オーストラリアの感想そのC 2014年12月26日08:11
 
昨日、母親の付き添いで地元の病院に行った。
 
突然決まったので予約なしの外来。
 
待たされるの覚悟で午前9時に行ってみた。
 
 
 
 
 
 
診察受けられたの、午後1時。
 
 
 
 
 
問診は10分程度。その後リハビリを受けて、正味一時間程度の治療で、終わったのが午後2時。
 
 
延々5時間かかった。
 
 
他の予約患者も延々待たされており、さすがに正午過ぎて看護師に詰め寄るじいさんもいた。
 
勝手に読んでいい本棚から吉村昭を見つけて、その四分の三まで読んでしまった。
 
 
 
ひどいなあ。1日潰れちまったよ。
 
 
この病院の無配慮は、いかにも日本らしいなあと思った。
 
日本という国は、すべからく個人がないがしろにされる国だ。
 
常に組織が優先され、個人の幸福は犠牲にされる。
 
 
 
アベノミクス >  一般市民
役所     >  一般市民
企業     >  一般市民
病院     >  一般市民
 
 
 
常に犠牲にされるのは個人である。
 
一般の人が我慢強くて、文句を言わないってのもあるんだろな。
 
この国が高所得にもかかわらず幸せを感じにくい理由のひとつだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オーストラリアの感想そのB  2014年12月25日22:13
 
引き続き備忘録。。。
 
 
オーストラリア人は裸足が好きである。
 
ゴールドコーストっていうかバイロンベイでは、どこでも裸足でペタペタ歩いて行くのが普通だ。
 
 
 
「道ばたにガラスとか落ちてないんですか?」
 
「そうなのよ。だから定期的にボランティアが掃除するの」
 
 
 
 
そこまでしてまで裸足なのである。
 
 
 
「なんで裸足なんですか?」
 
「だってビーチじゃあみんな裸足じゃない? その延長なのよ」
 
 
 
……確かに。
 
しかしオレはもうひとつ指摘したい。
 
 
 
おそらくヒッピー文化ってのもあるんじゃないか。
 
 
ヒッピーってのはガンジャ=インドが好きだ。
 
そしてインド人の究極の憧れであるサドゥーは全裸である。つまり裸足だ。
 
 
裸足文化はおそらくインドが発祥ではないかと。
 
そしてここバイロンベイは、70年代にはヒッピーのたまり場だったらしい。
 
 
 
 
そこで思い出す。
 
確かバンコクあたりでも、裸足でペタペタ歩いている西洋人をよく見かけた。
 
あいつら、オージーだったのか。。。。
 
 
そしてバイロンベイの繁華街の大音量で音楽をかけるバーやレストランの風体は、まさにカオサンの夜とまったく同じなのである。
 
 
要するにカオサンの街は、オージーに居心地がいいように発展していったのではないだろうか。
 
 
そういうバイロンベイの街は、カオサン嫌いのオレにとっては、かなり居心地の悪いものであったことは言うまでもない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オーストラリアの感想そのA 2014年12月25日22:04
 
引き続き備忘録。。。
 
 
お世話になったお宅で気になったこと。それは、
 
 
 
 
食べ物を平気で捨てる。
 
 
 
 
明らかに子供には多すぎる食事を盛って、案の定半分以上残して、それを捨ててしまう。
 
子供らは食事前にたっぷりおやつを与えられているので、まったく空腹ではないんだから当たり前である。
 
 
 
ちょっと思ったのは、子供に対するネグレクトに対する怖れってのがあるんじゃないかと思った。
 
 
子供が頻繁に泣いたりしていると通報されると言うのがアメリカでは普通らしい。
 
子供だけで留守番なんてあり得ない社会である。
 
逆に言えば甘やかし気味になるのは明かだろう。
 
 
オーストラリアではまた別なのかもしれないが、基本的にアメリカに追随している国なので、基本変わらないんだと思う(偏見??)
 
 
 
それにしても、あの平気で食い物を捨てるって感覚が理解できないな。
 
日本人の「もったいない」が彼らにとって新鮮だっていうのも理解できる気がした。
 
 
そして彼らが捕鯨反対とか、エコとか言ってるのが、改めて空々しく感じるのであった。
 
 
※もちろんここのご家庭がとりわけ金持ちだからで、一般のオージーはもっとシビアにメシ食ってるのかもしれないが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オーストラリアの感想 2014年12月24日11:35
 
三週間豪州に行っていました。
 
いろいろ思ったことを備忘録。
 
 
我々の世話になった家は豪州東部、ゴールドコースト付近のバイロンベイという観光地であった。付近には「サーファーズパラダイス市」直訳すると「波乗り天国市」という町があるほどで、世界中からサーファーがやってくる。
 
オーストラリアは史上空前の物価高であった。
 
 
コカコーラ600ccが400円。
 
ミネラルウォーター600ccが300円。
 
こじゃれたレストランの朝食セットが2000円。
 
 
すさまじく高い。
 
その理由は、歴代の労働党政権の労働組合優遇政策によって、賃金上昇が続いたせいだといわれる。
 
それにくわえて、農業大国と資源大国ということで、外国からの信用も篤い。
 
基本的に国土から産出されるもので成り上がった国なので、国民に改良努力する風土は育たず、代わりに適当に働けばメシには困らないという暢気なオージーの気質が育った。
 
 
最低賃金は州によるけれど15ドルから20ドルである。
 
未熟練労働者でそれだから、熟練職人になると30ドルから40ドルが普通。
 
一説には平均年収1000万円だそうだ。
 
現在、オーストラリアは世界中の若者の出稼ぎ先となっている。
 
日本が不景気で沈んでいる間に、これほど差をつけられていたのは衝撃であった。
 
 
 
ブラック企業で酷使され、それでも年収300万円とかの日本ってなんなんだろうと改めて思う。
 
企業の儲けは内部留保され給料には回されない。
 
収入は上がらず、物価だけが上がる。
 
 
豪州の場合は逆なんだろう。
 
 
 
給料が上がる
企業は人件費を価格に上乗せ
物価が上がる
労組が賃金アップを要求する
 
 
一方で、
 
 
給料が上がる
消費が増える
企業が儲ける
労組が賃金アップを要求する
 
 
 
というわけで、日本とまったく逆のサイクルなわけだ。
 
 
おそらく日本の不景気が続いたのは民主党政権にたいするアメリカの圧力(為替相場とか)もあったんだろうが、それにしてもなあ。。。。
 
 
 
ホント、日本なんて捨ててしまって豪州に行った方がいいのかもしれない。
 
実際、現地で会った日本人は、もう日本には帰りたくないと言っていた。
 
 
今ほど日本人の気質が不利に作用している時期はないのではないかと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アイガー北壁 2014年11月18日06:50
 
最近見た中で最も切なかった映画。
 
なんかもうトラウマになってしまった。
 
最後無事登頂してめでたしかと思ったらとんでもない。
 
しかも調べたらほぼ実話で、なおさらいたたまれない気分になった映画である。
 
 
 
ともかく気づいたことを列記しておこう。
 
 
当時1936年はベルリン五輪で、ナチスの国威発揚と、登山家の野心と、それをあおるマスコミ、という構図である。
 
ヒトラーはアイガー北壁初登頂者に金メダルを授与するといっていたそうだ。
 
それで人びとの注目も集まり、北壁が望める山荘には大勢、金持ち観光客が詰めかけて毎晩どんちゃん騒ぎしている。
 
登山家たちは寒空の下、テントを張って寝泊まり。
 
このギャップ、格差をさりげなく描いている。
 
 
登山家たちは概して田舎者の貧乏人で、一攫千金を狙っている。
 
登山って金持ち=アマチュアのスポーツかと思っていたら違った。
 
 
 
そんでベルリンの新聞社が特派員を出す。
 
この男がもう一方のキーパーソンだが、驚くのは経費の潤沢さだ。
 
登山家たちが集まって、登頂断念するまでの一週間も豪華な山荘に泊まって毎晩パーティーである。
 
 
そうか、なるほどと思った。
 
当時は大人の娯楽って限られていただろう。
 
新聞、雑誌、本、せいぜいラジオくらいで、テレビもゲームも携帯もない。
 
だから新聞社や出版社は、今と比較にならないほど儲けていたに違いない。
 
現在でも大手新聞や出版社の給料が、一般企業と比べても、相当高いのは、その名残なんだろう。
 
 
その新聞記者がポツリと以下のようなこと言う。
 
「記者は取材するだけで、決して主人公にはなれない。あとは想像するだけだ」
 
まったくその通り。
 
沢木耕太郎の「凍」も、インタビューによる追体験と想像の産物であり、著者は決して山野井さんにはなれない。
 
 
またこんなことも言う。
 
「我々が求めているのは英雄か悲劇だ」
 
マスコミって軽薄だよな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
デジタル出版の将来 2014年10月21日21:56
 
本日のNHKラジオ「夕方ホットトーク」では、電子書籍について佐々木俊尚氏が話していた。
 
その内容が興味深かったので備忘録。
 
 
ポイントは3つ。
 
 
 
・今後の電子出版は、作品単位のダウンロード販売から、定額制の「読み放題」に移行するだろう。
 
 
・現在のSNSを読む行為と、読書する行為の垣根が消滅していくだろう。
 
 
・世界中のすべての書籍が、引用などを通してネットでつながることによって、1冊の巨大な本の様相を呈することになるだろう。
 
 
 
つまりこういうことである。
 
 
世界中のすべての書籍は、いわゆるハイパーリンクでつながり、1冊の、とんでもなく巨大な書籍のようになる。
 
各作品は、細分化された章の中のごく一部のようになる。
 
読者は一定の金額を払うことで、その中を自由に飛び回ることができる。
 
翻訳技術が進んで、すべての書籍はネイティブと同じように読むことができるようになる。
 
さらに書籍とSNSの区別がつかなくなるということは、読者が著者の立場でもあるということだ。
 
巨大な一冊の書籍は、日々膨大な情報を蓄積しつつ膨張を続ける。
 
 
紙媒体はしばらくはデジタルと共存するけれど、いずれは消滅する。
 
 
 
うーむ。。。しかしどうなんだろうな。
 
現在のネットの、無責任な情報の垂れ流しと、専門家がちゃんと調べて、文責を明らかにして書いた文章を同等に扱うのは、やはりおかしいよな。
 
情報がタダだと考えること自体がおかしいとオレは思うんだが。。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マララさんノーベル平和賞受賞は妥当か(議長シリーズ) 2014年10月13日18:06.
 
側近「議長、今回のマララさんのノーベル平和賞受賞についてひと言」
 
議長「あんなのはノーベル賞委員会の人気取りだよ」
 
側近「バッサリですねえ(笑)」
 
議長「オバマの時もそうだったけどな。まだ実績もないのに黒人大統領ってだけであげちゃうんだからよ」
 
側近「確かに、そのあとシリアで空爆とかやってますよね」
 
議長「どっかのNGOと同じなんだよ。話題になってる貧困地域にしか援助しない。寄付が集まりそうな地域にしか援助しない。ノーベル平和賞も同じじゃねえか?」
 
側近「人気取りですか」
 
議長「話題になってる人物に授与することで、自らの権威を高めるわけだ。誰のための賞かって言えば、ノーベル賞自体のためなんだよ」
 
側近「なるほど。特に最近は平和賞の政治化が問題になってますよね」
 
議長「本来、もっと無名の、地道に活動してる人に授与するべきなんだろうけどな。そうならないのは、この賞自体の売名行為が原因だろうよ」
 
側近「パキスタン国内では受賞についてけっこう冷めてるとの報道もありますね」
 
議長「まあそうだろうな。保守的なイスラム教徒が多いからなあ」
 
側近「無人攻撃機でたくさん人が殺されてる一方で、この受賞ですからね。地元の心境は複雑でしょうね」
 
議長「ミャンマーのスーチーさんも受賞してるよな。共通してるのは、意地の悪い言い方をすれば、欧米の価値観を体現する途上国の人間に授与してるってことだな。それが違和感の原因だろうな」
 
側近「なるほどねえ」
 
議長「人気者の尻馬に乗って自分らの賞の正当性とか価値を高めようって魂胆が見え見えなわけだよ。断っておくけどよ。ここで問題にしてるのはノーベル平和賞のあざとさであって、受賞者本人を中傷してるわけでは、ぜんぜんないってことなんだけどな」
 
側近「そういえば憲法九条を平和賞にって話もありましたね」
 
議長「どうだっていいよ」
 
側近「相変わらずバッサリですねえ(笑)」
 
議長「そもそも受賞したからなんなんだって話だよな。そんなものもらったからって、なんか変わるのかなあ?」
 
側近「確かに」
 
議長「なんか欧米にへつらってる感じで、オレは逆にイヤな感じがするな」
 
側近「うーむ。なるほど。。。というわけで、いやらしい結論になってしまいましたが」
 
議長「いやらしい大人に利用される子供が、一番可哀想だよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「酒」の語源について考える 2014年09月25日14:15.
 
「酒」というのは「サケ」と「シュ」の二つの読み方がある。
 
このうち「シュ」の方は、おそらく中国から来たんだろう。
 
「老酒」(ラオチュウ)とか韓国の「焼酎」(ソジュ)と同じ系統だ。韓国では酒のことを「スル」という。
 
いわゆるアルコールを含有する飲料のことを総じて「シュ」「チュ」「スル」などと発音するのが大陸系の呼び方である。
 
 
 
 
では「サケ」の方がどうかというと、これはおそらく南方系の言葉だろうと思う。
 
このあたりについてネットで調べたんだが、芳しい解説が見つからないので、オレの感想を述べてみたい。
 
 
 
そもそも「アルコール」がアラビアで発明され、従ってアラビア語であることは周知のことである。
 
もっと細かく言うと「アルク・コホール」となるらしい。
 
そんでこの「アルク」という名称が、広くシルクロードで使われている。
 
 
地中海方面では「アラック」がサケを意味する言葉だ。
 
トルコでは「ラク」とか「ラキ」になる。
 
ネパールでは「ロクシ」「ロキシ」などとなる。
 
ユーラシアを越えてモンゴルに行くと「アルヒ」になる。
 
インドネシアでは「アラック」と呼んでいた。
 
 
逆にモロッコでは「コホル」というらしい。下の方が残ったわけだ。
 
 
タイでは「ラオ」とか「スーラ」とかいう。おそらく「ラオ」はインドから来た「ラク」が変化したもの、「スーラは中国の「シュ」が語源だろう。カンボジアでも「スラ」というようだ。
 
 
沖縄では酒のことを「サキ」と発音するそうである。
 
これは現代でも使われる「御神酒」(オミキ)の「キ」にも通じるかもしれない。
 
 
 
 
これらのことから以下のように変化したものと推定する。
 
 
 
 
アルクホール → アラック → →ラク → ラキ → サキ → サケ
 
 
 
……ちょっと強引かなあ。
 
 
反論をひとつ挙げれば、アルコールが生成されたのは12世紀頃のアラビアと言われるので、時代的に相当、後の話なんだよねえ。
 
誰か研究した人いないのかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イスラム国、サウジとイランとアメリカ(議長シリーズ) 2014年09月16日23:39.
 
 
側近「議長、その後イスラム国が大暴れしてますね」
 
議長「そうだな」
 
側近「そのうち分裂して消滅するっていう議長の見通しは見事に外れましたね」
 
議長「まあな。サウジあたりの資金援助が続いてるのが最大の理由だろうな」
 
側近「やっぱそうなんですかね」
 
議長「間違いないな」
 
側近「なんでサウジが裏でテロリストを援助するんですかね?」
 
議長「イランとの関係だよ」
 
側近「イランすか?」
 
議長「イランはサウジやカタールみたいな王制産油国の敵だ。しかも最近、ついにアメリカと仲直りしつつある」
 
側近「確かに。核査察を受け入れて、しかもイスラエルに対しても柔軟になってますよね」
 
議長「サウジとしては、これは危機的状況だ。アメリカとイランがパーレビの頃みたいな蜜月に戻れば、アメリカに対する影響力が相対的に低下する。しかも最近、アメリカでも化石燃料がジャンジャン採れてる。サウジは焦ってるんだ」
 
側近「それでテロリストに資金援助して揺さぶってるんですかね?」
 
議長「イスラム国がでかくなると、スンニ派と近隣のシーア派政権、つまりシリアとイラク、そしてイランとの関係が険悪になる」
 
側近「サウジはスンニ派ですよね? なんでスンニ派とシーア派が仲悪いことが、サウジにはメリットがあるんですか?」
 
議長「シーア派の親玉がイランだ。サウジにとってはイランを孤立してる方が都合がいい。なぜならイランはホメイニ革命で王制をぶっ壊した国だ。自分とこで革命が起こることこそが、ヤツらにとっては一番怖いんだ」
 
側近「なるほど。イランはあくまで敵である方が都合がいいと。イスラムも複雑ですね」
 
議長「今後はイランとアメリカの関係が中東情勢のカギだな」
 
側近「というと、どうなるんです?」
 
議長「もしも本格的に仲直りしたら、あの辺の産油王国で革命が起きるな」
 
側近「ほほお」
 
議長「ほとんど報道されなかったけど、この間のアラブの春が波及して、バーレーンで起こった民主化運動が弾圧された。あの辺は住民の半分くらいがシーア派なんだ」
 
側近「へええ。やばいですね」
 
議長「いままではアメリカの庇護があったから、欧米も黙殺してきたけどな、それがなくなったら、一気に悪者だよ。産油国の王族もカダフィとたいして変わらなくなっちまうんだ」
 
側近「それは危機感ハンパないですね」
 
議長「だから、とりあえずはイスラム国に暴れさせて、スンニ派とシーア派の対立をあおってるわけだな」
 
側近「なるほどー。生き馬の目尾抜く中近東ですねえ」
 
議長「いまのところイランの軟化はイスラエルも黙認してるしな」
 
側近「今後はどうなりますかね?」
 
議長「さあなあ。最近、NHKでもサウジがテロリストに資金援助してるって公然と報道してるからな。サウジとしては、半ば公にしてアメリカを揺さぶってるんだろうな。アメリカもサウジの王制が倒れるのは望まないだろうよ。サダムとかカダフィの例があるからな。めちゃくちゃになってテロリストの温床になったら目も当てられないだろ。当面はイランとサウジの駆け引きが続くって感じかな。そのうちでかいテロが欧米のどっかで起こったら、事態が動くだろうな」
 
側近「うーん。不気味ですね、イスラム国は」
 
議長「オレみたいに目立ってナンボの方がよっぽどよかったよなwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「韓国徴兵 オレの912日」電子書籍化のご案内 2014年08月27日18:16.
 
 
 
 
告知です。
 
講談社+α文庫から2006年に発売になり、絶版になってました「韓国徴兵 オレの912日」がインプレスさんより電子書籍化されましたのでご報告いたします。
 
この本は友人の韓国人で、高円寺の「写真バー白黒」のマスター、チュ・チュンヨン氏の徴兵体験を、若干フィクションも交えてコミカルに書き起こしたもので、この間、久しぶりに読み返したら、我ながらけっこう笑えました。なんで絶版になったのか不思議なくらい(笑)
 
 
 
無料版もありますので、これを機会にお読みいただければ幸いです。
 
http://www.amazon.co.jp/dp/B00N1R8TKW/
 
 
 
 
ちなみに現在、無料版でランキング6位だそうです。
 
どうやったら読めるのかは、よくわかりませんので、お知り合いで詳しい人にお尋ねください(汗)
 
よろしくお願いいたします。
 
 
中山茂大拝
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
代ゼミ事業縮小について思う 2014年08月26日19:08.
 
これはけっこうショッキングなニュースだった。
 
代ゼミと言えば全国模試でお世話になった。
 
 
浪人の一年間で何回受けたかなあ。
 
合格ラインに一喜一憂してたなあ。
 
 
それで先日のNHKで専門家が分析していたが、大きな理由が浪人生の減少だそうだ。
 
 
いまの高校生は私立の中高一貫校で準備万端で受験するパターンが多くて、浪人する学生は我々の時代の半分くらいに落ち込んでるそうだ。
 
逆に言えば、その時点で結果が出ているわけで、学力格差が背景にあるという。
 
 
 
オレは現役の頃は偏差値40くらいだったので、浪人で逆転したわけだが、そういうケースが減りつつある。
 
そして公立高校の学生は、身の丈の大学以上は望まない。
 
 
いまの東大の学生の七割くらいが私立高校出身なんだそうだ。
 
 
ああ。。。。。
 
 
 
 
一方でいま放送してたNHKラジオでは、学生バイト先のブラック企業化が問題になってるらしい。
 
悪質なコンビニ経営者が売り上げにノルマを課して学生バイトに買い取らせる、辞めるときに法外な迷惑料を要求する、など。
 
 
背景はいろいろ言っていたが、要するに一度不景気を経験した企業は、カットした分の労働環境をなかなか改善しようとはしない、ということだろう。
 
 
 
仕送りもオレらの頃より三割以上減ってる。
 
いまの奨学金は有利子が普通なんだそうだ。
 
 
 
 
ようやく受験が終わったらブラックバイト。そしてなんとか卒業したら、就職先がブラック企業だったりして。
 
 
救われないよなあ、いまの学生は。
 
 
 
 
我々が学生の頃は、なんと暢気に、なんと悠長に日々を謳歌していたことだろうか。
 
 
大学に受かったときに母親が言った言葉がいまでも忘れられない。
 
 
 
 
「アンタはこれから四年間、人生で一番楽しい時期を過ごすことになるんだから、悔いのないようにしなさいよ」
 
 
 
 
このラジオ番組を安倍総理に聞いてもらいたいものだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イラク限定空爆 アメリカの本音(議長シリーズ) 2014年08月09日11:25.
 
側近「議長、ついにアメリカがイラク北部の空爆始めたらしいですね」
 
議長「そうだな。遅いくらいじゃねえの?」
 
側近「そうなんですかね。新聞ではテロリストによる住民の虐殺を止めるためだって言ってますが」
 
議長「そんなのは建前だ」
 
側近「言いますねえ相変わらず(笑)」
 
議長「本音は景気の悪化だろ。ここのところ石油が高騰してるからな」
 
側近「しかし株が暴落したみたいですよ」
 
議長「それは織り込み済みだろ。それよりも早いとこ蹴りつけた方がいいって判断したんだろうな」
 
側近「イラク情勢をですか」
 
議長「だって考えてみろよ。景気回復のネックになってる案件は3つ。ひとつめはウクライナ。ふたつ目はイラク。3つ目はガザだ。このうちガザはイスラエルに撤退させたからOKで、残り2つでどっちが手っ取り早く終結できるかっていったらイラクだろ」
 
側近「ウクライナはダメですか?」
 
議長「後ろにいるロシアが絶対引かないからな」
 
側近「なるほどね」
 
議長「イラク情勢では、後ろ盾が弱い」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「おそらく背後で資金援助してるのは、サウジとかトルコだろ」
 
側近「えーそうなんですか? なんで?」
 
議長「サウジはスンニ派の盟主だかららな。シーア派のイランは不倶戴天の敵だ。それに連なるシリアのアサドとヒズボラも大敵なわけだ」
 
側近「なるほど。イラクもシーア派政権ですしね。それに敵対するイスラム国は、たとえテロリストでも味方なわけですね」
 
議長「同じ理屈でイスラエルもイラン抑止上、重要な味方なわけだ」
 
側近「ではトルコは?」
 
議長「トルコはクルド人問題を抱えてるからな。イラクでクルド人が力を持つのは、国内のクルド人の不安定化につながるという意味でトルコとしては好ましくない」
 
側近「おお。なるほどそういうことですか」
 
議長「というわけで、イラク北部情勢が混沌としているわけよ」
 
側近「しかし限定空爆で打開されるんでしょうかね?」
 
議長「アメリカとしては本気でイスラム国を壊滅させるつもりはないな。とりあえず景気に影響がない程度に規模を縮小させるのが目的だろ。それにイランとシリアのアサドに対してもある程度の圧力を与えることもできるしな。適当に暴れさせとけって感じじゃねえかな」
 
側近「石油施設ですか?」
 
議長「そう。それさえこっちで押さえておけばいいだろって感じだろ」
 
側近「なるほどね」
 
議長「イスラム国って集団は、要するにシリアとイラクのシーア派政権に不満を持ったスンニ派の寄り合い世帯みたいなもんで、一時的に勢いづいてるだけだ。ちょっと負けが混んできたら、雲霧消散しちまうよ」
 
側近「そこまで読んでるんですか米軍は?」
 
議長「アラブの砂は強く握ってないとバラバラになるっていうからなwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マダム・イン・NY 2014年08月08日20:32.
 
この間見に行ったインド映画だが、なかなか面白かったな。
 
ふたつの意味で痛快だった。
 
 
 
映画のあらすじは、英語ができないインド人の奥さんが、親戚の結婚式の手伝いでNYにいくことになり、そこで通った英会話学校を通して、女性として開放されるというか自立するというか、そんな感じの映画である。
 
 
 
そんで痛快な理由の1つが、インドの経済的台頭が、映画作りにはっきりと自信となって現れてること。
 
結婚式はあくまでインド式。
 
奥さんは映画が終わるまでサリー姿。
 
しかもインド映画特有の歌と踊りもしっかり組み込まれてる。
 
 
 
インド人の英語コンプレックスは日本人の比ではない。
 
インドではヒンディー語が公用語だが、南部では通じないのでインド人同士で英語で話すことになる。
 
インド人のインテリにとっては英語は必須の教養である。英語が話せないインテリというのはインドではあり得ない。
 
 
一方でNYでは各国から生徒が集まってるが、一番大事なことは母国語で話す。
 
英語は単なるツールであり、英語では語り尽くせないことがあるのだ、つまり自分たちは母国語を話すべきだというメッセージに思えた。
 
 
 
ふたつ目は、この映画が大手配給会社ではなく、どっかの主婦が買い付けたという話。
 
「インド映画なんて売れないだろ」と大手は思ったのかどうか知らないが、ハリウッドの話題作に偏ってるいまの映画業界に一矢報いる感じで痛快である。
 
 
 
あと印象に残ったこと。
 
 
コーヒーショップで英語がわからないために散々な目に遭うシーンがあるんだが、NYの名誉のために言えば、俺はこういうレイシストには会わなかったな。
 
むしろ日本よりも親切な印象だった。
 
 
最後にの奥さんがものすごく美人で驚いた。
 
インドって、西部ラジャスタン辺りが美人が多いらしい。
 
確かにキレイな人が多かったよなあ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ED 2014年08月03日23:47.
 
「ED」というのは医学用語でインポテンツのことである。
 
 
調べてみると「Erectile Dysfunction」の略なんだそうだ。
 
 
へええ。ちなみにライトハウスには載ってなかった。
 
 
「E」は「Erect=勃起」でわかるとして、「D」は「Dysfunction」、つまり「機能不全という単語だったか。
 
 
しかし辞書を調べてみると、他の単語でもなんとかなりそうだ。
 
 
たとえば。。。。
 
 
 
 
erectric disability ……おちんちんは身体障害者です
 
erectric disadvantage ……おちんちんは不利な立場です
 
erectric disagreement ……おちんちんは不愉快な状態です
 
erectric disappointment ……おちんちんは期待はずれの状態です
 
erectric disarmed ……おちんちんは武装解除しています
 
erectric discouraged ……おちんちんは思いとどまっています
 
erectric discretion ……おちんちんに思慮分別があります
 
erectric disgraced ……おちんちんは不名誉な状態です
 
erectric disgusted ……おちんちんはむかついています
 
erectric dismissed ……おちんちんは解雇されました
 
erectric disavailable ……おちんちんは現在ご利用になれません
 
 
 
 
以上、どうでもいい日記でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ガザ空爆(議長シリーズ) 2014年07月11日21:02.
 
側近「議長、パレスチナのガザ地区でイスラエルがガンガン爆撃してるみたいですよ」
 
議長「そうだな」
 
側近「今まで平和だったのにねえ」
 
議長「そりゃあアレだ。ヨルダン川西岸とくっついたからだろ?」
 
側近「え? それ関係あるんですか?」
 
議長「ちまたじゃあ、子供が誘拐されて殺されたの、その報復だのって言われるけど、違うな」
 
側近「例のイスラエルの少年が殺されて、報復でパレスチナの少年が殺されて火つけられたとか」
 
議長「そうそうそれだ。それがどうもアヤシイな」
 
側近「アヤシイ?」
 
議長「つまりだよ。ガザとパレスチナ自治区が再統合することになっただろ? その直後にそうい
う事件が起きたってのがアヤシイ」
 
側近「そうですかね?」
 
議長「まあ根拠はねえけどな。最初にイスラエルの少年、次にパレスチナっていう順番もアヤシイ」
 
側近「つまりモサドがそういう情報を流したとか?」
 
議長「そういう可能性もある。イスラエルとパレスチナの世論を、より先鋭化させるって作戦だな」
 
側近「しかしどうしてそんなことを?」
 
議長「イスラエルとしては敵は分散してた方がいい。弱っちいシリアと、その子分のレバノンと、ヨルダン川西岸だけのパレスチナ自治区と、ちっぽけなガザと、そしていまや軍政が復活したエジプトだ。この中でもっとも懸案は、人口も国土もでかいエジプトだったが、うまいことモルシを追い出して、今や世俗派=親米の軍=シーシが再び政権を取ったわけだから、とりあえず安泰だ。ガザとパレスチナが共闘するのは、やっかいなわけだ」
 
側近「でもなんでそんな事件を起こす必要が?」
 
議長「イスラエルがガザを攻撃する、ガザで死傷者が出る。世論が反イスラエルに傾く、ハマスが報復する、暫定政権のアッバスがハマスを諫める、ハマスで不満が高まる、再び分裂するってことじゃねえかな」
 
側近「なるほど」
 
議長「殺害されたって言うイスラエルの少年の遺体はヨルダン川西岸で見つかってるんだ。しかしイスラエルは犯人はハマスだと断定した。これは客観的に合理性に欠けるよな」
 
側近「確かにそうですね。。。そんで今後どうなりますか?」
 
議長「エジプトが仲介に出るらしいな。するとハマスがエジプトにくっついてパレスチナ自治政権から離脱する。なぜならエジプトが物資の密輸を容認してくれるから、経済封鎖が解けるからだ。こうしてガザとパレスチナ自治政権は再び分断されるな」
 
側近「うーむイスラエルの思惑通りってことですか」
 
議長「イスラエルとしては、親米のシーシの顔も立てられるし一石二鳥なんだろ」
 
側近「なんだか最近きな臭いですね中東は」
 
議長「基本的に、アラブは反シオニズムで一枚板になってるなんて考えないことだな」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「そりゃそうだよ。イランとサウジってだけで親の敵みたいな仇敵なんだぜ」
 
側近「なるほど」
 
議長「まあそこにビジネスチャンスがあるんだけどなwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
幸せの隠れ場所 2014年07月07日08:33.
 
先日見た映画。
 
黒人少年が裕福な白人家族に拾われてアメフト選手で成功するというアメリカンドリーム映画。
 
 
こういう映画ってアメリカ人好きだよね。フォレストガンプとか。
 
アメリカはこうありたいという願望なんだろうな。
 
 
しかし最後にちょっとしたどんでん返しが用意されたりしていて、作品としてはよくできてると思った。
 
 
……にしてもサンドラ・ブロックが怖い。
 
彼の地の男性が日本人女性をありがたがる理由がよくわかる。
 
男女平等が極限まで行くとこんなになるのかと思うとオソロシイ。
 
 
 
以前お会いしたノルウエー人女性が、世界各地の子供を養子にしているアンジェリーナ・ジョリーのことを、
 
「アレはアクセサリーみたいなもんじゃないですか?」
 
と言っていたのを思いだした。
 
その点この映画は同じ町の貧民街の少年を引き取っていて自然な感じがした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ISIS独立宣言(議長シリーズ) 2014年07月02日01:05.
 
側近「議長、ISISが独立宣言したみたいですね」
 
議長「そうらしいなあ。まあどこも認めねえだろうけどな」
 
側近「しかし勝手に独立宣言って、すごいですねえ」
 
議長「前も書いた通り、あの辺じゃ国境なんて意味ないからな」
 
側近「チャーチルが勝手に決めたってやつですか?」
 
議長「それもそうだし実質的にも意味がねえよ。シリアの内戦が収まらないのも、アルカイダの連中が勝手に国境越えて乱入して暴れてるからだろ」
 
側近「なるほどね」
 
議長「オレはな、かつてシリア側のデリゾールって町に行ったことがあるんだ」
 
側近「あ、そこISISの勢力下ですよ」
 
議長「そうみたいだけどな。8年前はフツーに行けたよ」
 
側近「どうでした?」
 
議長「周辺の遊牧民が交易に集まってくる町だったよ。いろんな民族衣装の連中がいて、面白かったなあ」
 
側近「へええ。エキゾチックですねえ」
 
議長「それだけあの辺にはいろんな部族が散らばってるわけだよ。そしてそいつらは、自分たちがシリア人だなんて思ってもいないんだ」
 
側近「えー? でもパスポートとか、どうするんですか?」
 
議長「そんなもんねえよ。そいつらはラクダに乗って勝手に出入りするんだから」
 
側近「でもやばいんじゃないですか?」
 
議長「そう。だから反政府勢力なんだよ。統制する政府とは常に仲が悪い。だからヤツらはテロリストってことになる」
 
側近「なるほどねえ」
 
議長「だいたいテロリストってなんだよ?」
 
側近「そりゃ、アルカイダでしょ?」
 
議長「じゃあアルカイダを支持してる連中は?」
 
側近「えーと、グレーゾーンですかね」
 
議長「武器持ってたらアウトだろうな」
 
側近「そうですね」
 
議長「じゃあその子供は?」
 
側近「子供は市民でしょ」
 
議長「じゃあ12歳で武器持ってたら?」
 
側近「うむむ……」
 
議長「テロリストのオヤジと一緒に車に乗ってる家族は?」
 
側近「うむむ……」
 
議長「つまりテロリストの選別なんて事実上不可能なんだよ。しかも政府の統制がきかない連中は反政府勢力で、テロリストってことになるんだ。今回の報道でも(朝日だけど)、「テロリストの温床になる」って書いてたけど、政府側から見ればすでにテロリストだよな。そして別の見方をすればそうでもない」
 
側近「じゃあどうすればいいんですかね?」
 
議長「オレはあの辺の国境をいったん解体するのが一番手っ取り早いと思うな。どうせイギリスとフランスが適当に引いた線なんだからよ」
 
側近「しかしそうなると石油利権とかで、またもめるんじゃないですかね?」
 
議長「まあそうなるだろうな。特に北部のクルド人は、トルコにも分布してるからな。石油がでて、しかも独立国家ってことになったら、ごっそり移住してくるかもな。さらにスンニ派の連中も多い地域に重なるからな。シーア派のいる地域は南東だから、バスラみたいな港湾施設はヤツらの管理下になるかもしれないけどな」
 
側近「なんか、メチャクチャですね」
 
議長「今でもメチャクチャだろ」
 
側近「確かに」
 
議長「そもそも国家って概念が通用しない地域なんだよ。ヤツらはイラク人である前にイスラム教徒で、次にアラブ人で、次にスンニ派(シーア派)なんだよな。そういう地域に西洋のモデルで囲っちまったのが、そもそもの失敗なんだよ」
 
側近「これからどうなるんでしょう?」
 
議長「中東情勢はイスラエルの国益って視点から見るとわかりやすいよ。まずアサド政権は維持するだろうな」
 
側近「なんで?」
 
議長「シリアは弱いままでいてくれた方が都合がいい。潰れて変なヤツが大統領になるよりマシだから。あと、最近はイランも従順だから、シーア派のマリキも残すだろうな」
 
側近「となるとISISは潰される?」
 
議長「そうさな。ISISは、おそらくサウジが援助してるからな。サウジとアメリカで手打ちがあるだろうな」
 
側近「手打ちですか?」
 
議長「サウジはイランが仇敵だからな。イランとアメリカが仲直りすると困るわけだ」
 
側近「なるほど」
 
議長「そんなことでISISに金出してるんだと思うぜ。しかも原油高騰するしな」
 
側近「おお。そっちですか」
 
議長「でもあんまりやっちまうとアメリカに睨まれるからよ。どっかで手打ちがあって、サウジが手を引いてISISが瓦解して終わりだろ」
 
側近「うーん。なんか腹黒いですね」
 
議長「外交なんて腹黒いもんだろ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本人の特殊な美徳 2014年06月21日00:50.
 
これはオレも言わしてもらいたいな。
 
 
 
この間、日本人が世界一マナーのいい観光客だと賞賛された記事があったよな。
 
ホテルの使い方がとてもキレイなんだそうだ。
 
前にも書いたけど、その理由はこうだ。
 
 
 
日本人は、世界でもっとも人種差別意識が少ない民族だということ。
 
 
 
一般的に日本人は、なぜかわからないが、人間の能力にはそれほど差はないと信じている。
 
結果に差がつくのは、努力が足りないからだと考える。
 
根性とか気合いとか、よく言われるのはこのせいだ。
 
 
 
能力に差がない前提なので、誰に対しても腰が低い。
 
ブルーカラーとホワイトカラーの垣根が、世界でも珍しいほど低いのも、それが理由だ。
 
だからホテルの従業員に対しても気を遣う。
 
その結果、上記のように世界でも賞賛されるほどマナーがいいということになる。
 
 
 
サポーターさん達がゴミ拾いを率先してやるのも、そういう理由からではないかと。
 
 
 
しかしそれは日本だけの話で、人間の能力差は当然あると考える西洋諸国では、ゴミなんぞ拾う人がいないのは当然だろう。
 
そういうことは、しかるべき人がやるべきことだからだ。
 
 
 
 
日本人のこのような美徳が、もっと広まれば、世界平和がおとずれると、オレはけっこう本気で思う!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イラク混迷の背景(議長シリーズ) 2014年06月16日12:37.
 
側近「議長、最近イラクがきな臭いですねえ」
 
議長「まったくな。おかげでガソリンが高くて参っちまうよな」
 
側近「議長、車運転するんすか?」
 
議長「車ねえと生きていけねえんだよ」
 
側近「いったいどこすか、ここ?」
 
議長「……まあいいじゃねかよ」
 
側近「ところでそのイラクですが、なんでまた今頃?」
 
議長「そりゃもちろんシリアの内戦が原因だろ」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「シリアの反政府軍にアルカイダが乱入してめちゃくちゃになってただろ? 状況は膠着してるわけだ。そこで連中が、今度はイラクに乱入したってことだな」
 
側近「そんな簡単に国境って越えられるんですか?」
 
議長「簡単だよ。砂漠だもん。国境なんてないようなもんだ」
 
側近「あ、そうか」
 
議長「そもそもあの国境って、誰が作ったと思う? チャーチルだよ」
 
側近「へええ!」
 
議長「今からちょうど100年前だな。第一次大戦のときによ、イギリスがこのあたりでトルコと戦ってたんだ」
 
側近「ほお」
 
議長「そんで当時のメッカの王様に、トルコに対してアラブ人の反乱を起こさせようとしたわけだな。それが有名なアラビアのロレンスなんだけどよ」
 
側近「ああ、なるほど!」
 
議長「でもよ、当時はリヤドの豪族のサウードってヤツが勢力を伸ばしてて、結局、メッカの王族を追い出したのよ。そして新しい国を作った。それがサウジアラビアだ」
 
側近「おお!  なるほど! それで?」
 
議長「メッカの王様はイギリスに泣きついたわけだ。そしたらチャーチルが、あの当たりの砂漠に適当に線を引っ張って、新しく2つ国を作ったんだ。それがヨルダンとイラクなわけよ。そして王様の二人の息子をそれぞれの王様に据えたわけた」
 
側近「へえええ。そんなことがあったんですねえ」
 
議長「イラクはクーデターで軍政になって、結局サダムに乗っ取られたんだけど、ヨルダンはいまだにその子孫が王様やってるよ」
 
側近「そういえばヨルダン王国ですよね」
 
議長「しかし問題はイラクよ。あそこは国民の半分以上がシーア派なんだよ。カルバラっていう聖地もイラクにある。残りのマイノリティがスンニ派なんだ。今回のアルカイダの連中はスンニ派で、そいつらがシーア派を追い払って油田地域を横取りしようとしてるわけだな。ちなみにクルド人もスンニ派だ。つまり石油利権と宗派対立が原因だな」
 
側近「そういう背景があるわけですね」
 
議長「オレが言いたいのはよ。宗派を無視して適当な国境線を引いたチャーチルっつーか、イギリスの責任はもっと問われていいじゃねえかと思うんだよな」
 
側近「そうっすよね」
 
議長「チャーチルは後々も、「ヨルダンとイラクはオレが作った」って自慢してたらしいぜ」
 
側近「許せませんね」
 
議長「イギリスってのは歴史上、ろくでもねえこといっぱいしてるからなあ」
 
側近「議長も、そうなんじゃないですか?」
 
議長「オレは私腹を肥やしたくらいだけどなwww」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ボコハラム(議長シリーズ) 2014年06月09日23:51
 
側近「お久しぶりですね、議長。すっかりサボっちゃってますね」
 
議長「まあな」
 
側近「それで最近のイスラムネタといえばボコハラムですよね」
 
議長「例のナイジェリアの武装集団だろ? 女子学生を大量に誘拐して奴隷にして売り飛ばすってヤツ」
 
側近「そうそう。ひどいですよねえ」
 
議長「まあな」
 
側近「なんでそんなことするんですかね」
 
議長「おそらく女子学校自体がキリスト教系だったんだろ」
 
側近「そうなんすか」
 
議長「イスラム系の学校で女学校ってないだろ」
 
側近「確かに」
 
議長「まあそれは問題の核心ではないな」
 
側近「といいますと?」
 
議長「これはな、宗教だけのもんだいじゃねえってことだ」
 
側近「他にもあるんですか?」
 
議長「ひとつは遊牧部族と農耕部族の対立だな」
 
側近「ほお」
 
議長「ナイジェリアの北の方はサヘル地域に近いから、遊牧民が多いんだよ。南部はサバンナで農業が盛んだ。そういう地勢的な意味もある」
 
側近「なるほど」
 
議長「世界史ってのは、農耕民族が遊牧民族を駆逐してきた歴史だっていわれるんだよ」
 
側近「そうなんすか?」
 
議長「実際そうだろ。近代史は欧米の農耕民族がイスラムの遊牧民を駆逐した歴史なわけだよ」
 
側近「確かに」
 
議長「今回も、北部の遊牧民が南部の農民に駆逐されつつあることに対する反抗って意味合いもあるだろう」
 
側近「なるほど」
 
議長「これにさらに格差問題が載っかるな」
 
側近「所得格差ですか?」
 
議長「そう。ナイジェリアってのは異常に貧富の差が激しい国だ。石油がとれるけど、それは当然海岸部、つまり南部の連中が独占しているわけだ。それが北部の遊牧民は気に入らない。しかも所得格差はどんどんでかくなる。南部のキリスト教徒だけが、うまい汁を吸ってると」
 
側近「なるほどそういう不満があったわけですね」
 
議長「ざっくり言っちまえば、こういうことだ
 
ナイジェリア北部=遊牧民=貧乏人=イスラム教徒
ナイジェリア南部=農耕民=一部の金持ち=キリスト教徒」
 
側近「わかりやすいですねえ」
 
議長「報道じゃあテロリストってひとくくりにしちまうけどな、あの辺の遊牧民ってのは本来、遊牧民であって隊商であって盗賊なんだよ。自分たちの部族以外は敵なんだよ。そういう連中に、カダフィがいなくなったリビアから重火器がガンガン流れていって完全武装しちゃったわけだ。その前にアルジェリアのプラントで日本人技術者が犠牲になった事件があっただろ? あれと本質的には変わらないんだよ」
 
側近「先進国は敵なんですよね」
 
議長「あのへんのチャドとかスーダンとかじゃあ何十年も内戦やってるからよ。武装集団が手っ取り早い就職先なんだよな」
 
側近「しかし女子生徒誘拐はひどいですよねえ」
 
議長「まあそうだよな。しかしその背後にある、彼らの西洋に対する不信ってのは、もっと注目されてもいいと思うな」
 
側近「といいますと?」
 
議長「あの地域ってのは奴隷貿易がもっとも活発な地域だったってことだ」
 
側近「ああ。なるほど」
 
議長「西アフリカって小さい国がゴチャゴチャ集まってるだろ? なんでか知ってるか?」
 
側近「知りません」
 
議長「西洋各国の奴隷積み出し港が、そのまま宗主国ごとに別れて独立したからだよ」
 
側近「あ、なるほど」
 
議長「要するにアフリカでもっとも西洋人に痛めつけられた地域の連中なんだ。その恨みがいまだに強く残ってるんだろうな」
 
側近「うーむ」
 
議長「そういう黒歴史は誰も報道しないよな」
 
側近「黒歴史ですか。議長も相当な黒歴史がありそうですが」
 
議長「……死人に口なしってことだ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日テレにでちゃう 2014年06月04日21:58
 
先ほど以下の内容で一斉メール送りました。迷惑メール対策で主に仕事先だけでしたので、mixiにもアップします−。
 
 
 
各位さま
 
一斉メールにて失礼いたします。
 
梅雨のシーズンがやって参りましたが、お変わりなくご健勝のことと存じます。
 
私事ではございますが、近況報告です。
 
 
■明日、6月5日木曜日午後7時放送の、日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」に出演します。
先日、拙宅に取材クルーがやって参りまして、丸1日撮影。ADの女の子とのかけあい(肩を寄せ合う、見つめ合う等)など、かなりの演技を強いられました。。。いや、これも拙著の売り上げのため。私は見ないので(そもそもテレビがないのですが)、みなさんご覧いただけましたら、ご感想などお寄せ下さい。
 
 
■ナイフマガジン6月号(ワールドフォトプレス刊)p89〜4ページに渡って、拙宅が紹介されてます。
取材して下さったのはマタギカメラマン田中康弘氏。雑誌のカラーゆえか、かなりかっこよく紹介されてます(汗)
 
 
■ウエブマガジン「greenz」で拙宅を紹介いただきました。
奇しくも大学の後輩の甲斐かおりさんとカメラマン尾原深水さんが取材にいらしてくれました。こちらも実態よりもかっこよく紹介下さっておりますので、ぜひご覧ください。
http://greenz.jp/
 
 
というわけで最近は大工仕事ばかりしているのですが、おかげさまで奥多摩の別棟「人力山荘アネックス」は添付写真のように立派に仕上がりつつあります。夏には引っ越してきそうですので、みなさまいつでもお越しください。奥多摩は都心よりも5度ほど低く快適です。
 
以上、近況報告でございました。
 
みなさまの近況もお知らせくださいませ。ご返信お待ちしております。
 
 
人力社 中山茂大
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イギリスと日本で違う「小保方さん問題」の報じられ方 2014年04月21日13:00
 
週刊朝日の記事から。
 
 
記事は小保方さんの捏造疑惑についての日本のマスコミの報道姿勢についてなんだが、以下コピペ。
 
 
 
 当時から、そういった日本の報道に疑問をぶつけているのが、書籍『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』の著者・谷本真由美さんです。現在、ロンドンに住む谷本さんは、STAP細胞発見の初報をイギリスのニュース番組で知り、その後、日本での報道をネットで見ることになるのですが、その紹介のされ方の違いにびっくりしたそうです。
 
 
「BBCでは、テレビ放送でもウェブでも、まずこの発明が何であるか、なぜ画期的なのかが紹介され、イギリスの研究者の解説を盛り込み、医学などにどのように貢献するか、ということが明記されました。また小保方博士に関しては「Dr Haruko Obokata」と明記されているだけで、年齢や性別には触れていません(なお、イギリスでは博士号がある人のことはドクター何々と呼ぶのが当たり前です)。
 
 イギリスの他の主要新聞でも、この発見が何なのか、どのように貢献するのかに記事のスペースが割かれ、小保方博士の年齢、性別、服装、ラボの装飾に関しては一切書かれていません。倫理問題に触れた記事があるのも日本と違うところです」(『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』より)
 
 
 件の会見でも、小保方さんの「泣くことを想定してマスカラを控えたメイク」や、清楚に見えるファッション、訴えかけるような声色など、見事なまでの「女子力」に注目が集まりました。もちろん、彼女が「そういう人」だという事実はあるでしょう。
 
 ただ、それを差し引いても、日本のマスコミはその部分に流されすぎているのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
ということで長くて申し訳ないんですが、要するにこの人は「イギリスのマスコミはまともで、日本のマスコミは下世話だ」と言ってるわけですが、ホントにそうなのかな。
 
イギリスだって、ダイアナ妃がパパラッチに追跡されて事故死してるじゃん。王室の不倫報道とかいっぱいやってるじゃん。
 
逆に日本のマスコミでもNHKとか朝日とか、STAP細胞についてちゃんと説明してるし、小保方さんのプライベートについてさほどネチネチ報道してるわけじゃないと思うな。
 
 
要するにこの著者にとっては、「イギリスは進歩的で日本は後進的」というのがまず前提にあるんじゃないかな。
 
人間の下世話な部分なんて世界中どこでも同じだと思うよ。
 
ネットの報道だけで判断しちゃいかんよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Fの家ラーメン 2014年04月08日13:35
 
近所でもないけど、近くにあるFの家ラーメンが残念なことになってたので愚痴らせてください。
 
※ご近所の方、ご感想聞かせてください。
 
 
 
ここのラーメン屋、近所でも美味しい店と評判で、オレもたまに食いに行ってたんだが、久しぶりに行ってみるとオーナーが変わってた。
 
今度はご夫婦で、旦那は中村獅童をさらにおっかなくした感じである。
 
 
 
 
おなじみのFの家ラーメンを注文する。
 
 
 
出てきたラーメン。
 
スープが薄い。濃厚魚介出汁が売りなんだけど薄い。
 
中盛り頼んでちょっと後悔した。
 
 
 
 
食いながらフト壁の張り出しが目に留まる。
 
会計では消費税8%が加算されるらしい。
 
しかし値段は前のままなので700円だ。そしてこの値段は当然、税込み価格である。
 
 
てことは、  5%+8%  ということになる。
 
 
これは便乗値上げではないのかなあ。
 
 
 
 
 
結局、
 
 
 
Fの家ラーメン700円
中盛り      50円
消費税     60円(端数切り捨て)
 
 
で810円となった。
 
 
 
810円。
 
 
 
他のなんか食った方がよかった気もする値段だ。
 
 
 
 
金を払って店を出ようとすると、イカツイ旦那が、
 
「お客さん、忘れ物」
 
と言って、カラのペットボトルを差し出した。
 
捨てようと思って忘れてたものだ。
 
単に忘れ物と思ったのか、それとも外のゴミ箱に捨てろという意味なのか。
 
 
 
せっかく美味しいラーメン屋ができたと思ったんだけどなあ。
 
残念だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
豪州EPA妥結 2014年04月08日11:16
 
豪州とのEPA妥結はもっと評価されていいんじゃないだろうか。
 
日中韓交渉、TPP交渉で相当優位に立てるだろう。
 
この時期に妥結にこぎ着けた経産省はエライと思うな。
 
 
 
かつて80年代後半の牛肉オレンジ自由化は劇的だった。
 
それまで100%オレンジジュースと言えばポンジュースくらいしかなかったけど、いまは100円もしない。
 
牛肉も異常に高かったのが、半値くらいになった。
 
あれはホントに劇的だった。
 
今回も、さらに安い牛肉が出回るようになるのかな。
 
 
 
 
しかし乳製品は高止まりするらしい。
 
昨日のNHKラジオで、商社の担当者のコメントとして、乳製品は外国での需要が高まってるので、値下がりしにくいんだとか。
 
ホントにそうなのか? 値崩れしないように今のうちに釘を刺してるようにも思えるよな。
 
バター、チーズは、これだけ円高にふれたにも関わらず、内容量が微妙に減ってたりして、事実上の値上げが続いてた。
 
4月からさらに量が減ったとかいうし。
 
企業努力が足りないんじゃないのか?
 
 
 
 
一方で7年後には豪州産ワインの関税がなくなるらしい。
 
てことは、これからは安いワインと高いチーズで宴会することになるのかな。
 
あ、でもビーフジャーキーが安いからいいか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウクライナ騒乱のまとめ 2014年03月20日08:18
 
ウクライナ情勢について思ったことのまとめ
 
 
 
・白ロシアというのは、白人のロシア人という意味ではなくて、
 
共産党=赤 
 
にたいする、
 
王党派=白
 
という意味らしい。
 
ウクライナには白ロシア系の人が多く、革命時に亡命した人も多かったらしい。そのあたりはあまり報道されないのはどうしてかな。
 
・セバストポリの「ポリ」はギリシャ語の「ポリス=都市」が語源なんだろうな。
 
・安部首相は国会で「力による領土の獲得は容認できない」と言ってたけど、たとえロシア軍が制圧してても、住民投票で反独立側が勝ってればウクライナに帰属したわけだし、民意は反映されたのではないだろうか。まあしかし「絶対勝つ」ってかわってたから住民投票したんだろうけど。
 
・そう言えば、タイの混乱の原因は選挙のボイコットだが、「選挙すると絶対負けるから選挙はしない」というのは正しいんだろうか。あるいはこの間の都知事選みたいに、著名人を対立候補に立たせて票を分裂させて勝つ(真偽はわからないけど)とか、もう民主主義とかいってられないのではないかな。
 
・あっちの方らしくロシアンルーレットで決めたらどうかな。それでも絶対プーチンが勝つな。
 
・しかしソチ五輪は見事に飛んじゃったなあ。終わるの待って戦争始めたのがミエミエだ。
 
・カルロスゴーンみたいに、プーチンに日本の首相になってもらったらどうかという話があったが、その場合、日本に帰化してもらわないといけない。和名はどうするのか。「風珍」とか。「不沈」の方がプーチンらしいかな。
 
・「大砂荒」みたいに四股名にするとしたらどうか。「大寒波」とかか? 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ギャラクシーは日本のスマホ 2014年03月13日11:26
 
本日の朝日朝刊の社説余滴より。
 
 
「先日、サムスン幹部の友人が「ギャラクシーなんか日本のスマホみたいなもの」と話していたのを思い出す。ギャラクシーは世界のスマートフォン市場の首位を走るサムスンの端末機だが、「主要部品は半導体を除くと9割以上が日本製。シェア世界一は日本のみなさんにも喜んでもらえるはず」
 
 さらに「私は日本の見事な部品開発技術を心から尊敬します」とも付け加えた」
 
 
 
昔から韓国のジレンマというのはよく言われる。
 
 
韓国の貿易黒字が増えると対日貿易赤字が増えるというのだ。
 
 
つまりそれだけ韓国製品には日本の部品が使われてきたわけだ。
 
それは今も揺るぎないものらしい。
 
 
日本がこれだけ不景気でも、円高が維持されてきたのは、そういう日本の技術に対する絶対的な信頼があったからなんだろうな。
 
以上備忘録。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゆれる 2014年03月10日11:07
 
西川美和監督の作品って初めて見たんだが面白かったなあ。
 
 
モチーフは黒澤の「羅生門」だろうが、見事に換骨奪胎している。
 
 
そしてすさまじいまでの兄弟の相克。
 
この感覚は都会に出てきた人たちすべてが、多かれ少なかれ抱いている、ある種の「後ろめたさ」なんだろう。
 
 
それと裁判の過酷さ。
 
勝つためなら他人のプライベートをえぐり出し、さらけ出すことも厭わない。
 
オダギリのいたたまれなさが身につまさて、自分も法廷で傍聴してるような気分になった。
 
これを見ると絶対裁判なんてしたくないと思うな。
 
 
 
あと真木よう子のアンニュイがいいなあ(笑)
 
調子に乗ったオダギリジョーもファッション誌カメラマン軽薄さがよく出てたし。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
食品の裏側 2014年03月04日23:47.
 
先日、仕事で知り合った著者先生と再会した。
 
安部司さんといって「食品の裏側」というベストセラーの著者である。
 
60万部も売れた本だから、知ってる人もいるかもしれない。
 
 
http://store.toyokeizai.net/books/9784492222669/
 
 
この本が話題になったのは、安部さんの専門知識によるところが大きい。
 
 
安部さんは食品添加物の専門家である。
 
いつも巨大なスーツケースを持ち歩いていて、中にはよくわからない薬品がいっぱい入っている。
 
 
「これとこれを混ぜて、これを数滴垂らして……飲んでみ」
 
数種類の白い薬品を混ぜて水で溶かしたものを差し出される。恐る恐る飲んでみると……。
 
 
おお。某S社のオレンジジュース「○ちゃん」の味がする。
 
 
 
「そんでな、これとこれを混ぜてお湯を注いで……飲んでみ」
 
 
おお。某N社のお吸い物の味がする。
 
 
 
というわけで、メチャクチャ面白いオジサンなのである。
 
 
しかしこの人がすごいのは、講演会でそういうことを実演しても、「企業が悪い」とは決して言わないことだ。
 
むしろそういう、安いけど身体に悪いものを平気で購入する消費者を非難するのである。
 
 
「ここに2つたくあんがあります。こっちのキレイなのは添加物満載。こっちの見栄えの悪いのがホンモノのたくあんです。でもホンモノを作ってた会社は先日潰れました。なぜだと思いますか。誰も買わないからです。みんな安くて見栄えのいいのを買うんです。いったい誰が悪いのでしょう?」
 
 
 
安部さんが出した結論は、ホンモノを作る会社をみんなで守ろうと言うことだ。
 
お会いする前に、安部さんが送ってくれた「本かえし醤油」を試食してみた。
 
一升1500円くらいの高級醤油にザラメを溶かし込んだものだ。
 
これがメチャクチャ美味しい。
 
たとえば肉じゃがは、出汁なんか入れなくても、これだけで十分美味しい。
 
焼き鳥やすき焼きのタレにもなる。
 
まさに万能調味料だ。
 
 
作り方は簡単。
 
4合800円くらいの少々高い醤油に、ザラメ200gを流し込む(煮沸厳禁)。
 
2週間ほどで溶けたらOK。
 
 
 
 
ホンモノは一見して高いけど、長く見れば、それほど高い買いものではない。
 
そして妥協せずにホンモノを作り続ける会社を応援することにもなる。
 
 
 
要するに我々消費者が考え方をちょっと変えるだけのことなんだと思う。
 
 
ということで次のBBQではオレの作った本かえし醤油をみんなに振る舞おうっと。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
髪結いの亭主 2014年02月21日22:22.
 
なんか20年ぶりくらいに見た気がする。
 
当時はオーデコロンを飲むシーンしか印象に残らなかったんだが、一度結婚生活を経験してから見ると、実に含蓄のある映画だ。
 
とはいっても倦怠期が来る前に自殺するって、そこまですることないと思うんだが(笑)
 
 
あとアラブのポップスに合わせて主人公が踊る奇妙な踊りが、かなりおかしい。
 
確かにアラブに行くと、あれに近い感じで踊ってるんだよね。
 
舞台はノルマンディーと出てたから北部のはずなんだが。
 
 
しかしフランス映画のこの落ちついた映像というのは、ハリウッド映画にはない質感だよな。
 
コントラストが強い感じは、ラストエンペラーとかに似てなくもない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「桐島、部活やめるってよ」と「クラッシュ」の相似性 2014年02月20日23:04.
先日読んだ「桐島、部活やめるってよ」がけっこう面白かったんだが、直後にギャオ!で見た映画「クラッシュ」がそっくりだ。
 
 
両方とも、いろいろな人物が絡み合って交差し、同じ場面にいろんな人が脇役で登場しているという構成だ。
 
特に、登場人物かすみの人物背景が、映画の刑事とピッタリ一致する。
 
 
おそらく朝井リョウは、この映画を相当参考にしたのではないかと思われるが、ネットではそういう指摘は出てこないみたい。
 
てことはオレが第一発見者か?
 
※別に盗作とはそういう話ではありませんので念のため。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
原発再稼働の人びと 2014年02月19日22:05.
 
今日のNHKラジオで元経産省の人が面白いことを言っていたので備忘録。
 
 
なんで政治家、役人、経団連のじいさん達は原発再稼働を望むのか?
 
 
 
銀行は東電の株をゴッソリ持ってるので、なんとか東電を再建したい。
 
そのためには原発再稼働しかない。
 
東電が破綻して銀行が危なくなるのは政府も企業も困る。
 
 
 
原発推進(つまり公共事業)で、ゼネコンとメーカーが儲かる。
 
そしてその利権のイニシアティブを経産省が握ることができる。
 
政治家は土建屋の票で議席を守る。
 
 
 
最後に、これはオレの憶測だが、政治家も東電株をゴッソリ買ってるに違いない。
 
だから東電の破綻処理はあり得ない。
 
 
 
元経産省の人曰く。
 
本来なら東電は破綻させて原発は凍結、再生エネルギーに注力する方が、将来的には間違いない成長戦略と言える。
 
欧米も原発からクリーンエネルギーにシフトしている。ここで乗り遅れたら後で必ず後悔する。
 
今は電気料金が高いけど、一度シフトしてしまえば技術改良であっという間に安いシステムが開発されるだろうと。
 
 
 
しかし利権を握っている連中が、目先の利益だけで政治を動かしている。
 
 
 
航空戦の時代に、大艦巨砲主義で大和、武蔵を建造した戦前の日本を彷彿させるよね。
 
 
 
しかしなんで舛添が勝ったんだろうか。。。。ナゾだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
洗面台 2014年02月05日18:07.
 
先日、阿佐ヶ谷のたまに行く飲み屋さんで飲んでたら、女の人が入ってきまして。
 
しばらく雑談などして、なんとなく仲良くなり、オレがDIYで家建ててる話をすると、
 
 
 
「うちにいらない洗面台とかありますから、あげますよ」
 
「えーホントですか、じゃあ連絡先とかいただけますか?」
 
 
 
それでもらった名刺には、
 
 
 
 
株式会社タイタン代表取締役   太田光代
 
 
 
 
……え? もしかして……爆笑問題の?
 
 
 
 
というわけで、太田光さんに洗面台をいただくことになり、昨日受け取りに行ってきました。
 
 
 
 
太田さん、とても楽しい方でした。
 
そして酒豪でいらっしゃいました。
 
 
 
ありがとうございます。
 
 
 
 
東京に来てよかったと思うことのひとつは、たまにこういう楽しい出会いがあることです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1000円カット やっぱり 2014年01月30日18:59.
 
今日久しぶりに例の床屋に行ってみた。
 
そしたら例のおばちゃんが出てきた。
 
「カリアゲですか?」
 
と聞かれたので、
 
「いえ、カリアゲでなくて、両サイド短くして下さい。前髪とかは切らないで下さい。スキバサミですいて下さい」
 
と注文はつける。
 
カリアゲにしないなら全体に長めになるだろう=おばちゃんも短くできないだろう。
 
と踏んだのであった。
 
そしてできあがったオレの髪型。。。。。
 
 
 
 
スポーツ刈りじゃないか!!!!!
 
 
 
 
今回でオレはようやく悟った。
 
なんでおばちゃんに切ってもらうと短くなるのか。
 
 
それはスキバサミを異常に長く使うせいなのだ。
 
全体にジャギジャギとハサミを入れる。
 
そのせいで、本の長さの髪はごくわずかしか残らず、短髪が目立つことになる。
 
 
次に行くときは、
 
 
 
「スキバサミは少しだけ」
 
 
と条件をつけねばなるまい。。。。。って行かなきゃいいのか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
椎名誠さんと記念写真 2014年01月23日20:03
 
 
 
 
先日、福島交流イベントで、念願の椎名誠さんとついにお会いできました。
 
椎名さんは拙デビュー作「ロバと歩いた南米アンデス紀行」を大変気に入って下さり、本の雑誌その他で何度も取り上げて下さいました。
 
またそのご縁で文藝春秋刊の「ハビビな人びと」の帯に推薦文を書いて下さったり、リトルモア刊の「世界のどこかで居候」の献本に直筆のお返事をくださり、「中山さんはデビュー当時からファンです」という、ありえないようなありがたいお言葉をくださったりしておられました。
 
そんなことで今回お会いでき、直接ご挨拶と御礼を申し上げられたのは、本当に感激でございました。
 
会場では5分ほど立ち話しまして、「(ロバの本は)タイミングが合えば植村直己冒険賞をもらってもおかしくなかったですよ」
 
と、またしてもありえない言葉をくださいました。
 
 
というわけで、アレンジして下さった先輩ライターの山本いってんさん、田舎暮らし編集部、取り次いで下さった自遊人編集部西澤さんに、この場を借りて御礼申し上げます。
 
今後ともさらに物書きとして精進しようと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ウォーキングデッド」で英語を学習する 2014年01月19日01:19.
 
すでにhuluではシーズン4が始まってるらしい「ウォーキングデッド」。
 
先日ようやくシーズン3を買うことにして、アマゾンで調べてみた。
 
そしたら角川書店の日本語版がメチャクチャ高いことが判明した。
 
 
どれほど高いかというと。。。。
 
日本語版は、1シーズンにも関わらず、2つのボックスにわけられており、それぞれが8000円とかするのだ。
 
一方のインポート版だと、ひとつのボックスで3500円である。
 
 
 
この1万円以上の値段の違いはなんなんだ。
 
 
「しょせん英語なんかわかんねーだろーから、高い金出しても買うに決まってるさ」
 
 
という、販売担当が鼻で笑ってる姿がミエミエではないか。
 
 
 
ふざけんな角川。
 
マニアを舐めるのもいい加減にしろ。そしてマニアを侮った報いはでかいぞ。
 
 
 
てなことで英語版を購入した。
 
そして電子辞書を片手に見始める。
 
 
 
 
うーむ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。意外とわかる。
 
 
 
 
 
若干強がりも入ってるが、けっこうわかるぞ。
 
 
もちろん英語の字幕つきで見て、字幕が出るたびにリモコンで一時停止して辞書を引く。
 
スラングとか意味不明なのはすっ飛ばして、ざっと意味がわかれば次に進む。
 
そうやって見ていると、1話45分が2時間くらいかかる。
 
でも理解はできる。
 
 
 
そしてけっこう英語の勉強になる。
 
 
infirmery = 診療所
 
 
とか、覚えちまったし。
 
 
どこかの英会話学校じゃないが、語学は熱意なんだなあとしみじみ実感した。
 
 
 
 
 
いえね、決してケチなわけじゃないですよ。ケチじゃないんですけどね。。。。(汗)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本の教育制度はよくできてると思うの論理 2013年12月05日21:07.
 
OECDの学力調査で日本の生徒の学力が上がったのがニュースになってた。
 
学力は上がったけど勉強に対する関心が薄いのが問題なんだそうだ。
 
NHKラジオを聞いてたら、「もっと生徒の個性を伸ばす教育をしたらいい」とか言ってる輩がいたので、オレの考えを述べさせてもらおうと思う。
 
 
そもそも欧米が言う「個性を伸ばす」ってなんだろう。言い換えれば生徒の個性に合った教育をすると言うことなんだろうな。
 
それはつまり、勉強以外に才能がある(逆に言えば勉強ができない)子どもは、さっさと職能を身につけるべきだということになり、中学を出たら職業訓練校に行くことになる。それが要するに個性に合った教育ということだ。
 
欧米では人間の個体差を認めている。
 
人間には優劣があるから、強いやつが勝つのは当たり前で、劣等な人間は優秀な人間に追従するのは当たり前と考える。
 
競争社会というのはそういうことである。
 
 
 
一方の日本人はすばらしく平等主義だ。
 
人間は誰もが等しく同じ能力を持っていて、結果が出ないのは努力が足りないからだということになる。
 
だから気合だの根性だのという言葉がやたら使われる。
 
それは逆に言えば、日本人が人間の個体差を認めないことの証明である。
 
そういう観点に立って日本の教育制度はできあがってる。だから勉強のできない子に合わせた横並びの授業が行われ、みんなで、できない子が理解するのを待とうというのが日本の教育方針なんだと思う。
 
そういう風に見てみると、とかく画一的と評判の悪い日本の教育制度だが、一方で非常に理想主義的だということがわかる。
 
そしてできない子を根気よく教えることで、日本の労働者の質の高さが維持されているのだということも理解できると思う。
 
個性を伸ばす教育というのは、できない子を切り捨て、中卒の段階でブルーカラーとホワイトカラーをわけてしまう非常に過酷な教育制度を、耳障りのいい言葉で言い換えたに過ぎないのではないかと思う。
 
 
ということでオレは日本の画一教育に賛成である。
 
 
 
というのを、朝日新聞の「声」にでも投稿してみようかと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
明治のこころ展 2013年11月13日17:25
 
なんか久しぶりに日記を書く。
 
 
江戸東京博物館でやってる特別展「明治のこころ展」に行ってきた。
 
大森貝塚を発見したことで名高いエドワード・モース教授の蝟集を展示していて、明治時代の日本が甦ってくる。
 
特に、金持ちの所持品ではなくて庶民の日用品を集めたのがミソだ。
 
 
 
しかしセピア色の写真を彩色したのを見ると、なんとなく明治っぽくなくなるなあ。
 
なんか時代劇っぽいんだよな。
 
我々は明治時代の写真=セピア色と刷り込まれているらしい。
 
 
 
それはいいんだが、印象に残ったことをいくつか。
 
 
当時って、専門店がすごく細分化して乱立していたようだ。八百屋、荒物屋はもちろん、下駄屋、ロウソク屋、桶直し屋、帯屋、かんざし屋とか。
 
今ではホームセンターですべて手に入る。
 
逆に言えばそれだけ淘汰されてきたわけだ。
 
商店街がシャッター街になってるというのは、どこでも問題になってるけど、それ以前に消滅した専門店ってたくさんあったんだなあと。
 
 
 
 
日本の筆と硯についてのモース氏の考察に、こんな一文があった。うろ覚え。
 
 
「どんなに怒っている人でも、硯で墨を下ろし、筆を取り上げるときには、冷静になっている」
 
 
なるほど。確かに書き始めるまでに時間がかかるよな。そして正座して背筋を正し、書面に向かう頃には、すっかり理性が戻ってきてるわけだ。
 
 
今のネットに罵詈雑言をかき込む連中は、キーボードを打ち込むだけだから、冷静になる時間が足りないのかもしれない。
 
オレも気をつけよう。
 
 
 
写真に残ってる子どもの笑顔が印象的だ。
 
天真爛漫で、幸福に満ちている。
 
親の仕事を継ぐって決まってるんだから、出世とか受験とか関係なかったんだろうしなあ。
 
まあ今の時代の方が間違いなく公平なんだろうが。
 
 
 
モース氏の庶民に対するまなざしは、なんとなく宮本常一にも通じる温かさがあって、とても好感が持てた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ペアガラス 2013年10月16日22:39
 
奥多摩に新しく建てている「離れ」は「人力山荘アネックス」というんだが(笑)、ここに入れる窓について、ホームセンターに見積もりを出してもらった。
 
 
サッシ窓は品質、サイズ、形状で千差万別あり、選ぶのがものすごく大変だ。さらにオーダーで自在にカットできるから種類は無限と言っていい。
 
その中でわりと安いものは「規格品」と言われるもので、要するに大量生産されてる規定サイズのものだと、オーダーよりも安い。当たり前である。
 
ウチの場合も当然、規格品にした。
 
 
ただし品質にはこだわって「ペアガラス」を選んだ。
 
これは「複層ガラス」ともいわれて、ガラスが二重で、空気層を挟んでいるぶん断熱性が高いというもの。
 
値段は単層ガラスの、たぶん倍くらいだろう。
 
 
さらに「LOW−E」というタイプになると、よくわかんないけど表面に金属の粉末をまぶしてるそうで、さらに断熱性が高い。調べてみると普通のペアガラスの1.5倍だそうだ。
 
さらに上に空気層が真空のがあって、これになると普通のペアガラスの3倍くらいの値段、つまり単層ガラスの6倍の値段らしい。高けえよ。
 
 
さて、今回ホームセンターで見積もりをとってもらったのが、上の「LOW−E」タイプ。
 
大きさは高さ900ミリ、幅1380ミリ(確か)が2セットだった。
 
 
そんで見積もりはというと。。。1セット(つまり引き違い窓×2とサッシの窓枠)で31000円(確か)。これに網戸をつけて34000円くらいだったはずである。
 
ここですでに購入&取り付け経験のあるサカグチに電話で確認してみる。
 
 
「ウチは数セットまとめて発注したので安くなったけど、1セット30000円弱だったよ」
 
 
とのことで、なるほどそれなら単品で買うなら割高として、妥当な値段かなという結論に達した。
 
 
 
 
その後、紆余曲折の末、昨日ようやく引き取りにいった。
 
そして内金30000円払ってたので、残金の32000円を支払った。
 
ここで上記の34000円×2と微妙に計算が合わないことに注目。
 
 
 
しかし品物を受け取ったら、サッシが1セットしかない。
 
こちらは当然、2セット発注したのが、なにかの手違いで1セットになったんだろうと思った。
 
しかし確認してみたら、そんなことはないという。
 
 
 
てことはなによ。
 
窓1セットで60000円もするの?
 
それ高くね???
 
 
 
なにかの間違いだろ。どっかで発注に行き違いがあったんじゃないのかとメーカーにも確認してもらったが、間違いなく上記「LOW−E」タイプのペアガラス窓が1セットで60000円だというのだ。
 
 
だったらあの時の見積もりはなんだったのよ?
 
 
しかし電話での応対だったので、こちらも見積書とかもらってるわけでもない。
 
つまり証拠はないんだけど、しかし1セットで60000円だったら最初から買わないよな。
 
 
だがしかし。
 
あのときのサカグチとの電話でのやりとりも間違いないわけだから、1セット31000円だかの見積もりのやりとりを電話でしたことも間違いない。
 
 
 
とは言っても「言ったいわない」の話になっても仕方がないので、今後どうするかと考えることに。
 
 
先方の言い分。
 
メーカーから取り寄せた商品は返品がきかないので、60000円のサッシは購入いただき、もう1セットについては利益なしの金額でご提供したい。
 
 
こちらの言い分。
 
60000円のサッシは高すぎるので、もし可能なら返金してもらいたい。ダメならもう少し質を落とした安いので、再度見積もりを出してもらい、見合う金額なら2セット購入したい。
 
 
とにかくメーカーの営業と相談するということで、昨日は引き取った。
 
 
そんで今日。
 
ホームセンターから電話をもらう。
 
担当さんの声が暗いので、ああダメだなと思った。
 
 
「すみません。やっぱり一番安いのでも利益なしで38000円なんです。60000円とあわせると10万円近くなっちゃうので、今回は返金させていただいて、お話はなかったことにしていただけますか?」
 
 
 
ああ。。すみません。
 
悪かったのはこちらもなんです。
 
ちゃんと確認しなかったし。
 
それに何度もメーカーとやりとりさせてしまって。。。
 
 
こちらも平謝りして電話を切った。
 
 
 
DIYいままで何年もやって来たけど、ここまで話がこじれたのは初めてだ。
 
 
 
今回の教訓は、
 
 
「ホームセンターのバイト店員は信用しないこと」
 
 
とくにサッシ窓のような取り寄せ商品は、ちゃんと自分で相場をチェックすることだな。
 
業者なら相場がわかってるから見積もりの段階でおかしいことに気づいただろう。
 
しかしバイト店員なら右から左になってしまう。
 
そのぶんこちらがちゃんとチェックしないといかんなと思った。
 
 
 
そういうわけで白紙に戻ってしまったオレのペアガラス。
 
誰か安く仕入れてくれる業者紹介して下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アメリカ医療保険制度改革 2013年10月11日08:48
 
この間から問題になってる医療保険。
 
共和党が強硬に反対しているせいで、もめているわけだが、新聞などでは「小さな政府を目指す共和党が反対」とかなんとか書いてる。
 
しかし理由は別ににあると思う。
 
 
 
「貧困大国アメリカ」と言う本に書いてあったんだが、アメリカという国は貧乏人が軍隊に行くというシステムができあがっている。
 
数年間、軍隊に入ると、健康保険にも入れるし、年金も出るし、奨学金もでる。
 
要するに米軍としては一定層の貧乏人がいることで兵隊を確保できるわけだ。
 
 
 
それを考えた上で、今回の医療保険に共和党が強硬に反対していることを考えてみる。
 
共和党の票田は言うまでもなく軍需産業である。
 
ブッシュが、やらなくてもいい戦争を敢えてしたのは、彼らの意向も働いたからだろう。
 
軍需産業は、当然ながら米軍が肥大する方が都合がいい。
 
ここに共和党が反対する真の理由があるとオレは思うな。
 
政治も巻き込んだ、巨大な貧困ビジネスとも言えるかもしれない。
 
 
TPPで、こういうのが日本に入ってくるのが一番困るよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ねみいぞネスカ○ェ 2013年10月10日10:24
 
昨夜12時頃、寝る前にコップの底にちょっとだけ残ってたネスカ○ェを飲んで寝床へ。
 
そしたら寝られない寝られない。
 
午前4時過ぎてもまだ寝られない。
 
どうなってんだネスカ○ェ。
 
 
しかもその覚醒というのが、シャキーンと起きてバリバリなんかやり始めるというたぐいのではなく、ただただぼーーーーーーーーーーっと眠れない感じで、極めて非生産的である。
 
 
そういえば思い出した。
 
なんかの調べもので食品成分表見てたら、ネスカ○ェに含まれるカフェインは普通のコーヒーよりもはるかに多かったのを。
 
 
 
ついでにもうひとつ思い出した。
 
医療関係の人いわく、スタ○のコーヒーにもカフェインがたっぷり入っているので(リピーター獲得のため?)、あまり頻繁に飲むと中毒になるとのことだった。
 
 
 
さらに思い出したのが、大昔の人は、こういう覚醒物質になれてないから、お茶飲んだだけでラリッてたらしい。
 
かつてなんかの映画で、仲代達矢が千利休役をやってたんだが、目が完全にいっちゃってて、あれはまさにリアルな演出だったのだなあと思ったりした。
 
 
 
結局眠ったのは午前6時くらいだったかな。
 
ねみいぞちくしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
16歳の少女がノーベル賞候補 2013年10月07日19:28
 
事件が起きたときから、この少女が受賞するんじゃないかと思ってました。
 
いかにもキリスト教徒の選考者たちが喜びそうなネタだからです。
 
もちろん彼女の功績というか勇気はスバラシイし、評価されてしかるべきなんですが、その裏で、それを利用しようとするオトナ達のあざとさのようなものを感じてしまいます。
 
彼らは彼女に受賞させることで、イスラム教の後進性とひいては劣等性を強調したいのでしょう。
 
世界のメディアも、若干16歳の少女が受賞と言うことで、こぞって報道するでしょう。
 
こうしてイスラムは合法的に貶められるのだと思います。
 
もちろんタリバンのやり方は極端ですし、特に現代社会では許されることではないと思います。
 
しかしイスラム全体がそのような野蛮で後進的な宗教だと、ことさら内外に示されるのは、少なくともイスラムを長く旅した経験のある私としては納得できない気がします。
 
たとえばお隣のイランなどでは働く女性をたくさん見ましたし、トルコは女性の国会議員が世界で有数に多い国です。
 
 
しかし世の中では、そういう善意の報道は、あまりされません。
 
その一方で、こういう女性蔑視的な事件(たとえばサウジでレイプされた女性がむち打ちにされるとか)があると、やたら大きく取り上げられる傾向があります。
 
そこに何かしらの恣意が含まれているように、私なんかには思えてしまいます。
 
 
 
ちなみに、なぜレイプされた女性が逆に罰を受けるのかといえば、本来、女性は安全な自宅から出ないことが望ましく、出かけるときは必ず家族と一緒なのであって、犯罪に遭ったということは、すなわち「そういう場所に自らの意思で行った」という解釈が成立するわけです。
 
だから「女性の方が悪い」という論理なんですよね。
 
 
以上のようにイスラムにはイスラムの論理があって、それは私たちから見ると奇異に見えるかも知れませんが、それでも尊重はされるべきだと思うのです。
 
今回の少女が受賞することは別に反対はしませんが、そのような異文化を否定するような論調が、いささか差別的にまかり通ってしまうことは、ちょっと残念に思ってしまいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
棟上げしました 2013年09月09日19:42
 
先日来、奥多摩の家ですすめております離れの建築。
 
昨日無事に棟上げが終わりました。
 
建坪は3坪ほどの小屋で、ロフト付き。
 
書斎代わりにして、母屋の私物は全部こっちに持っていく予定。
 
こっそりテレビもつけます(笑)
 
今年中に引っ越しを目標に、工事を進めます。
 
お手すきの方、お手伝いよろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東京招致成功の理由について考えてみた 2013年09月09日12:51
 
オレは絶対イスタンブールだと思っていたんだがなあ。。。理由は意義が明確というそれだけなんだけど。
 
 
ところでなんで下馬評をひっくり返して東京が当選したのか考えてみた。
 
 
その際にもっとも説得力がある根拠と思われるのが、
 
 
 
IOCにとって利点があるかないか。
 
 
 
この1点である。
 
彼らにとっては、五輪を成功させて、五輪の威信をさらに高めることが、もっとも重要なテーマだろう。
 
 
つまり滞りなく安心して五輪を開催できる都市というのが最も重要だろう。
 
逆に言えば各都市の不安要素を挙げていけばいい。
 
 
そのような視点で、三都市を比較してみる。
 
 
 
マドリード……アテネみたいに工期が遅れそう。スペイン人いい加減。フーリガンが怖い。経済危機で資金が足りなくなるかも。
 
 
イスタンブール……トルコ人いい加減そう。シリアからミサイル飛んでくるかも。
はっきり言ってムスリムがあんまり好きじゃない。
 
 
東京……日本人つまんないけど勤勉だから万事怠りなく大会が進みそう。放射能が怖いから落としたと思われるのが嫌。震災に対する同情(ノブレスオブリージュってヤツ?)。
 
 
 
 
 
しかし。。。
 
おそらくこれが決定的だと思うんだが、
 
 
 
東京が、この三都市の中でもっともテロの危険性が少ない。
 
 
 
これがもっとも大きな理由ではないだろうか??
 
近年の開催地を見てみると、
 
 
2020 東京
 
2016 リオ
 
2012 ロンドン
 
2008 北京
 
2004 アテネ
 
2000 シドニー
 
 
2001年の911テロ以降の開催決定都市となると、北京以降だろうが、ロンドンはすでに既定路線で決まっていたとして(知らないけど(笑))、比較的テロの心配が少ない都市に決まってる傾向がある。
 
冬季でもそうだ。
 
 
2018 平昌
 
2014 ソチ
 
2010 バンクーバー
 
2006 トリノ
 
2002 ソルトレークシティ
 
 
 
2001年以降に決まった開催都市は、2010のバンクーバー以降だろうが、やはりテロの危険が少ない都市なのである。
 
 
ノンポリ中道の日本人の立ち位置が奏功したと言えなくもない気がするな。
 
 
 
 
それにしても落とされたイスタンブールが可哀想だな。
 
もしもシリアの内戦がなければ断然有利だったのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
青春残酷物語 2013年09月06日22:12
 
大島渚監督の出世作?。
 
1960年の映画で、いわゆるロスジェネ世代の奔放な若者の物語だが、今からみると「ああ、そうだね」で終わってしまう。
 
我々の母親あたりが衝撃的に見たんだろうなあ、と感慨深く見る。
 
 
 
この時代すげえな。
 
マッチョすぎて男でも引いてしまうよ。
 
なにかというとすぐビンタ。
 
しかも殴られた女もそれで当然。
 
現代ってホントに男女平等が進んだんだなあとまた感心。
 
 
 
 
住んでる家が今と全然違う。
 
下見板張りの外壁は、今なら消防法違反であるw。
 
 
 
 
喫煙率がハンパない。
 
おそらく学生運動で女性喫煙率が上がったのかな。
 
学生運動って男女平等に、地味にけっこう大きく寄与したのかもな、とも思った。
 
 
 
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