月06日16:04
 
 
ちょっと長いが備忘録。
 
 
東北震災で略奪がなかったことをサンデル教授が賞賛していたとの記事があったが、それは日本に限らないことが明らかになった。
 
インドを含めたアジアの仏教国の特質ってことなんだろうか。
 
タイはどうなんだろうな。バンコクでデモが暴徒化して伊勢丹が燃やされた事件があったが。
 
 
 
それにしてもサンデル教授。
 
以前、この人の授業で、ハリケーンカトリーナの話があった。
 
停電した現地で、発電機を普段の十倍の値段で売ってた業者があったが、それは正しいのかどうか、というような内容だった。
 
 
今回のネパールのような貧しい国でさえ、みんな当然のように並んで物資を受け取っている。
 
そういう状況を見たら、いかに愚問であるかがわかるというものだ。
 
 
 
 
 
ネパール被災者に「助け合いの精神」 東日本大震災同様に略奪や暴動見られず
 
産経新聞 5月6日(水)7時55分配信
 
 【カトマンズ=天野健作】ネパール大地震は5日で発生から10日を迎えた。食糧事情の悪化が懸念されているが、目立った暴動は起きていない。無人の商店街では略奪も見られず、テント暮らしの被災者は比較的穏やかに過ごす。東日本大震災でも略奪などはほとんどなく、海外から称賛された。ネパール在住の日本人らは「こちらにも助け合いの精神がある」と両国の類似性を語った。
 
 首都カトマンズ最大規模の避難所となったラトナ公園では約2500人がテントで暮らし、毎日、ネパール軍による配給がある。配給のたびに1千人以上の列ができるが、整然と一列に並び、割り込む人もいなければ、支援物資を奪い合うこともない。
 
 テントで暮らす4人家族のダルマラール・サキアさん(44)は「ここに来れば皆さんが助けてくれる。大変ありがたいことだ。皆で分け合えば、なるようになるし、騒いでも仕方がない」と話す。
 
 ネパールに14年間在住する酒卸会社経営、高田英明さん(48)は「持てる者が持てない者に与える助け合いの精神があり、物を奪ったりした人は強く非難され、その社会で生きていけなくなる。輪廻(りんね)転生の宗教的精神もあり、起こったことに対し悔やむのではなく、あっさりと納得するという気質がある」と説明する。
 
 同国在住約20年の日本語教師、坂本みどりさん(64)も「政府の支援に頼るのではなく自ら何とかしようという気概がある」と強調。もともと貧しい国で、インフラも整っていない。半日の停電が当たり前で、不便な生活には慣れているという。豊かさを示す国連の指数で、ネパールは187カ国中145位(2014年版)だ。
 
 カトマンズで医療支援活動に携わる陸上自衛隊の佐藤裕己・2等陸曹(34)は、東日本大震災でも震災直後から約2カ月、被災者の巡回診療をした経験がある。佐藤氏は「被災されたネパール人は、日本人の被災者と同じように結構、表情が明るくて気持ちのよい対応をされる。こちらが逆に元気を分けてもらっている」と話す。
 
 06年のジャワ島中部地震で被災後に略奪や暴力行為が発生するなど、今回のネパール地震と同様レベルの災害では過去、略奪や暴動がニュースになってきた。
 
 ただ、在ネパール日本人会の水橋雄太郎会長(54)=JICA専門員=は「今は無事を親族たちと喜び合うことの方が大事。長期的には、家を失った人や仕事がなくなった人を助けていく必要がある」と継続的な支援の必要性を訴えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
安倍総理とオバマ会談 2015年04月28日23:42
 
見ていて興味深かったのは、アベさんとオバマさん両方に通訳がついてたことだ。
 
 
どうせどっちか話してるときはどっちか聞いてるんだから、一人でいいじゃないかと思うんだが、おそらく誤訳防止って意味もあるんだろうな。
 
間違ったらどっちかが訂正するみたいな。
 
 
 
それと両方とも日本人だった。
 
やはり英語を話す日本人は多いけど、日本語を話すアメリカ人はほとんどいないんだろうな。
 
いるかもしれないけど、
 
 
少ない=底辺が小さい=優秀な人がいない。
 
 
ってことで、結局優秀な通訳は日本人になるんだろう。
 
 
 
それにしてもケリーさんでかいな。
 
検索したら、
 
 
「ケリー国務長官 身長」
 
 
ですぐに候補検索できた。
 
 
 
 
 
1m94cm
 
 
 
 
 
巨人だな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネパール大地震についての備忘録 2015年04月28日22:26
 
先日来、トップニュースが続いているネパール大地震について気がついたこと。
 
 
 
報道では日干しレンガに鉄筋なしが被害甚大の原因といっていたが、まさにその通りだ。
 
しかし古い建物ほどその傾向が強いから仕方ない面もあるだろうな。
 
 
 
 
地方での被害状況がわからないと言っていたが、それはネパールに行った人ならすぐにわかる。
 
電話もネットも通じない村が無数にある。
 
そもそも山がちなネパールには車が通れる道路は少ない。
 
いまだに徒歩で数日かけて村に辿り付くのが普通の国である。
 
だから「地震で道路が寸断されて救助が遅れている」というのは一面的であり、この国の事情を知らない人の分析といわざるを得ない。
 
 
 
カトマンズは下水がほとんど機能していない。
 
強い雨が降ると道路は膝下くらいの水たまりになる。
 
だから支援が必要なのは、むしろこれからの疫病対策と言えるだろう。
 
 
 
 
最後にmixiニュースでは、このニュースがあまり取り上げられず、もっぱら国内ニュース優先というのは、なんか最近の日本人一般の内向き志向を反映しているようで気になった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旅人思考でイスラムと世界を知る本 2015年04月24日20:49
 
 
 
告知です。新刊本の表紙が上がってきました。
 
タイトルは「旅人思考でイスラムと世界を知る本」に変更になりました。
 
5月15日刷り見本なので、18日に書店さんに並ぶと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フライト 2015年04月16日12:00
 
昨日見た映画。
 
デンゼル・ワシントン主演。
 
アル中のパイロットの話である。
 
分類はミステリーになっていたが、確かに裁判モノといえばそうかな。
 
 
しかしこの映画、最後の最後でメチャクチャ笑えた。
 
まさにこのシーンのためだけに、この映画作りましたって感じだ。
 
テンション高めて高めて高めて、最後に落とすという、素晴らしいカタルシスである。
 
 
監督はロバート・ゼメギスで、2012の監督でもある。
 
この人はセンスあるなあ。
 
基本まじめなんだけど、うまい具合に落とすところは落とす。
 
久しぶりにアタリ映画を見つけて満足。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本政府ひどいなあ 2015年04月16日11:49
 
外務省って、日本企業の海外進出をお手伝いする機関で、邦人保護は二の次っていうのは、海外に行くとよくわかるよな。
 
海外でトラブルに巻き込まれた邦人は単なる厄介者って感じで扱われる。
 
だから今回も、後藤さんも湯川さんも彼らにとっては単にはた迷惑な話だったんだろうな。
 
思うに当初は世論も「自己責任論」で済むだろうと踏んで、解放に向けてほとんど動かなかったのではないかな。特に湯川さんの場合。
 
もっと早く現地のパイプを作っておけば、2人とも亡くならずにすんだろうに。
 
 
■IS、後藤さん妻に再三メール 政府は直接関与せず
(朝日新聞デジタル - 04月16日 05:15)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3373513
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
松村邦洋の芸能界で生き残る3箇条 2015年04月13日22:03
 
さっきラジオで言っていた3箇条。
 
 
・大ヒットよりも細く長く
 
地方を地味に回る演歌歌手を手本にしろと。たしかに小説家でも最年少で新人賞受賞とかいってその後が続かない人はたくさんいるそうだ。
 
 
・敵を味方にするべし
 
苦手な人のところには積極的に挨拶に行くそうだ。へええ。これは苦手だな。
 
 
・たまに失敗するべし
 
芸が完璧だとねたまれるので適度に失敗した方が愛嬌があると。人に嫌われない方法。これは意識しなくても実戦している気がするな。
 
 
それにしてもラジオで聞いてる松村は賢い。
 
いじられ役的なあの芸風は狙ってるんだろうなあ。すごい。感動した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イスラム世界を歩いてみた 2015年04月12日20:55
 
告知です。5月発売予定の単行本の書店さん用チラシができました。
 
タイトルは「イスラム世界を歩いてみた」で決まったようです。
 
表紙など上がってきたら、またアップします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドクトル・ジバゴ 2015年04月12日14:16
 
昔、実家の書棚に置いてあった小説である。
 
今回初めて映画で見てみたが、ロシア革命の話だった。
 
 
主人公の医者が、ドイツ戦線の従軍から帰ってきたら、家に知らない乞食みたいな連中が住み着いていて、
 
「ここはオレたちの家だ! 出ていかないぞ!」
 
と主張する。
 
革命ってこういう感じだったのかと驚いた。
 
 
地区委員長の頭の悪そうな男が居丈高に振る舞う。
 
乞食どもがインテリアを勝手に持ち出す。
 
 
インテリには我慢ならない状況だったんだろうなあ。
 
 
革命前は上流階級の晩餐会みたいなのが毎晩開かれていた。
 
屋外の寒空では労働者たちがデモをやっていて、軍隊に蹴散らされる。
 
血の日曜日事件だろうか。
 
 
主人公一家はモスクワに失望して地方都市を目指す。
 
その列車がまたすごい。
 
貨物列車に人民が殺到する。
 
映画の冒頭で、奥さんが優雅な一等列車で帰国するシーンと対照的だ。
 
その列車が特別列車に追い越される。
 
特別列車には、革命を指揮した労働者階級出身の学生君が君臨している。
 
革命後には見事に立場が逆転した瞬間である。
 
 
国内は赤軍と白軍の内戦が続く。
 
お父さんが叫ぶ。
 
「今度はどっちが支配者になるんだ!?」
 
 
人民にとってはどっちも同じってことなんだろうな。
 
 
そういえば日露戦争も同じ時期だったはずだがそれに関しては一つも出てこなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
森達也監督の談話 2015年04月04日00:08
 
先日のNHKラジオでオウム真理教についての特集をやっていた。コメントしたのは映画監督の森達也氏と、弁護士の木村晋介氏。
 
この人は確か椎名誠さんの友達だよね。「哀愁の町に霧が降るのだ」を思い出すな。もうないけど。
 
それはそうと森達也氏のコメントが、屁ええなるほどと思ったので備忘録。
 
 
「犯罪抑止に防犯カメラは効果的」
 
という木村弁護士の発言に対し、だいたい以下のようなコメントだったと記憶する。
 
 
「オウムを始め、一連のテロについての不安をあおることは、警察当局にとって都合がいいことである。防犯カメラを増やすこともその一環で、彼らの権益の増大につながっている」
 
 
確かにそうだよな。
 
犯罪がないと彼らの権益も増えない一方で、犯罪が増えすぎても困るわけで、要するに犯罪が起きることをみんなか予想するように不安を扇動している状態、つまり今現在の状態こそが、警察にとっては最も都合がいい状態なのかもしれないと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スカイワードで連載します 2015年03月30日22:33
 
 
 
告知です。
 
日本航空の機内誌「SKYWARD」さんで、4月号からコラムを書かせていただくことになりした。隔月担当ですので偶数月の掲載です。
 
JALご利用の際は、ぜひご覧ください(非売品なので書店さんでは売ってません)
 
またGW周辺で新刊が出版される予定です。こちらは追ってご連絡差し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東電の分割統治 2015年03月02日13:06
 
今日の朝日に、福島住民の不公平感という記事があったが、それで思い出したのが分割統治だ。
 
分割統治というのは、植民地時代に宗主国が行った、住民を意図的に分断対立させる政治手法で、英仏蘭すべてやっていた。
 
 
例えばイギリスでは、ヒンズー教徒とイスラム教徒で違う政治団体を設立させて利害を異なるものにした。
 
それが現在のインド西ベンガル州とバングラデシュの独立となった。
 
あるいは仏領インドシナではベトナム人を役人に取り立ててカンボジア、ラオス人から徴税させるなどした。
 
おそらく日本も同じことをやっていたかもしれない。
 
全羅道と慶尚道の対立は戦前にはなかったと言われているからだ。
 
 
いずれも住民同士を対立させて、実は一番悪者の自分たちに批判が及ぶのを避けるのが、最も大きな狙いである。
 
東電がどこまでそういうアコギなことを考えているのか知らないが、一番得をするのは東電であることは間違いない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日発売の週刊文春 2015年02月05日15:03
 
告知です。本日発売の週刊文春に、先日のオーストラリア取材の記事が掲載されていますので、コンビニなどでお手にとってみてください。
 
 
後ろグラビア5ページぶち抜きです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この質問自体がおかしいだろ 2015年01月31日13:22
 
??遠い国で起きていることを、なぜ知る必要があるのか?
 
 
 
この質問者はどうかしてるぞ。
 
 
このような内向き思想が、今のアメリカに蔓延していて、それがブッシュみたいな愚かな大統領を選出したんだろ。
 
我々が知見を広げる行為に疑問を呈すること自体、おかしいと思わないのか?
 
 
 
それに大手メディアは、そもそもやばいところに社員を行かせない。
 
代わりにリスクを負って入っていくのが彼らだ。
 
フリーのジャーナリストがいなくなって困るのは、実は大手メディアじゃないか?
 
 
 
■<イスラム国問題>なぜ紛争地域を取材するのか〜ジャーナリスト安田純平さんに聞く
(弁護士ドットコム - 01月31日 11:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3252261
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
隣家の火事 続報 2015年01月30日12:44
 
 
 
隣家の火事続報。
 
 
先ほど現場検証が終わりました。
 
 
風呂の薪火が失火原因とのこと。
 
 
写真アップしてよいものやら迷いましたが載せちゃいます。
 
 
隣家は更地になっておりました。拙宅は窓ガラス3枚割れて、建築途中の東屋が燃えちまいました(泣) 
 
拙宅に延焼しなかったのは奇跡とのことでした。消防のみなさんに深謝。。。。
 
 
隣のおじさんも幸い怪我はないとのことですが、後片付けが大変そうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ボーダーセキュリティー 2015年01月26日19:47
 
いまテレビでオーストラリアの税関職員のドキュメントをやってるんだが、実に不愉快だったな。
 
 
旅行者の間で豪州税関は大変評判が悪い。
 
 
曰く、旅行者を病原菌扱いしている。
 
曰く、旅行者を犯罪者扱いしている。
 
 
 
特に食い物にやたら厳しく、あらゆる物が没収される。
 
しかもテレビにあったように有無を言わさず、罰金払えと言ってくる。
 
 
オレも一列に並ばされ、犬がニオイを嗅いでいた。
 
係員のバアサンの態度も横柄である。
 
実に不愉快である。
 
 
知り合いは実際に220ドル払わされたそうだ。
 
 
 
 
普通は面倒くさいから申告するものはなしにするだろう。
 
知らないで持ち込む人もいるに違いない。
 
しかしそういう言い訳はまったく通用しない。
 
 
周知徹底の努力もしないで、自分たちのルールに従えという。
 
誰が外貨落としてやってると思ってるんだまったく。
 
 
一般オージーが気さくでいい人が多いだけに、この横柄な税関の態度は実に残念である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダウントン・アビー 2015年01月25日23:39
 
今日初めて見てみたNHKのドラマである。
 
すげえな。
 
イギリス貴族はたかだか伯爵でもスペイン国王と同じくらい贅沢な暮らしをしていたのかと。
 
 
そして使用人と貴族の途方もない格差。
 
これこそ大量の移民がアメリカに渡った原因だろうな。
 
 
そしてそのアメリカも、格差が拡大している。
 
次に人びとが逃げる場所は、果たしてあるんだろうか、などと考えた。
 
 
しかしこのドラマ、ほとんどが室内の撮影なので、カネがかからなくていいな。
 
あと向こうのドラマって、人間模様が複雑すぎて疲れる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パリ銃撃事件についての備忘録そのA 2015年01月15日22:06
 
今日発売の週刊文春の記事。
 
 
 
 
「アラブ出身者が億万長者になる道は、サッカー選手しか麻薬王しかない!」
 
フランスではこんな言葉が囁かれるほど、イスラム圏出身者は差別され、階層社会が成り立っている。
 
「今回のテロの本質は、フランスの植民地主義と差別の問題でしょう。いくら『自由平等博愛の国でござい』とお題目を唱えようが、建前と現実が乖離している。アラブ出身者は「二級市民」の扱いで、居住地も就職も差別されている。その鬱積がテロの根底にあるのです」
 
 
 
 
 
まあ、その通りなんだろうな。
 
 
そして先日の370万人が参加したというデモに、なんとも言えない空疎な感じを受けたのは、まさにそれが原因だろうと思う。
 
 
 
参加している誰もが、アラブ人に対する差別のことを知ってる。
 
それが原因で今回の事件が起こったことも知っている。
 
テロリストが孤児で、施設で育ち、パリでフリーターをして暮らしていた、恵まれない兄弟であったことも知っている。
 
 
しかしそのことには触れられず、テロリストだけが非難される。
 
 
 
テロは悪なのは当然として、その背景に人種差別や格差社会があることは、ぼんやりと隠蔽され
たままっていうのは、やっぱり建設的ではないと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パリ襲撃事件について考えたこと備忘録 2015年01月12日20:02
 
パリの銃撃事件について、デモが行われてるそうだ。
 
世界で370万人が参加したと。
 
そこではテロと戦うとかテロを怖れないと盛んにみなさん言ってた。
 
 
 
俺が思うにテロリストのグループというのはオウムのような新興宗教に近い連中だと思う。
 
大多数のイスラム教徒はもちろん善良な人たちで、その中の狂信的なカルト団体が若い人を引っ掛けて洗脳するんだと。
 
だから多くのイスラム教徒が今回の事件の被害者だというのはよくわかる。
 
オランド大統領が宗教問題ではないと何度も言ってるのも理解できる。
 
テロに屈しないという強い姿勢を打ち出すのも正しい。
 
 
 
 
 
一方でどうにも理解できないことがある。
 
 
 
 
 
襲撃された新聞社が、それまで品のない風刺マンガを再三掲載していたことについて、ほとんど批判がなされてないことだ。
 
これは言論の自由とかいう以前の問題ではないかと。
 
 
たとえば卑近な例だけど、日本の文壇の新人文学賞では、宗教について描かれた作品はほとんどボツになるそうだ。
 
つまり出版社はヤバイ作品には手を出さない。
 
逆に言えば日本ではそれほど自主規制がされているということだ。
 
これはこれで議論があるところではあろうが、それだけ宗教がデリケートな問題だと認識されているわけだ。
 
 
 
それに比べてフランス。
 
言論の自由が大切なのは当然だけど、国際的に見れば、欧米と比べてほとんど発言力がないという意味で、社会的弱者と言っていいイスラム教徒を茶化すのは、言論の自由なのか?
 
強い側が弱い側を馬鹿にするのは、果たして言論の自由の範疇なのかと。
 
 
 
 
たとえば日露戦争の頃のビコーの風刺画。
 
今から見れば笑ってすませられるけど、それは日本が豊かになったからだ。
 
もしも日本が敗戦して貧乏国家のままだったら、笑ってる余裕なんてなかったかもしれない。
 
今回の風刺画はそう言う意味で弱いものいじめではないかと思う。
 
 
 
おそらくこの出版社は過激な風刺をした方が売れる、つまりイスラム教徒の気分を多少害しても、売り上げの方が大事という判断から、掲載を続けたんだろう。
 
その営利至上主義な姿勢が批判されないのは、おかしいのではないかと。
 
 
 
今この段階になって、過激な風刺を取りやめたとしたら、テロに屈したと批判される。
 
だから今よりさらに過激になることはあっても、やめることはあり得ない。
 
これはまさに負の連鎖ではないか。
 
そしてその原因を作ったのは、今回襲撃された新聞社であり、その責任は大きいのではないかな。
 
 
末筆ながら犠牲者の方々には深く同情いたします。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
神秘的な数字 2015年01月04日10:42
 
さっき見つけた上海将棋倒し事件についての興味深いニュース。
 
 
 同サイトはまた、中国で起きた過去のさまざまな事故の死者数が「35人」を大きく超えない範囲で当局が発表してきた点を挙げ、今回も「神秘的な数字が再現された」と指摘。死者数の発表に何らかの政治的な意図が働いている可能性を示唆した。2011年に浙江省温州市で起きた高速鉄道列車の追突事故では、一部の車両が高架から落下したにもかかわらず、死者数は40人と発表されている。産経新聞 1月3日(土)19時31分配信
 
 
なるほど。
 
どんな重大事件が起きても死者数は30〜40人に納まってしまう中国の不思議。
 
 
 
 
 
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